ワインのおつまみに魚卵(数の子やたらこなど)はNG?合わない理由とは 魚卵とマッチするワインおすすめ3選

ワインのおつまみに魚卵(数の子やたらこなど)はNG?合わない理由とは 魚卵とマッチするワインおすすめ3選
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ワインのおつまみに魚卵(数の子やたらこなど)はNG?合わない理由とは 魚卵とマッチするワインおすすめ3選

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魚卵がワインに合わない理由

以前、このソムリエ手帳でもお話したことがありますが、ワインに合わせるのがNGな食材として有名なのが数の子やたらこといった魚卵。
ワイン好きの方なら、お正月に数の子とワインを合わせて、とても生臭く感じたなんて経験一度はやってしまったこともあるのではないでしょうか。
食べた人にしか分からない、とても残念なペアリングの魚卵とワイン。
でも、高級フレンチレストランではよくキャビアとシャンパンのペアリングをみかけますよね。
そこで本日は、なぜ魚卵がワインに合わないのかについてお話しするとともに、合わせるときの注意点と、魚卵とのペアリングにおすすめしたいワインを3つご紹介します。

ワインと魚卵の相性について

魚卵と一口にいっても、いくら、数の子、たらこ、すじこ、とびっこなど、さまざまな魚卵があり、映画などで目にする高級シャンパンのおともにキャビアなど、数の子などと同じ魚卵のキャビアは、最高級なワインのおつまみとして世界的にも有名ですよね。
なので、お正月のお節料理などお祝い事のお料理に入っている数の子も、ワインに合いそうなのに、なぜNG食材なのか。
じつは、そこには魚卵がもつ特有の成分がワインとの相性を悪くさせていたのです。
このことについては、のちほど詳しくご説明しますが、その前に、すべての魚卵がワインに合わないかというと、じつはそうではありません。
先ほども例として挙げたキャビアなど、シャンパンに合わせて食べられることの多い食材の1つ。
また、イタリアでよく食べられるカラスミのパスタ
カラスミは、塩漬けにしたボラ等の卵巣を乾燥させた高級珍味で、イタリアでは「ボッタルガ」と呼ばれ、サルデーニャ島の特産品でもあります。
そんなボッタルガはもちろん、イタリアワインとよく合わせて食べられています。
それでは、ワインに合う魚卵と合わない魚卵があるということか、と考えられると思いますが、どちらかと言えば合わせ方が重要になってくるんです。

魚卵の生臭さが引き立ってしまうメカニズム

そもそも、魚卵がワインに合わない理由は、魚卵にはDHA(ドコサヘキサエン酸)や、EPA(エイコサペンタエン酸)といった
脂肪酸が豊富に存在しています。
こうした脂肪酸は、酸化すると過酸化脂質へ変化してしまいます。
この過酸化脂質がワインに含まれる鉄イオンと合わさることにより、生臭さの成分である(E,Z)-2,4-ヘプタジエナールが発生し、グラスの中いっぱいに魚卵の生臭いにおいが充満してしまうというメカニズムなんです。
とくに魚卵の中でも数の子はこの生臭ささが強く、残念ながら、白ワイン、赤ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインのどれにも合わせるのが難しい食材です。

魚卵にワインを合わせるときは

それでは、魚卵にワインを合わせるのはあきらめた方がいいのか。
というと、食べ方と合わせるワインでこの生臭さを少し回避することができます。
まず、食べ方としてはチーズなどの乳製品を一緒に摂ることで、乳製品に含まれる油脂分が、鉄+脂質によって生み出された生臭みをカバーし、魚卵の生臭さを軽減してくれます。
さきほどの、キャビアとカラスミのパスタを例にとると、キャビアを食べる際に、よくブリニと呼ばれる小さなパンケーキのような
そば粉のクレープに乗せて食べると思います。
またブリニと一緒に添えられているのがサワークリーム。
じつは、このサワークリームがシャンパンとキャビアのつなぎ役として、キャビアの生臭さをカバーしてくれていたんです。
カラスミのパスタはたっぷりのオリーブオイルがその役割を果たしてくれています。
また、合わせるワインもフルーティーな白ワインは魚卵の生臭さを引き立ててしまいますので、合わせるならシャンパーニュ製法で造られたスパークリングワインや、シュール・リー製法で造られたミュスカデや甲州など、アミノ酸が豊富な辛口で厚みのある味わいのものを選ぶことで、魚卵の生臭ささを軽減し、卵の旨味を引き立ててくれます。

魚卵にワインをあわせるなら

魚卵とマッチするワインおすすめ3選

ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー
フランス・ロワール地方のドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエールが手掛けるシュール・リー製法で造られたミュスカデ。
このドメーヌの60haのブドウ畑は、海からの影響で豊富な日照量と穏やかな気温ながら、定期的な雨と強風がブドウの木を乾燥させることで、病害を発生しにくくしており、極力自然に近い農法である「リュット・レゾネ」を用いて栽培しています。
また、環境に配慮したブドウの栽培方法「テラ・ヴィティス」の認証を取得しており、ブドウ樹とテロワールを尊重したワイン造りが行われています。
ミュスカデ100%で造られるこのワインは、輝きのある淡いイエローから麦わらの色調で、レモンやシトラスなどの柑橘系に清涼感のあるハーブのアロマ。
一口含むと穏やかで心地よい酸味があり、いきいきとしたフレッシュな果実味に、ほんのり旨味が感じられます。
シーフード料理とのペアリングがおすすめの白ワイン。

ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー

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甲州 勝沼 スズラン酒造
1905年創業の山梨の老舗ワイナリーであるスズラン酒造は、明治の中頃、日本酒造りの傍らワインを試しに造ったことがきっかけで、政府より送られてきたドイツ人技師によって、本格的にワイン造りが始まりました。
スズラン酒造では、カベルネ、メルロ、プティヴェルド、シラー、ピノ・ノワールといった国際品種も広く栽培され、中でもボルドー品種には力を入れており、たっぷりとした果実味とまろやかさを持つ、余裕のある味わいのワインが造られています。
そんなスズラン酒造が造る甲州ワインは、柑橘の爽やかなアロマにフルーティーな果実味があり、まろやかなコクとふくよかな味わいで複雑味と深みのあるワインに仕上がっています。

甲州 勝沼 スズラン酒造

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キュヴェ・アンタレス・ブリュット
ドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエールが所有する60haのブドウ畑は、海からの影響で豊富な日照量と穏やかな気温ながら、定期的な雨と強風がブドウの木を乾燥させることで、病害を発生しにくくしており、極力自然に近い農法である「リュット・レゾネ」を用いて栽培しています。
また、環境に配慮したブドウの栽培方法「テラ・ヴィティス」の認証を取得しており、ブドウ樹とテロワールを尊重したワイン造りが行われています。
ドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエールが手掛けるスパークリングワインは、美しいゴールドの色調で、ワイルドストロベリーやラズベリーのような果実の香りに森のコケや、香木のような甘い香り、パン酵母のような熟成香を感じます。
口に含むと活き活きとした果実味とともにシャープな酸味と黒ブドウに由来するボリューム感があり、プラムやアプリコットのようなフルーツの瑞々しい味わいのあるワインです。

キュヴェ・アンタレス・ブリュット

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