国産ワインは日本ワインでは無い!?それぞれの違いについて おすすめの日本ワイン8選

国産ワインは日本ワインでは無い!?それぞれの違いについて おすすめの日本ワイン8選
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国産ワインは日本ワインでは無い!?それぞれの違いについて おすすめの日本ワイン8選

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日本ワインと国産ワインの違い

5月19日に開催されたG7広島サミットの夕食会では、日本への理解をより深めてもらうことを意義の1つとして地元広島の旬の食材を中心に、全国各所のさまざまな食材を用いた多彩な和洋折衷の料理と、日本のお酒が振る舞われました。
そこで振舞われたワインは、日本を代表するワイナリーである中央葡萄酒の「グレイス甲州2021」や、登美の丘ワイナリーの「登美の丘2020」、そして2021年8月に広島県三次市で誕生した新生ワイナリーのヴィノーブルヴィンヤードの「セミヨン スパークリング2022」が提供されました。
世界的な日本食ブームも相まって、年々日本ワインに注目が集まっており需要も増加しています。
そこで、本日はそんな日本ワインについてお話します。

国産ワインと日本ワインの呼び方の違いとは

日本ワインと国産ワイン、この2つの呼び名の違いをご存知ですか?
日本ワインと名乗るには、国産ブドウを100%使用し国内製造することと定義されています。
そのため、海外から輸入したブドウや濃縮果汁を原料として使用し、国内で製造したワインは、日本ワインとは呼べず、国産ワインと呼んでいます。

日本ワインの表示ルールが出来たのは実は最近の出来事

実はこの表示のルールは、2015年10月に国税庁が策定したもので、ごくごく最近決まったルールなんです。
それまでは、日本ワインとして販売されているワインの中に、海外から輸入したブドウや濃縮果汁を原料として使用し、国内で製造したワインも含まれていたため、
どのワインが国産ブドウ100%で造られたワインかわからず、消費者からも分かりづらいと声が上がっていました。
そしてこの10年で品質が飛躍的に上がっている日本ワインを世界ブランドにしていく政府の方針もあり、国税庁が上記のようにルールを定めました。
また、日本ワインの定義と同時に、産地名、ブドウ品種、収穫年に関してもルールが設けられ、産地に関しては、特定の地域で育てたブドウを85%以上使用した場合は、「甲州」や「塩尻」といった産地名をラベルに記載できるようになりました。

日本が栽培している主なブドウ品種

日本では、北は北海道、南は九州までブドウ栽培とワイン造りが行われており、中でもおもな日本ワインの産地としては、北海道、山形、長野、山梨でさかんにワイン造りがおこなわれています。
北海道は、冷涼な気候を生かして、ドイツ系のブドウ品種であるケルナー、ツヴァイゲルト、ミュラー・トゥルガウなどが多く栽培されており、近年では赤ワイン用の高貴品種であるピノ・ノワールの栽培が増えてきています。
山形では、激しい寒暖差をいかした凝縮感のあるブドウが造られており、カルベネ・ソーヴィニヨンやメルローといった国際品種に、国内品種であるマスカット・ベーリー・Aが、県内のブドウ栽培の25%を占めています。
ワイン生産量は山梨に次いで国内2位で、ワイン用ブドウの生産量では日本一を誇る長野県は、ナイアガラ、コンコードをはじめとする昔ながらの日本ワインのブドウ品種の栽培が盛んですが、長野県は南北に長く、各地で温度差などが少しずつ異なるため、ボルドーやブルゴーニュなどの気候条件に似た塩尻市や、シャンパーニュなどの気候条件に似た東御市や高山村などでは、カルベネ・ソーヴィニヨンやメルロー、ピノ・ノワール、カベルネ・フラン、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランなどの国際品種の栽培にいち早く力を入れており、高品質なブドウが栽培されています。
日本最大のワイン生産地である山梨では、2010年OIV(国際ブドウ・ワイン機構)に白ワイン用のブドウ品種として認定された甲州を使ったワインに力を入れています。
世界90ヵ国以上で発行されるロンドン発のワイン情報誌『デカンター』が主催するイギリスの国際ワインコンテスト「デキャンタ・ワールド・ワイン・アワード」で、1万5000点以上のワインがエントリーする中、2014年、中央葡萄酒の甲州ワイン「キュヴェ三澤 明野甲州」が金賞を受賞したことで、甲州ワインが世界から注目されるワインとなりました。

おすすめの日本ワイン

ソーヴィニョン・ブラン 楠わいなりー
楠わいなりーのワインは、高品質なぶどう産地として知られる北信州須坂市を中心に広がる日滝原(ひたきはら)扇状地で栽培したブドウを使用し、醸造家でありブドウ栽培家である楠茂幸氏の情熱が詰まったワイン造りで、長野県原産地呼称認定委員会において、特に品質が優れていると認定され、審査員奨励賞を受賞するなどその高品質さに定評があります。
「飲み頃になったワインをリリースする」というポリシーの通り、リリース直後から最高のポテンシャルを発揮する楠わいなりーのワインは、2012年には長野ワイン振興プロジェクトのお披露目会にて、長野県を代表するワインとして採用され、また2016年にはG7交通大臣軽井沢会議の歓迎レセプションでも採用されています。
自社栽培のソーヴィニョンブランを収穫後数時間だけスキンコンタクトし、澱を除いたピュアな果汁をステンレスタンク発酵後ののち、約1年間瓶内で熟成させリリース。
例年より10日ほど梅雨が短く、お盆の豪雨を除いてほぼ安定した2021年の天候の影響からか、青さやトロピカルフルーツのニュアンスは控えめの香りで、やや感じるハーブ感や、穏やかな酸味と落着きのある味わいが時間と共に口の中に広がっていきます。

ソーヴィニョン・ブラン 楠わいなりー

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ピノ・ノワール 楠わいなりー
楠わいなりーのピノ・ノワール種のラインナップの中で、スタンダードレンジに位置する1本。
色、香り、味わい共にやや軽めのスタイルの中にも、スパイシーさや複雑さを感じられるワインです。
収穫直前に台風が直撃した難しいヴィンテージながら、ポテンシャルの高いブドウによる、じんわりと長く感じられる「うまみ」が、4年以上の瓶熟成を経てより際立っています。
スタンダードレンジとは思えない「ピノ好き」を唸らせる1本。
お出汁を効かせた和食にそっと寄り添うようなワインに仕上がっています。

ピノ・ノワール 楠わいなりー

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吉祥 シャルドネ スパークリング 楠わいなりー
楠わいなりーが手掛けるスパークリングワインは、ベースワインは全量自社栽培のシャルドネを使用し、複数ヴィンテージをブレンド。
瓶内二次発酵はデゴルジュマンまで、高級ミレジムシャンパーニュを凌ぐ驚異の60カ月以上熟成という、こだわりの造りで造られたこのスパークリングは、複雑さや熟成感も感じる出来となっています。
ワイナリー代表の楠茂幸氏をして「これイイね」と言わしめた、本格辛口スパークリングワインです。

吉祥 シャルドネ スパークリング 楠わいなりー

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シェンブルガー スズラン酒造
1905年創業の山梨の老舗ワイナリーであるスズラン酒造は、明治の中頃、日本酒造りの傍らワインを試しに造ったことがきっかけで、政府より送られてきたドイツ人技師によって、本格的にワイン造りが始まりました。
国内のワイナリーでは1~2件程しか栽培・醸造していない貴重なシェンブルガー種100%の白ワインです。
柑橘のフレッシュで豊かなアロマと果実味に、酸味が穏やかで白い花のアロマが華やかにグラスから溢れだすようで、一口含むとついついグラスが進んでしまいます。

シェンブルガー・辛口 スズラン酒造

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河口湖・ノアール スズラン酒造
スズラン酒造では、カベルネ、メルロ、プティヴェルド、シラー、ピノ・ノワールといった国際品種も広く栽培され、中でもボルドー品種には力を入れており、たっぷりとした果実味とまろやかさを持つ、余裕のある味わいのワインが造られています。
富士山が綺麗に見える冷涼な河口湖の北側の畑で造られたピノ・ノワールを使用。
豊かな果実味、滑らかなタンニン、複雑味のあるボディを存分に楽しめます。

河口湖・ノアール

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ロリアン・スパークリング・甲州
白百合醸造は、80年以上の伝統のなかで、ワインは「ローカル」であることの大切さをワインづくりの第一条件とし、気候、地質ともにブドウ栽培に適した山梨県勝沼町に自社畑を持ち、 常に一貫性のあるワインを追求しています。
ロリアン(L’ORIENT)は「東洋」を意味するフランス語で、 ヨーロッパに劣らぬ高水準のワインづくりを目指し名付けました。
甲州種を使用した、やや辛口のスパークリングワインです。
輝きのある淡いイエローは甲州の特徴で、爽やかな酸味とやさしい泡が和食によく合います。
食前酒からお食事中にも、これ1本で合わせることができる万能ワインです。

ロリアン・スパークリング・甲州

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ロリアン・マスカットベーリーA樽熟成
山梨県峡東地区の「マスカット・ベーリーA」を丁寧に醸造し、小樽にて6ヶ月熟成させました。
紫がかったルビー色、イチゴやスミレなどの甘い香りに、やさしい酸味ときめ細やかなタンニンが見事に調和したワインです。

ロリアン・マスカットベーリーA樽熟成

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ロリアン・甲州 白百合醸造 2022年
山梨県産・甲州100%を使用した新鮮な果実感が魅力の山梨ヌーヴォー。
甲州特有の爽やかな柑橘の香りにフレッシュな酸、新酒らしい果実味豊かでフルーティな風味とやわらかな口当たりが特徴の白ワイン。
10~12℃前後に冷やして和食の共に甲州をお楽しみ下さい。

ロリアン・甲州 白百合醸造 2022年

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