チーズの女王とも呼ばれるカマンベールチーズに合うワイン4選

チーズの女王とも呼ばれるカマンベールチーズに合うワイン4選
ワクワクが止まらない!GWを楽しみ尽くすワインが続々登場!

チーズの女王とも呼ばれるカマンベールチーズに合うワイン4選

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カマンベールチーズに合うワイン

昨日に引き続き、本日もワインのベストパートナーであるチーズについてお話します。
チーズの女王と呼ばれるカマンベールチーズ。
きっと好きな方も多いはず。
クセが少なくて、そのまま食べてもおいしいし、バゲットに乗せたり、りんごなどのフルーツとマリネしたり、生ハムで巻いたり、他の食材と合わせてアレンジしやすいので、ワインのおつまみにぴったりのチーズ。
そこで、本日はカマンベールチーズに合うワインをご紹介します。

カマンベールチーズの特徴

カマンベールチーズは、表面が白カビで覆われた軟質の小型のチーズで、内部はやわらかく、濃厚でクリーミーなやさしい味わいで、香りは控えめなのでとても食べやすく人気が高いチーズです。
フランス北西部のノルマンディ地方のカマンベール村で造られたことが名前の由来で、1791年頃農婦のマリー・アレルが最初のカマンベールチーズを造ったと言われています。
気品があふれる外見からチーズの女王と呼ばれています。

熟成度合によって合わせるワインを変えてみる

カマンベールチーズは熟成によってさらに中身がトロっとして、風味も強まります。
熟成は外皮から少しずつ中心に向かって進んでいき、中心に少し芯が残った2/3程度まで熟成が進んだ状態が食べごろとされていますが、さらに熟成を進めてトロトロになった状態もまた美味しいです。
熟成によって合わせるワインを変えると、よりおいしいペアリングが楽しめます。
若いタイプのカマンベールチーズは、フルーティーなソーヴィニヨンブランや、スパークリングワインを合わせると、チーズのクリーミーさとフレッシュさが際立ち、同時にワインの風味も引き立ててくれます。
熟成が進んだカマンベールチーズには、樽熟成したシャルドネや、穏やかな丸みのあるタンニンのメルロがおすすめです。
熟成によって風味が強まったカマンベールチーズのコクが、樽由来のバニラ、バター、ナッツの香りがする芳醇なシャルドネとよく合います。
赤ワインなら、渋みもタンニンも強すぎない、穏やかな丸みのあるメルロと合わせると、カマンベールチーズのコクとブルーベリーやスミレのフルーティーで深みのあるアロマが鼻に抜けて見事にマッチします。

カマンベールチーズに合わせるおすすめのワイン

若いカマンベールチーズに合うワイン

カサ・デル・セロ・レゼルヴァ・ソーヴィニョン・ブラン ヴィニャ・マーティ
五大シャトー「ムートン」、カリフォルニアの「オーパス・ワン」、チリを代表するプレミアムワインの「アルマヴィーヴァ」を手掛けた天才醸造家の造る最高のデイリー白ワイン!
カサ・デル・セロとは、直訳すると「山に佇む小屋」で、チリ最高峰のワインの一つ「クロ・デ・ファ」を生む畑が広がるコラソン・デル・インディオと呼ばれる大岩を抱いたアンデス山脈がそびえる名勝地にあるマーティ氏の自宅兼醸造所がラベルに描かれています。
ラベルに自身の自宅兼醸造所をあしらったのは、「多くの人に飲まれる最も低い価格のワインのクオリティこそが、ワイン造りで最も難しいが、最も大切である」という考えによるもの。
そのポリシー通り、デイリーワインながら世界最高峰のとしての技が惜しみなく込められています。
ボルドーやロワールのような、香り、甘味や酸味の調和がとれた食事に合わせやすいスタイルを目指して造られたソーヴィニヨン・ブランは、グレープフルーツやレモンなどの柑橘にハーブのアロマがあり、フレッシュな果実味にシャープな酸が感じられ、バランスのとれた味わいは、フランスの王道スタイルを思わせる1本です。

カサ・デル・セロ・レゼルヴァ・ソーヴィニョン・ブラン ヴィニャ・マーティ

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マスカヴィネ・ブラン・ド・ブラン
ドメーヌ・ピエール・シャヴァンは、南フランスで古くから栄えたワイン産地、ベジエという町の近郊にあり、若手醸造家として今フランスで注目を集めるファビアン・グロス氏が設立した新しいワイナリーです。
フランスでも最大手のワイン生産会社の一つ、「グラン・シェ」で醸造家として、若くして頭角を現したグロス氏は、ボルドーや南仏をはじめいくつかのブドウ畑を見て回り、このベジエ近郊のポテンシャルの高さに注目し、ワイナリーを設立しました。
ドメーヌ名の「ピエール」は、「石」を意味しており、ベジエのブドウ畑の特徴で、ごろごろと石が表面を覆っている、痩せた土地を表現しています。
畑の石は、昼間は太陽の光を照り返し、夜はブドウ畑の熱を保ち、ブドウの完熟を助けてくれます。
そんな、ドメーヌ・ピエールが手掛けるブラン・ド・ブランは、シャンパーニュ地方と同じシャルドネ100%で造るスパークリングワイン。
ライムや青リンゴ、青梅の実のような爽やかなアロマの辛口で、中性的な特徴を持つシャルドネ種で造られているので、癖がなく飲みやすくてさまざまな食事と合わせられるスパークリングワインです。

マスカヴィネ・ブラン・ド・ブラン ドメーヌ・ピエール・ショーヴァン

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熟成したカマンベールチーズに合うワイン

クロワッサン・シャルドネ ジャン・クロード・ボワセ
「フランス・ワイン業界のヌーヴェル・ヴァーグ(新たな波)」1961年にブルゴーニュに設立された、若い会社でありながら、急成長を遂げたボワセ・グループ。
環境問題を一番に意識したワイン造りの理念を持ち、所有するすべてのワイナリーがオーガニック栽培とビオディナミ栽培を実践。
ネイティブアメリカンに伝わる「大地は借り物である」という言葉に感銘を受け、サスティナブルなワイン造りをアメリカで実践したいと思い、フランス・ブルゴーニュの技術とカリフォルニアのテロワールが極上ワインを生み出しています。
クロワッサン・シャルドネのブドウは、カリフォルニア州内でも優れた品質を誇る複数のブドウ畑より収穫されたものを使い、ワインは瓶詰めされる前にシュール・リー(澱とともに静置する技法)の状態で熟成させ、味わいに複雑味を与えています。
柑橘類、レモン、白桃の魅力的なアロマに、ブリオッシュの香ばしい香りがバランス良くまとまっています。
ミネラル由来の滑らかな質感と完熟果実のボリューム感とクリーミーな質感で、バタースコッチを思わせるオーク樽のトースト香がクロワッサンを彷彿とさせるリッチな味わいのシャルドネです。

クロワッサン・シャルドネ ジャン・クロード・ボワセ

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メルロ セリエ・デ・シャルトリュ
プロヴァンスとラングドックの間、コート・デュ・ローヌの首都コート・ダヴィニョンにあるセリエ・デ・シャルトリュ。
石灰質の畑で生まれるワインは、ミネラル分豊富で舌触りが良く、香り高く仕上がります。
そんな土を守るためにも、農薬や化学肥料は基本的に使用せず、リュット・レゾネと呼ばれる農法で栽培しています。
もともとは自分たちのテロワールを表現するという思いでワイン造りをしていましたが、よりシンプルに、ワイン好きのため、素直に美味しいと思えるワインを造りたいという思いのもと再出発し、プロからワインを熱烈に愛するアマチュアまで、いろんなタイプの人々が情熱を持って運営しています。
セリエ・デ・シャルトリュが手掛けるメルロ100%のこのワインは、ブドウの特徴が感じられるソムリエ一押しのヴァラエタルシリーズで、シーンを選ばずどんなシチュエーションにも合わせやすい安くておいしいワインです。
メルロの特徴であるプラムやカシス、ブラックチェリーといった黒系果実ベリーのアロマに、スパイスの甘い香りが加わり、果実味がしっかりと感じられるタイプで、渋みがちょっと苦手…という方にもおすすめの1本です。

メルロ セリエ・デ・シャルトリュ

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