高コスパなブルゴーニュ白ワイン マコンのワインとは?おすすめ3選

高コスパなブルゴーニュ白ワイン マコンのワインとは?おすすめ3選
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高コスパなブルゴーニュ白ワイン マコンのワインとは?おすすめ3選

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マコンワインとは

ロマネ・コンティ、ジュヴレ・シャンベルタン、モンラッシェといった世界最高峰のワインを生み出すブルゴーニュ地方。
その品質の高さから「ワインの王」と呼ばれるブルゴーニュワインですが、そんなブルゴーニュには、まさに穴場とも言える今注目を集める高コスパなワインを生み出す産地があります。
それが、南部のマコネ地区です。
そこで、本日はマコンワインについてお話します。

マコンについて

マコンはフランス・ブルゴーニュ地方の南部に位置するマコネ地区にある産地です。
ブルゴーニュ地方というとジュヴレ・シャンベルタンや、ヴォーヌ・ロマネのあるコート・ド・ニュイや、モンラッシェ、ムルソーのコート・ド・ボーヌなど、どちらかというと北部の産地の方が有名ですが、その2つの産地を南下た、最も南部にあるマコネ地区では、シャルドネから高品質な白ワインが生産されており、マコネ地区の地区AOCは、1937年にAOC認定を受けました。
マコネ地区は、南北に約50Kmに広がる長方形の地域でマコンはその中心地として古くからワインの取引の場所として栄えてきました。
マコン市内にはブドウ畑はなく、マコネ地区の各村々で造られたワインが、マコンワインと名乗ることができます。
マコネ地区のブドウ畑の多くは渓谷の南向きの斜面、高度350m~400mに位置しており、AOCマコンにはグラン・クリュやプルミエ・クリュはなく、比較的カジュアルなワインが多く造られています。
マコネ地区の最も南部には、村名アペラシオンのプイィ・フュイッセ、プイィ・ロシェ、プイィ・ヴァンゼル、サン・ヴェランがあり、村名アペラシオンには、プルミエ・クリュも数多くあります。
中でも、プイィ・フュイッセでは高品質な辛口の白ワインが造られています。
また、この他に白ワインのみに認められたAOCマコン・ヴィラージュがあり、AOCマコン・ヴィラージュの生産量はマコン全体の約3分の2を占め、ブルゴーニュで生産される白ワイン全体の約4分の3を占める白ワインの一大産地です。

栽培されているブドウ品種とワインの特徴

マコネ地区は、シャルドネの生まれ故郷としても知られており、生産されるワインの実に70%以上がシャルドネから造られる白ワインで、その他の白ブドウ品種ではわずかにアリゴテも栽培されています。
残りの30%ほどは、ガメイとピノ・ノワールで造られる赤ワインとロゼで、赤ワインの多くはガメイから造られるボージョレータイプのものと、しっかりとしたタンニンとコクのあるタイプの赤ワインがあります。
シャルドネから造られる白ワインは、色調はややシルバーがかったゴールドで、グレープフルーツなどの柑橘のアロマに、シダやレモングラス、アカシア、ややアニスなどのニュアンスもあり、味は村によって多少異なりますが、全体的にフレッシュで凝縮感のあるフルーティーな辛口ワインになります。
また、熟成に必要な酸もしっかりとあり、早飲みタイプのものが多いですが、褐色の石灰岩やカルシウムが豊富な土壌で産出されるシャルドネからは、超熟タイプのものも造られており、熟成したものはよりまろやかで凝縮した味わいのものになります。
ガメイとピノ・ノワールで造られる赤ワインは、どちらも、イチゴやチェリーの赤系果実に、カシスやブルーベリーなどの黒系果実のアロマがベースとなり、森の葉やキノコ、ジビエのニュアンスが加わり、若いうちは少し硬さがありますが、熟成を経るごとに徐々にまろやかになり、口当たりもストラクチャーもしっかりとしたワインになります。
ロゼはベリーの果実味が豊かな早飲みタイプのフレッシュでフルーティーな味わいです。

おすすめのマコン、ブルゴーニュ南部のワイン

ブルゴーニュ・シャルドネ ヴィニュロン・デ・テル・スクレット
ブルゴーニュ南部、ソリュットレ、プイィ、ヴェルジッソンの栽培家たちが集まる、ヴィニュロン・デ・テル・スクレット(Vignerons des Terres Secretes)。
テル・スクレットは、秘密の土地、隠されていた土地、という意味があり、その名の通り、ブルゴーニュ地方でありながら、まだあまり知られていない宝物のようなこの地域をもっと発展させたいと願う、情熱溢れるブドウ栽培家たちが集まって生まれた協同組合です。
1928年に設立されたこの協同組合は、現在120家族が参加し、栽培面積は960ヘクタールに及び、そのうち60%がシャルドネです。
この地域のシンボルは、ソリュットレという、大きな石灰岩の山で、真っ白な石灰質土壌がベースの土地は、引き締まった酸や華やかなアロマをワインに与え、粘土が混じる粘土石灰質土壌からは、味に重みを与えます。
ヴィニュロン・デ・テル・スクレットが手掛けるシャルドネは、柑橘、リンゴ、スターフルーツや白桃を思わせる豊かな香りに、ほんのりハーブ、火打石の硝煙の香りがあり、口に含むと穏やかな酸味、果実の甘味がバランスよく、柔らかく広がります。
余韻にミネラルを感じる、爽やかな飲み口で飲み飽きません。
穏やかさの中に旨味があり、バランスの良い1本です。

ブルゴーニュ・シャルドネ ヴィニュロン・デ・テル・スクレット

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マコン・ヴェルゼ ヴィニュロン・デ・テル・スクレット
ブルゴーニュ南部、ソリュットレ、プイィ、ヴェルジッソンの栽培家たちが集まる、ヴィニュロン・デ・テル・スクレット(Vignerons des Terres Secretes)。
テル・スクレットは、「秘密の土地、隠されていた土地」という意味があり、その名の通り、ブルゴーニュ地方でありながら、まだあまり知られていない宝物のようなこの地域をもっと発展させたいと願う、情熱溢れるブドウ栽培家たちが集まって生まれた協同組合です。
現在120家族が参加し、栽培面積は960ヘクタールに及び、そのうち60%がシャルドネです。
AOCマコンの中でも、ヴェルゼの村にある優れた区画から収穫されたシャルドネを使っており、土壌は石灰質のライムストーンと粘土質が混じる土地で、シャープな酸とミネラルを持ち、ボリュームのあるワインに仕上がります。
白桃やリンゴを思わせる果実の香りに、ナッツを思わせる香ばしい香り。
口当たりが滑らかでボリュームがありますが、とてもエレガントな味わいで、ワンランク上のリッチなテイストを楽しめる1本です。

マコン・ヴェルゼ ヴィニュロン・デ・テル・スクレット

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ヴァン・デ・シャポニエール・ピノ・ノワール パケ・モンタニャック
ブルゴーニュ地方のマコン、ロワール地方、そしてラングドック地方のブドウを使って造られる「ヴァン・ド・フランス」は、それぞれの産地のブドウが生み出すワインの特徴を組み合わせることで、生粋のブルゴーニュの醸造家が納得できる品質のピノ・ノワールとシャルドネを造りだすことができました。
パケ・モンタニャックが手掛けるピノ・ノワールは、ラズベリー、クランベリー、ブルーベリーなど、数種のベリー類を思わせる華やかなアロマに続いて紅茶やシナモンのようなスパイス感もあり、やや軽めで爽やかな酸味と、サラサラとした滑らかなタンニンがスマートな印象のシンプルで、フレッシュ感を楽しめるワインです。

ヴァン・デ・シャポニエール・ピノ・ノワール パケ・モンタニャック

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