寒い冬に体温まるおでんとワインのペアリング

寒い冬に体温まるおでんとワインのペアリング
14周年記念限定のお得なセールワインが盛りだくさん

寒い冬に体温まるおでんとワインのペアリング

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

おでんとワインのペアリング

寒い冬に欠かせない食べ物と言ったら、やはりおでんではないでしょうか。
仕事帰りにコンビニに立ち寄ってアツアツのおでんとワインを買っておうちで晩酌なんて、楽しむワインラバーも少なくないはず。
そこで、本日はおでんとワインのペアリングについてお話します。

おでんとワインの意外な相性

最近、おでんにワインを合わせるようになったという人も増えてきましたが、まだまだ、おでんにワインという組み合わせに抵抗を感じる人も多いかもしれませんね。
おでんの歴史は古く、もともとは豆腐料理の「田楽」がはじまりで、江戸時代には豆腐を串に刺して焼き味噌を付けて食べる味噌田楽が江戸名物となりました。
その後、こんにゃくの田楽が登場し、こんにゃくの田楽をおでんというようになり、煮込んだこんにゃくに、野菜やはんぺんなどを加えたものが現れ、今のおでんのような形になりました。
おでんは、地域性のとても高い料理で、地域により入れる具材に特徴がありますが、ほぼ全国で共通している食材もあり、代表的なものが大根、ゆで卵、昆布、こんにゃく、しらたき、ちくわ、厚揚げ、がんもどき、きんちゃくなどです。
最近ではご当地もののおでんも流行り、コンビニのおでんの具材もとても充実してきました。
さて、ここからが本題ですが、おでんのなにがワインと合うのか。
1つには、おでんの魚介からとる出し汁に旨みが凝縮されており、その旨み成分がワインの持つ有機酸や複雑味と調和し、相乗効果をもたらします。
また、おでんの具材は、野菜から魚介、肉にいたるまでとても豊富で、はんぺんやちくわなどの魚介の加工品や、豆腐、厚揚げなどの大豆の加工品、ソーセージなどの肉の加工品と、素材にひと手間加えた加工食品が多く入っているので、素材そのものよりもワインの味を邪魔しにくいのも一つです。

ワインにピッタリなおでんの具

さて、それではここから具体的におでんの具と合わせるワインについてお話していきましょう。

赤ワインに合わせる

出し汁で食べるおでんは、それほど味付けが濃くないので、赤ワインに合うか気になる方も多いと思いますが、フランスのボジョレー地方で造られるボジョレーヌーボーなどは、爽やかな飲み心地でタンニンが少なく、フルーティなので、さっぱりとした味わいのおでんにもぴったりです。
また、日本のマスカット・ベーリーAで造られる赤ワインも、タンニン量が少なく、軽やかな味わいのため、繊細な味付けのおでんと合います。
ウインナーや牛筋、手羽元、ロールキャベツなどの肉類の具材と合わせるのがおすすめです。

おすすめのワイン

ロリアン・マスカットベーリーA
白百合醸造は、80年以上の伝統のなかで、ワインは「ローカル」であることの大切さをワインづくりの第一条件とし、気候、地質ともにブドウ栽培に適した山梨県勝沼町に自社畑を持ち、 常に一貫性のあるワインを追求しています。
ロリアン(L’ORIENT)は「東洋」を意味するフランス語で、 ヨーロッパに劣らぬ高水準のワインづくりを目指し名付けました。
山梨県内で収穫したマスカットベーリーA種のワインはその特徴とされるチャーミングで華やかな香りとブドウ本来の味わいを楽しめます。
イチゴのような甘く華やかな香りが特徴で、色調は鮮やかなルビー色、果実味豊かで軽快な飲み口の赤ワインです。
フレッシュで豊かな果実味が特徴なので飲み頃の温度13~16℃くらいで、肉料理と合わせると非常にマッチします。

ロリアン・マスカットベーリーA

ロリアン・マスカットベーリーAのご注文はこちら

白ワインに合わせる

白ワインは比較的どんなタイプでも合わせやすいですが、おでんにより合う白ワインは、キリっとしたさわやかな酸に、ミネラルが豊富な辛口タイプを選ぶと、おでんのだし汁と具材にぴったり合います。
とくにイタリア・ピエモンテのアレッサンドリア県原産の白ブドウ品種コルテーゼで造られるガヴィや、イタリア・サルデーニャ島のオルビア・テンピオ県で生産されているDOCG ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラや、フランス・ブルゴーニュの中でももっとも北に位置するシャブリ地区で造られるシャブリワインなどは、石灰質土壌のミネラル豊富な土壌で育つブドウで造られているので、肉厚なミネラル感があり、どの具材とも相性がいいですが、とくにだし汁が染みた大根とよく合います。

おすすめのワイン

シャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ ドメーヌ・ジョルジュ
シャブリの中でも南寄りのクルジ村で、元々協同組合にブドウを販売してたブドウ栽培農家でしたが、2004年より、自家元詰めを本格的に開始したドメーヌ。
ドメーヌとしての歴史は浅いですが、ブドウ栽培農家としての長い経験から、化学肥料の廃止、除草剤を止め、極力畑仕事に従事するリュット・レゾネを行い、樹齢35年~60年のブドウ樹から、ブドウ本来が持つ繊細さ、複雑さ、そしてピュアな風味やアロマを残すため、 全てステンレスタンクで醸造しています。
そのため、青りんごやレモンといった柑橘のフレッシュな果実味に、豊富なミネラル感がしっかりと感じられるシャブリ本来の個性が際立った1本に仕上がっています。

プティ・シャブリ ドメーヌ・ジョルジュ

シャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ ドメーヌ・ジョルジュのご注文はこちら

ロゼワインに合わせる

ロゼワインは、赤ワインと白ワインのちょうど中間的な味わいを持っており、赤ワイン白ワインのどちらの要素もあるため、さっぱりとした味わいながらも複雑味も味わえるので、おでんに辛子や柚子胡椒などのピリッとしたスパイスをつける時などは、ロゼワインと合わせると、スパイスに負けることなくワインの風味も引き立ちます。

おすすめのワイン

ピノ・ノワール・ロゼ ドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエール
フランス・ロワール地方にあるドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエールの60haのブドウ畑は、海からの影響で豊富な日照量と穏やかな気温ながら、定期的な雨と強風がブドウの木を乾燥させることで、病害を発生しにくくしており、極力自然に近い農法である「リュット・レゾネ」を用いて栽培しています。
また、味に妥協を許さない造り手として知られるドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエールは、環境に配慮したブドウの栽培方法を保障する「テラ・ヴィティス」の認証をうけており、テロワールを尊重したワイン造りで数々の金メダルを受賞しています。
ピノ・ノワール100%で造られるこのロゼワインは、サーモンピンクの色調で、イチゴやサクランボなどの赤系果実のニュアンスに、穏やかな酸味と爽やかでスッキリとしたクリーンな果実味があり、ほのかな心地よい渋みの余韻の辛口ロゼワイン。

ピノ・ノワール・ロゼ ドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエール

ピノ・ノワール・ロゼ ドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエールのご注文はこちら

スパークリングワインに合わせる

おでんにビールを合わせている方なら、一番抵抗なく受け入れられるのがスパークリングワインではないでしょうか。
シュワっとした爽快な泡の飲みごたえがあり、ブリュット以上の辛口なら、ワインのコクも味わえておでんとの相性もより良いです。
とくに、ビールでもすっきりとした辛口好みの方なら、残糖度がもっとも低いブリュット・ナチュール(超辛口)がおすすめです。
キレのある味わいで、すっきりとした酸もあり、のど越しがとても爽快に感じられます。
私がとくにおすすめしたいペアリングは、やはりシャンパンとおでんの昆布です。
「瓶内二次発酵」という特殊な工程を加えて泡を発生させ、瓶の中で15か月上熟成させるシャンパンは、旨味成分であるアミノ酸が多く含まれているため、昆布の旨味成分であるグルタミン酸とよく合います。

おすすめのワイン

ポルヴェール・ジャック シャンパーニュ・ブリュット
ドメーヌ・ポルヴェールはコート・デ・ブラン地区の南に位置する人口わずか100人足らずのタリュ・サンプリ村にて1663年より続く350年の歴史を持つ家族経営のワイナリーです。
現在、ジャン・ポルヴェールとその父、ジャック・ポルヴェールにより日々、シャンパンの製造が行われています。
ポルヴェール・ジャックのスパークリングワインは、華やかな梨や白い花の香りが感じられる深みのあるアロマが広がり、細やかな泡の爽やかさと、しっとりとしたボディに果実味と新鮮さのバランスが素晴らしい味わいです。
長い余韻の後味も特徴的です。アペリティフとしてはもちろん、様々な料理と良く合います。

ポルヴェール・ジャック シャンパーニュ・ブリュット

ポルヴェール・ジャック シャンパーニュ・ブリュットのご注文はこちら

おでんにあうワイン

ワインに合うレシピとおつまみカテゴリの最新記事

特集一覧