【2024年1月】スパークリングワインの選び方から飲み方までご紹介 ソムリエおすすめのスパークリングワイン7選

【2024年1月】スパークリングワインの選び方から飲み方までご紹介 ソムリエおすすめのスパークリングワイン7選

【2024年1月】スパークリングワインの選び方から飲み方までご紹介 ソムリエおすすめのスパークリングワイン7選

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スパークリングワインとは?おいしい飲み方&おすすめ5選

みなさんホームパーティーなどの乾杯の際にはどんなお酒を飲まれますか?
ワイン好きが集まるパーティーならやはりシャンパンをはじめとするスパークリングワインではないでしょうか。
誕生日や結婚式などのお祝い事に欠かせないシャンパン。
泡が絶えず、グラスの底から立ち昇り続ける様から、「絶えない幸せ(幸せが湧き続ける)」と表現され、また、泡のパチパチと弾ける音は、「天使の拍手」とも言われています。
そこで、本日は多くの人を幸せにする飲み物スパークリングワインについてお話します。

スパークリングワインとは

スパークリングワインとは発泡性ワインの総称のことを言い、世界のワイン生産量の約7%を占めていて、生産量と消費量は年々増え続けています。
スパークリングワインの起源は、17世紀末のフランス・シャンパーニュ地方で、当時はまだ温度管理が現在のようにうまくできておらず、冬は極寒の地となるシャンパーニュ地方では、醸造をおこなっても、冬になると気温の低下により酵母の発酵が途中で一時停止してしまい、春先になってようやく気温が上がって来ると、ワインの中の酵母がまた発酵をはじめ、密閉された瓶の中で発生した二酸化炭素がワインに溶けこみ、ワインがたびたび発泡してしまう現象がおこっていました。
こうした現象を逆手にとって、より発泡の強いワインを生み出したのが、現在シャンパンブランドで有名なドン・ペリニョン氏でした。
さまざまな改良を重ね、現在のシャンパンの礎を築いたのです。
スパークリングワインの価格は、1000円以下のリーズナブルなものから、数十万円する高級なものまでさまざまです。
また、味わいも長期熟成できるシャンパンから、デイリーとして楽しめるフレッシュさがうりの早飲みタイプまであり、使われるブドウ品種、製造方法によって味わいは異なります。

シャンパンとスパークリングワインの違い

そもそもスパークリングワインとは、英語での名称ですが、発泡性のワインは世界のさまざまな国と地域で造られており、日本では発泡性の果実酒、フランスではヴァン・ムスー、イタリアではスプマンテ、スペインではエスプモーソと言われ、造る地域や、造り方によって呼称が分かれていきます。
シャンパンは、フランスで最北のワインの産地であるシャンパーニュ地方で使用が認められているブドウ品種、製法で造られたスパークリングワインのみ「シャンパーニュ(=シャンパン)」を名乗れます。
フランスの他の地域で造られるスパークリングワインは、クレマンやヴァン・ムスーといい、製法や産地によって名称が異なります。

スパークリングワインのおもな種類・産地

それでは、ここからスパークリングワインのおもな種類と産地をご紹介します。
スパークリングワインの味わいは辛口から甘口まで7種類あり、それぞれ名称があります。
・Brut Nature(ブリュット・ナチュール)
・Extra Brut (エクストラ・ブリュット)
・Brut (ブリュット)
・Extra sec (エクストラ・セック)
・Sec (セック)
・Demi sec (ドゥミ・セック)
・Doux (ドゥ)
上に行くほど辛口、下が甘口になります。

フランス

世界の1/4にあたるスパークリングワインがフランスで造られており、中でも代表的なのが、シャンパーニュ地方で造られるシャンパンで、使用されるブドウの品種は、白ブドウはシャルドネ、黒ブドウはピノ・ノワール、ピノ・ムニエから造られます。
シャンパンの醸造法は途中まで白ワインと同じで、「瓶内二次発酵」という特殊な工程を加えることで泡を発生させます。
その後、瓶の中で「15か月以上」は熟成しなければいけないと法律で義務付けられており、ヴィンテージシャンパーニュと呼ばれるものになると、「36か月以上」熟成されてからでないと市場に出回りません。
また、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵方式で造られる発泡性ワイン(ガス圧3~3.5気圧程度のもの)をクレマンといい、クレマンよりもガス圧の高い発泡性ワイン(5~6気圧)をヴァン・ムスー
弱発泡(1~2.5気圧以下)のワインはヴァン・ペティヤン、微発泡性(0.5~1気圧)のワインをヴァン・ペルランといいます。

イタリア

フランスについで生産量が多いのがイタリアで、イタリアでは、微発泡性のワインのフリッツァンテから、北イタリアのロンバルディア州で造られる高級スプマンテのフランチャコルタまで、さまざまな発泡性ワインが造られています。
フランチャコルタは、フランスのシャンパンと同じく瓶内二次発酵方式で造られており、瓶内二次発酵方式のみで造られるイタリア・ワインとして、初めてDOCG認定を受けたワインです。
フランチャコルタの法定熟成期間(二次発酵後の瓶内熟成)は最低18ヶ月で、ロゼ、サテンは24ヶ月、収穫年入りのミッレジマートは30ヶ月、リゼルヴァになると60ヶ月とフランスのシャンパンを上回る厳しい規定が科せられており、イタリアの奇跡とよばれています。
その他、ヴェネト州で造られるプロセッコ(グレーラ)種を使用したプロセッコ。
エミリア・ロマーニャ州で造られるランブルスコ種を使用したランブルスコが有名です。

ドイツ

フランス、イタリアについで生産量が多いのがドイツで、ドイツ語でスパークリングワインのことをシャウムヴァインといい、10%のアルコール度数と3.5気圧の炭酸ガスが含有し、タンク内発酵で最低6ヶ月、瓶内発酵の場合には9ヶ月以上の熟成期間が規定されているのが、ゼクト(別名:クヴァリテーツシャウムヴァイン)です。
さらにドイチャー・ゼクトを名乗るためには、ドイツ産のブドウを使用し、ドイツ国内で製造されなくてはなりません。

スペイン

主にスペインのカタルーニャ州で、シャンパンと同じ製法で造られるスパークリングワインをカヴァといいます。
カヴァは白ブドウのチャレッロ、マカベオ、パレリャーダ、シャルドネ、スビラ・パレンの5品種と、黒ブドウのガルナッチャ、モナストレル、トレパ、ピノ・ノワールの4品種、全部で9つの品種がカヴァに使用することが認められています。
スペインで生産される95%はカタルーニャ州産で、リオハ、アラゴン、ナヴァーラ、ヴァレンシア、バスクなど、気候や風土の違う多様な地域で生産しています。
シャンパンと同じ製法にも関わらず、シャンパンに比べてリーズナブルな価格で、1000円台で購入できるカヴァも多く、そのためデイリーワインとしても楽しめます。
また、スペインではカヴァを含め、発泡性ワインを総称してエスプモーソと呼び、スペイン全域でさまざまなブドウ品種と製法で造られています。

スパークリングワインのおいしい飲み方

スパークリングワインの開け方

まずはスパークリングワインのスマートな開け方をご紹介しましょう。

Step1
スパークリングワインを開ける上で一番注意しなくてはならないのが、開ける前にボトルを大きく振らないこと。
買ってきたばかりで、袋を大きく振ってしまったという場合は、1時間ほど時間をおいてから開けるのが無難です。

Step2
栓を覆っているシールを手ではがします。

Step3
コルク栓の頭を親指でしっかりと押さえながら、もう片方の手でコルク栓についているミュズレと呼ばれる金属製の留め具のワイヤー(針金)を緩め外します。

Step4
片側の手でコルク栓をしっかり押さえながら反対側の手でボトルをゆっくり回します。
そうすることで、徐々にコルクが上がってきます。
無理やりコルクを引っ張らないようにしましょう。

Step5
最後にコルク栓を傾けるようにしてボトルとコルク栓の隙間から炭酸ガスをにがします。
十分に炭酸ガスが抜けたら静かにコルク栓を抜きます。

スパークリングワインの飲み頃温度

ワインによって適温というものがあり、スパークリングワインの適温は5~7℃と言われています。
白ワインは6~9℃、赤ワインの14℃と比べ、スパークリングワインの適温は低めです。
買ってきたばかりのスパークリングワインを5℃まで冷やす場合は、冷蔵庫に4~5時間入れて冷やしておくとちょうど良い温度になります。
急いで冷やしたい場合は、ワインのラベルが隠れるくらいまでワインクーラーに氷をいれ水を注ぎます。
氷水に漬け込むと、1分あたり1℃下がるというデータがあり、26℃の室温の部屋で5℃くらいまでワインを冷やしたければ、20分ちょっと氷水に入れて待てば適温になります。

ワインの温度

スパークリングワインの上質チェック

スパークリングワインの品質をチェックする上で1つの目安になるのが泡の大きさです。
グラスにスパークリングワインを注いだ時に、グラスの底から立ち上る泡が小さく、きめ細やかで、次々と泡が連なる形で長く立ち上るスパークリングワインは、じっくりと丁寧に造られた証拠で、上質なワインと言えます。
逆に、泡が大きく炭酸水のようにシュワーっと勢いがよくて、一瞬にして泡が消えていってしまうスパークリングワインは、後から炭酸を加えて造られる、比較的リーズナブルなスパークリングワインに多くみられます。

スパークリングワイン保存方法

スパークリングワインの場合、赤ワインや白ワインに比べて飲み残しを保管するというパターンは少ないと思いますが、どうしても当日中に飲み切れず残してしまうなんてこともありますよね。
スパークリングワインのコルクに関しては、ボトル内の圧があるため、白ワインや赤ワインのコルクとは異なり特殊な形状で一度開けてしまうと再利用はできません。
そこで、重宝するのがスパークリングワイン用のワインストッパーです。
ボトルの口にはめてレバーを下ろすだけで、しっかりと炭酸が抜けるのを防止してくれるストッパーで、シンプルなデザインが多く、リーズナブル価格のもの多いので、スパークリングワイン用のワインストッパーは1つあると便利です。
もし、家にスパークリングワイン用のワインストッパーがない場合は、キャップ代わりに適当な大きさにカットしたラップを2重くらいにしてボトルの口の部分に覆い、輪ゴムを2~3本まとめてぐるぐるとしっかり巻けば、コルクの代わりになります。
強い発泡のものなら多少は抜けてしまいますが、翌日まで泡が残ることが多いです。

スパークリングワインの醸造・製法5つ

トラディショナル方式

トラディショナル方式とは、シャンパーニュ方式、瓶内二次発酵とも呼ばれるもので、さきほど、スパークリングワインのおもな産地のフランスの箇所でもこのトラディショナル方式(シャンパーニュ方式)をお伝えしたので、ここでは簡単な説明になりますが、白ワインを造る工程と途中まで同じ方法でワインを醸造し瓶詰をした後に、糖分と酵母を加えることで、瓶内にアルコールと炭酸ガスが発生し、約2ヶ月間かけてゆっくりとワインを二次発酵させ、きめの細かい泡を造る製法です。
トラディショナル方式(シャンパーニュ方式)は、他の製法よりも時間と手間がかかることから、価格も高めになります。
この製法で造られる代表的なワインが、フランスのシャンパン、スペインのカヴァ、イタリアのフランチャコルタなどです。

シャルマ方式

シャルマ方式は、トラディショナル方式(シャンパーニュ方式)が瓶内で二次発酵させるのに対し、大きな密閉耐圧タンク内で一度に大量に二次発酵をさせる方式のため、生産量も多く、手間とコストを抑えることができます。
イタリアのヴェネト州で主につくられるスパークリングワインのプロセッコによく用いられます。

トランスファー方式

トランスファー方式は、いったん瓶内で二次発酵させたワインを、加圧したタンクに移して、冷却・濾過してから新しいボトルに詰め替えることで、トラディショナル方式で必要なルミアージュとデゴルジュマンの工程を省くことができ、コストを抑えることができる製法です。
ドイツのゼクトなどは一部でこの製法が使われています。

リュラル方式

リュラル方式は、メトード・アンセストラルや田舎方式とも呼ばれ、一次発酵の際に、アルコールの発酵途中で瓶に詰めて密閉し、瓶内で発酵の続きを行う製法です。
この製法で造られるスパークリングワインはとてもアロマが豊かで、フランスの南西地方のガイヤックやラングドック地方などで用いられています。

炭酸ガス注入方式

炭酸ガス注入方式は文字通り、スティルワインに二酸化炭素を加えるもので、比較的リーズナブルなスパークリングワインに用いられる製法です。
ただ、この製法で造られたスパークリングワインでも、もととなるワインの品質によってスパークリングワインに向いているものであれば、きめ細やかな泡になり、品質の良いスパークリングワインを造ることができます。
この製法は世界各国で用いられています。

スパークリングワインと相性のいい料理

スパークリングワインをよりおいしくしてくれる料理とのペアリングをスパークリングワイン別にいくつかご紹介しましょう。

おすすめのペアリング1

シャンパン×バターたっぷりのソースをかけた白身魚のムニエル

これぞスパークリングワインの代表と王道の料理のペアリング。
シャンパンは、最低でも瓶内で15か月以上熟成させ、ヴィンテージシャンパーニュと呼ばれるものになると、36か月以上熟成されてからでないと市場に出回りません。
それほど長く熟成したシャンパンは、クリーミーできめ細やかな泡立ちがあり、一口、口に含んだ瞬間に鼻孔に広がる華やかでエレガントな香りや、洋ナシや熟したピーチやアプリコット、リンゴ、白い花、バニラ・カラメル・はちみつといった濃厚な香りに例えられることが多く、爽やかでキレがありながらも複雑なアロマが絡み合う飲みごたえのシャンパンには、たっぷりのバターをつかったリッチな味わいのソースがかかった白身魚が非常に良く合います。

おすすめのペアリング2

プロセッコ×魚介のフリット

シャンパン、カヴァと並ぶ世界三大スパークリングワインの1つであるプロセッコは、ボトルの中で二次発酵をおこなわず、大きなタンクで短期間発酵させるため、ボトルの中でワインと酵母との接触がおさえられ、ワインにイースト由来のパンのような香りがつかず、ブドウの持ち味が活かされ、フルーティなアロマが特徴のスパークリングワインになります。
プロセッコに使われるグレーラ種は、リンゴやナシといった非常にフルーティでアロマティックなブドウ品種で、フレッシュ感のあるワインを生み出すため、油でからっと揚げたエビやイカなどの魚介のフリットによく合います。

おすすめのペアリング3

アスティ×甘いチーズケーキ

日本のマスカットと同じモスカートから造られるスプマンテで、モスカートはイタリアのほとんどの地域で栽培されていますが、ピエモンテ州のアスティ、アレッサンドリア、クーネオの3県でモスカート・ビアンコが広く栽培されています。
ここで造られる「アスティ」には、スパークリングワインのアスティ・スプマンテと、微発泡ワインのモスカート・ダスティがあり、
どちらもバラのような華やかで芳醇な香りのワインを生み出します。
香水のような芳醇な香りと口いっぱいに広がる奥深い甘味のあるアスティは、デザートと合わせるのがおすすめです。
中でも、甘いチーズケーキとの相性は抜群。
芳醇なマスカットのフルーティな味わいが濃厚なチーズケーキと非常にマッチします。

世界各国で造られるスパークリングワインは、1000円以内で購入できるリーズナブルなものから数十万円する高級ワインまでじつにさまざまですが、スパークリングワインの一番の魅力は、その美しいゴールドの色調と弾ける泡で、乾杯をする際に、これからの宴をウキウキと楽しいものにしてくれるそんな雰囲気があるように思います。
デイリーワインとしても、特別な記念日の乾杯のワインとしても、そしてお祝いのプレゼントとしても幅広く活躍してくれるのがスパークリングワインです。

スパークリングワイン

ワインショップソムリエ厳選スパークリングワイン

ギフトボックス付き マーレ・サント・ロゼ
スロベニアでは「海がすべての傷を癒す」と言われ、この地域ではワインを海や川に沈め保存するという風習がありました。
時々、ワインが水の中で保存されたまま忘れ去られ、次の季節まで底で残っていることがあり、その“忘れ去られたワイン”は不思議なことに水の中で熟成を続け、素晴らしい味へと変貌することがあったと言われています。
その“忘れ去られたワイン”の味を再現するために、アドリア海の海底で熟成を始めたのが、このマーレ・サント・プロジェクトの始まりです。
水深20mの海底で1年間の長期熟成をさせることで、この深さは海流が激しく年間を通じて海水温はほとんど変化しないうえ、海の絶え間ない動きにより、コンテナに入ったボトルが移動を繰り返し、スパークリングワインの酸の角が取れ、包み込む海水がコルクを通してスパークリングワインに独特の風味と円みを与えます。
また、海中で1年熟成させる間にボトルには貝や石灰藻が付着し、世界に1本だけの自然が造ったアートが生まれます。

マーレ・サント・ロゼ

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クレマン・ダルザス・ブリュット・ナチュール レオン・マンバック
レオン・マンバックは、アルザス中心地のストラスブールから南西約35kmほどにあるDambach-la-ville村に本拠を置き、グラン・クリュである「フランクシュタイン」も所持する自然派アルザスワイナリーです。
シャンパン製法で作られる上質なスパークリングワイン「クレマン」。
その中でも、シャンパーニュ地方の隣にあるアルザスのクレマンは、北の気候の恩恵を受けた、品質の高さで知られています。
レオン・マンバックのものは、年ごとの個性を尊重するミレジメタイプで、かつリキュール添加を行わないノン・ドゼタイプで、テロワールとその年の味わいを忠実に表現します。
瓶内二次発酵の後、澱とともに2年間瓶内熟成させ、ドサージュは行いません。
年の状態に合わせブドウ品種は変わることがあります。
繊細な細かい泡が立ちに、ライムやグレープフルーツを思わせるほろ苦い果実の香りがあり、非常にシャープな辛口で、泡の刺激に続いて酸味、苦み、次第にコクと共に奥深い甘みも感じます。
食前酒として楽しむのはもちろん、辛口でバランスのよい味わいは、前菜や魚介料理のメイン、鶏肉料理などと幅広く合わせることができます。

クレマン・ダルザス・ブリュット・ナチュール レオン・マンバック

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ラ・エスカパーダ ロング・ワインズ NV
スペインのカタルーニャ州バルセロナで造られるこのエスカパーダは、地中海性気候と250mの高い標高に、シャンパーニュ地方と同じ石灰質土壌という恵まれたテロワールを持つことから、フレッシュな果実味と酸味とミネラル分の強いブドウが育つため、シャープな切れ味と複雑性をもった格調高いワインが生まれます。
栽培醸造家であるダミア・ディアスの哲学は「この地の持つテロワールを反映したワインを造ること」。
15か月というシャンパーニュの規定にも劣らない熟成期間を経て生み出されるこのカヴァは、安定した細やかな勢いのある泡立ちに、ブリオッシュや蜂蜜の複雑な香りが、グラスから溢れ出し、きれいな酸味と果実味とのバランスが素晴らしい1本です。

ラ・エスカパーダ ロング・ワインズ

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ルイ・ル・グラン・ブラン・ド・ブラン
ドメーヌ・ピエール・シャヴァンは、南フランスで古くから栄えたワイン産地、ベジエという町の近郊にあり、若手醸造家として今フランスで注目を集めるファビアン・グロス氏が設立した新しいワイナリーです。
フランスでも最大手のワイン生産会社の一つ、「グラン・シェ」で醸造家として、若くして頭角を現したグロス氏は、ボルドーや南仏をはじめいくつかのブドウ畑を見て回り、このベジエ近郊のポテンシャルの高さに注目し、ワイナリーを設立しました。
ドメーヌ名の「ピエール」は、「石」を意味しており、ベジエのブドウ畑の特徴で、ごろごろと石が表面を覆っている、痩せた土地を表現しています。
畑の石は、昼間は太陽の光を照り返し、夜はブドウ畑の熱を保ち、ブドウの完熟を助けてくれます。
そんな、ドメーヌ・ピエールが手掛けるブラン・ド・ブランは、ライム、青リンゴ、ネクタリン、洋梨を思わせる香りが華やかに香ります。
さっぱりとしてクセがなく飲みやすいタイプなので、いろんな場面で重宝する1本です。

ルイ・ル・グラン・ブラン・ド・ブラン

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キュヴェ・ブリュット カーヴ・ド・モンルイ
ロバート・パーカー氏が「フランスの掘り出し物の花園」と呼ぶロワール地方のカーヴ・ド・モンルイが造る自然派スパークリングワイン。
通常、ロワール地方では、タンク内で大量のワインを一気に二次発酵させるシャルマ方式でスパークリングワインの造るのが主流ですが、このスパークリングワインは、シャンパンと同じ方式で造られるシャンパーニュ製法で造られ、石灰質の洞窟である天然の地下熟成庫でゆっくり熟成されるため、きめ細かでエレガントなスパークリングワインに仕上がっています。
活き活きとした酸味と、凝縮した蜂蜜の香りに果実味のコクと旨味が特徴のシュナンブランを100%使用しています。
洋ナシやお花、カリンや蜜のようなやや甘みを伴ったアロマがあり、しっかりとした酸の中がありながらも優しい味わいで、ほんのり甘みを感じる果実味と持続性のある気泡が口の中できれいに弾け、毎日飲んでも飲み飽きしないバランスの整ったスパークリングワインです。

キュヴェ・ブリュット カーヴ・ド・モンルイ

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フェッラーリ・ブリュット
イタリアの大統領官邸をはじめ、国外のイタリア大使館での公式晩餐会でも必ずサービスされるフェッラーリ・ブリュット。
政界のみならず、イタリアンモード界やスポーツ界においても、華やかな舞台や慶事の乾杯を演出する、まさにイタリアを代表する芸術作品です。
2015年、2017年、2019年の国際コンクールで、著名シャンパーニュを抑え最優秀賞“スパークリングワイン・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー”を受賞しました。
自社畑は全てオーガニックの認証を取得しており、イタリアで最初にメトド・クラッシコ製法に取り組んだパイオニア。
造られるワインは、熟れたリンゴや野の花の濃い香り、ほのかにイーストを感じさせるフレーバーがあり、フレッシュで軽く心地よい熟れた果実の余韻が長く続きます。

フェッラーリ・ブリュット

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全部フランス産 辛口スパークリングワイン5本セット
すべて信頼できる優良生産者が造る上質な味わい銘醸地フランス産の辛口スパークリングワイン5本セット!
1本目は、アルザス産ユニ・ブラン主体のスッキリとした辛口スパークリングワイン。
2本目は、細かい泡が練り込まれたクリーミーな飲み心地のシャンパン製法のブルゴーニュ産スパークリングワイン。
3本目は、開けた瞬間にアンズの香りがフワッと立ち上がり飲み口はやわらかくスイスイ飲めちゃう当店で5年以上売れ続けている一番人気のスパークリングワイン。
4本目は、普段のお食事はもちろん、ホームパーティなど、いろんな場面で重宝するシャルドネ100%使用のブラン・ド・ブラン!
5本目は、南仏の伝統的な品種、ユニ・ブランとコロンバールをブレンドした華やかなアロマとキリっとしたさわやかな飲み口のプロヴァンスのスパークリングワイン。
バリエーション豊かな辛口スパークリングを5本セットにして、単品合計価格10362円(税込)のところ、特別価格4500円(税抜)!
なんと1本あたり900円(税抜)という大特価!
フランスの泡好きにはたまらないセット内容です。

全部フランス産 辛口スパークリングワイン5本セット

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ドン・ペリニヨン
モエ・エ・シャンドン社のプレステージ・シャンパーニュであるドン・ペリニヨン。
ドン・ペリニヨンは、オーヴィレール修道院の修道士であるドン・ピエール・ペリニヨン氏の名前で、17世紀末のフランス・シャンパーニュ地方で、当時はまだ温度管理が現在のようにうまくできておらず、ワインがたびたび発泡してしまう現象がおこっていました。
こうした現象を逆手にとって、より発泡の強いワインを生み出したのが、現在シャンパーニュブランドで有名なドン・ピエール・ペリニヨン氏でした。
シャンパーニュ地方は北限の寒い地域で、収穫されるブドウが上手く熟さないことなどもあり、その年に収穫したブドウのみでは毎年安定した品質を保つことが困難なため、年度によって味わいに差が出ないよう、その年のブドウで造ったワインに、複数年のワインがブレンドされたリザーブワインをブレンドして、ノン・ヴィンテージとしてリリースするのが一般的ですが、ドン・ペリニヨンは、単一年に収穫された最高品質のブドウのみから造るという、ヴィンテージに対する強いこだわりを持っています。
そのためヴィンテージごとに個性があり、そのヴィンテージを表現した独自のスタイルがワインに表れています。
また、地下セラーでの熟成が最低でも8年という、規定を優に超える長期熟成を経てリリースされるため、比類ない芳醇さと複雑さを生み出すのです。

ドン・ペリニヨン

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カルト・ノワール ポール・ダンジャン・エ・フィス
ポール・ダンジャンは、ポル・ロジェ、マム、ローラン・ペリエと誰もが知る大手メゾンと並び、小規模生産者ながら英国王室御用達ワインとして高品質なワインを生み出すドメーヌで、アメリカエアラインをはじめ、イタリア、フランス、ドイツ、スペイン、フィンランド、日本などの各航空会社のファーストクラス、ビジネスクラスに採用されています。
ピノ・ノワール100%で造られるこのワインは、青リンゴ、アプリコット、ピーチなどのフルーツの香りがたっぷりと感じられ、最初はシャープな酸を感じますが、その奥にある果実味やかすかな苦み、旨みといった要素も感じられ、食事と合わせることで、ふくよかなコクと果実味がどんどん引き出され、このシャンパン本来の味わいが楽しめます。

カルト・ノワール ポール・ダンジャン・エ・フィス

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ルイ・ド・ペラン UG ボルドー
UGボルドーの畑は、ガロンヌ川の右岸の20のコミューンに広がっており、この地域は「アントル・ドゥー・メール(二つの海の狭間の土地)」と呼ばれ、1000年以上もブドウ栽培が続けられてきた、長い伝統のある産地です。
ボルドー地方と言えば赤ワインのイメージですが、スパークリングワインの歴史も古く、19世紀の終わりには上質な白ブドウや黒ブドウによるスパークリングの「ボルドー・ムスー」が生産されていました。
このボルドー・ムスーが1990年に呼称変更し「クレマン・ド・ボルドー」となりました。
セミヨン49%、メルロ45%、カベルネ・フラン6%で造られたこのクレマンは、品種ごとに一次発酵後を行い、アッサンブラージュし、その後、瓶内二次発酵し、最低12カ月間の瓶内熟成を行いリリースされます。
清楚な、白い花を思わせるエレガントな香りに、口当たりも滑らかで、アーモンドを思わせる風味が余韻に残ります。

クレマン・ド・ボルドー ルイ・ド・ペラン

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