正式名称は「アルマン・ド・ブリニャック」ですが、「アルマンド」と略して呼ばれることが多いシャンパンです。 こちらのシャンパンを造っているのは、1763年に創業された250年以上の歴史があるキャティア家。フランスのシャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランスを拠点としています。 キャティア家は、全てのキュヴェ（圧搾して一番最初に出る果汁）をMV（マルチ・ヴィンテージ）で造るというこだわりがあります。 マルチ・ヴィンテージとは、様々な収穫年のブドウをブレンドした製法のワインのことです。 このこだわりの理由は「ブレンドすることによって個性が出る」という伝統を大切にしているためだと言われています。現にキャティア家ではヴィンテージシャンパーニュ（その年のブドウのみで造るワイン）を造っていません。 アルマンドの中でも特に有名なのが、2006年に初めてリリースされた、「アルマン・ド・ブリニャック ブリュット ゴールド」でしょう。 世界唯一のシャンパーニュ専門誌の「100 Best Champagne For 2010」にて、1000種類以上のシャンパーニュの中から世界1位を獲得し、それを機に世界的に名が知られるようになりました。 さらに、アメリカのラップ歌手「ジェイ・Z」がPVで使用したことも、有名度に拍車を掛けた一因です。ジェイ・Zの妻であるビヨンセも、積極的にPR活動を行っています。 その他にも数々の大物セレブたちが愛飲しているため、今では「セレブ御用達のシャンパーニュ」として知れ渡るようになったのです。 アルマン・ド・ブリニャックの特徴は、メタリックな外観のボトルです。 このボトルは、フランスのファッションブランドにインスピレーションを受けてデザインされました。そこに職人が手作りしたスペードがボトルにあしらわれています。 味だけでなく、細部のデザインにまでこだわった情熱が、アルマン・ド・ブリニャックの高級感を不動のものにしていると言えるでしょう。 アルマン・ド・ブリニャックは6種類あり、それぞれブドウのブレンドされる比率が変わることで、味わいや価格が異なります。

アルマン・ド・ブリニャックには、以下ののブドウ品種が使われています。 ・シャルドネ ・ピノ・ノワール ・ピノ・ムニエ それぞれ特徴に違いついて、詳しくご説明いたします。

シャルドネ

シャルドネは世界で最も有名な白ワイン用のブドウ品種です。 原産地はフランスのブルゴーニュ地方ですが、栽培しやすいことから世界中で育てられています。 比較的小さめな粒と、黄色や琥珀色の薄めの果皮が特徴です。そして、香りと味わいは土地の気候によって変化します。 冷涼な土地では、りんごやミントなどといったすっきりした香りで、しっかりめの酸味と果実味のある味わいに。 温暖な土地では、マンゴーやバナナなどのような甘めの果実の香りで、ほどよい酸味で柔らかな味わいになります。 個性が強いというわけではありませんが、各地の環境への適応力が高いのが魅力です。作り手の個性を出しやすい品種とも言えるでしょう。 アルマン・ド・ブリニャックで使われるシャルドネは、シャンパーニュに上質で若々しいアクセントと豊かなアロマをもたらします。

ピノ・ノワール

ピノ・ノワールは、フランスのブルゴーニュ州が原産のブドウ品種です。 「シュペート・ブルグンダー」「ピノ・ネロ」など、様々な呼び名があります。 冷涼な気候の方が育ちやすく、高温多湿のエリアでは栽培が難しい繊細なブドウ品種。 いちごやサクランボを連想させる甘い果実と、華やかな花の香りと、しっかりめの酸とほのかなタンニンのバランスが良く、繊細な味わいが特徴です。 粒はそれほど小さくなく、果皮は薄めで黒や紫がかった青色。軽口で飲みやすい味わいのため、ワインに親しみのない方でも挑戦しやすいワインに仕上がります。

ピノ・ムニエ

ピノ・ムニエは、主にフランスのシャンパーニュ地方で栽培されているブドウ品種です。 シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種類だけが、シャンパーニュを造るのに使用して良いとされています。ムニエとはフランス語で”粉屋”という意味で、葉の裏が白くなっていることが由来です。 先ほどご紹介したピノ・ノワールよりも明るく色味を持ち酸味も強くなります。 霜の被害にも耐えられる寒さに強く、栽培しやすいブドウ品種です。 いちごやサクランボなどの新鮮な赤い果実の香りがあり、やさしくてフルーティーな味わいに仕上がります。コクと柔らかさを感じられて長い余韻を楽しめるのが特徴です。

続いて、アルマン・ド・ブリニャックを通販で選ぶ際に参考になる情報を記載いたします。 楽しみ方についてもまとめましたので、併せてご覧くださいませ。

アルマン・ド・ブリニャックの選び方

上記でもお伝えした通り、アルマン・ド・ブリニャックは世界中のセレブを魅了しているシャンパーニュです。 ビヨンセ、リアーナなどの数多くの名立たるセレブが愛飲しており、品質の高さ、味わいの素晴らしさは一線を画した逸品である事は間違いないでしょう。 特にメゾンを代表する「アルマン・ド・ブリニャック・ブリュット・ゴールド」は、「100 Best Champagne For 2010」にて、ドンペリニヨンなどを差し置いて世界1位に選ばれた実績もあります。 最上級の畑で取れた厳選したシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエを同比率でブレンドする事で、上品な果実味と複雑な香りが絡み合う最高品質のフルボディシャンパンに仕上がっています。 グラスに注ぐと細やかなキメの泡立ちが見られ、甘味がありながら後味はフレッシュな余韻の味わいとなっており、非常に飲みやすいでしょう。 上記のブリュットゴールドが有名ですが、その他のラインナップとしてはピンク色のボトルをした「ロゼ」タイプや、シャルドネ100%の「ブラン・ド・ブラン」があります。 ちなみに緑のボトルは「マスターズゴルフトーナメント」の第75回大会を記念して限定生産されたものになり、生産数が少なく稀少です。 注意点として、アルマン・ド・ブリニャックは高級品という事もあり贋作（偽物）が多く出回っていますので、普通の通販サイトやネットオークションではなく、必ず当店のようなソムリエ在籍のワインショップから購入いただくのがおすすめです。 アルマン・ド・ブリニャックは世界的にも有名で高評価を受けたシャンパーニュですので、話題性も注目度も充分でしょう。 さらにはセレブだけでなく、NFLやNBA、オスカー賞の授賞式など、権威ある式典や祭典においても採用されています。 伝統と革新を融合した世界最高峰のシャンパーニュ、アルマン・ド・ブリニャック。 その価格に見合った素晴らしい香りと味わいに、きっとご満足いただけるはずです。

アルマン・ド・ブリニャックの楽しみ方

アルマン・ド・ブリニャックは軽やかな口当たりと、フルーティーな香りが特徴的です。 飲む際ですが、冷やしすぎてしまうとシャンパーニュそのものの味わいや風味が薄れてしまいますので、ご注意ください。 お料理と合わせる場合は、魚介系との相性が良いでしょう。 真鯛のカルパッチョ、鮭のムニエルなどのマリアージュは抜群です。 そのほかに、チーズや果物ともマッチします。 いずれにしても高級なシャンパーニュですので、良い素材を使った普段より豪華なお食事と合わせるのがおすすめです。 そして何といってもアルマン・ド・ブリニャックは「誕生日や記念日のプレゼント」や「豪華なイベントの持参品」として使用するのにうってつけのシャンパーニュです。 輝くボトルは特別な気分を演出できますし、置くだけでテーブルやお食事が一気に華やかになります。 味わい、品質、見た目と何を取っても最高級ですので、喜ばれること間違いありません。 特別な日を彩るには最適なワインだと言えるでしょう。 注意点として、アルマン・ド・ブリニャックを美味しく楽しむためには、適度な冷暗所で保存するようにしましょう。 シャンパーニュに賞味期限はありませんが、デリケートなお酒なため、保管に気をつかわないと劣化してしまう可能性があります。 冷蔵庫の温度は低すぎる上にコルクが乾燥して泡が抜けてしまうので、何日も入れっぱなしにしてしまうのはNGです。 飲む数日前までは常温の冷暗所で横に寝かせて保存して、冷やしても飲む直前は少し常温に晒して温度が上がるのを待ってからグラスに注ぐと、最適な温度でお楽しみいただけるでしょう。 「忘れられない記憶に残る思い出にしたい」「かけがえのない時間を過ごしたい」「大切な人生の節目」など、ここぞというときに大活躍！ セレブ御用達かつ世界最高峰のシャンパーニュであるアルマン・ド・ブリニャックを、ぜひこの機会にお試しされてみてはいかがでしょうか。