日本でも栽培されているアルバリーニョから造られるワインの特徴とは

日本でも栽培されているアルバリーニョから造られるワインの特徴とは
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日本でも栽培されているアルバリーニョから造られるワインの特徴とは

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アルバリーニョ

スペインのガリシア州の固有品種であるアルバリーニョ。
2005年からは日本の新潟のワイナリーでも栽培が始まり、高温多湿に強いアルバリーニョは、日本の風土気候にもあっており、ミネラル豊富で繊細かつエレガントな味わいのワインを生み出しています。
本日は、日本でも栽培されているアルバリーニョについてお話します。

アルバリーニョの特徴と造られるワインの特徴

スペインのガリシア州の固有品種であるアルバリーニョ。
ポルトガルのミーニョ地方でも多く栽培されていますが、特に有名な産地がスペインのガリシア州のリアス・バイシャスです。
この地域で栽培されるブドウの約90%がアルバリーニョで、スペイン原産地呼称法の原産地呼称ワインに認定されており、厳しい基準に合格したワインのみがリアス・バイシャスを名乗ることができます。
もともとはブレンド用として使用されることが一般的でしたが、原産地呼称ワインに認定されてからは、アルバリーニョを100%使用して造られるワインが多くなりました。
リアス・バイシャスは夏は涼しく冬でも氷点下にならない一年を通して穏やかな気候で、険しい渓谷にブドウ畑が点在し、花崗岩土壌で水はけが良く良質なアルバリーニョが栽培されています。
また、リアス式海岸沿岸部や谷で主に栽培されており、雨量も少なくない地域ですが、アルバリーニョ自体が高温多湿にも強い品種のためブドウ特有の病害などにかかりにくく、安定した収穫ができます。

アルバリーニョから造られるワインは、桃や青りんご、白い花などの華やかな香りと豊かな果実味が魅力で、「海のワイン」と称されるように、豊かなミネラルと酸、海藻や磯を思わせるヨード香が感じられ、タコや海老や魚などのシーフードと非常に相性が良いです。
また、果皮が厚いため高アルコールで、豊かな酸と香りをもっています。

おもな産地と特徴

■スペイン
スペイン・ガリシア地方で育まれるアルバリーニョは、スペインを代表する最高級白ワインです。
リアス・バイシャスにはバル・ド・サルネス、コンダード・ド・テア、ソトマヨール、リベイラ・ド・ウリャ、オ・ロサルの5つの地区があり、特にバル・ド・サルネスはアルバリーニョ発祥の地と言われ、バル・ド・サルネスで造られたワインは、キリっとした辛口で海を感じさせるミネラル感と塩味が特徴です。
その一方、内陸部のコンダード・ド・テアで造られたものは、穏やかな酸味でコクのあるリッチな味わいが特徴です。

■ポルトガル
スペインとの国境に位置するミーニョ地方では、緑のワインと呼ばれるヴィーニョ・ヴェルデに使用される品種として広く栽培されています。
ヴィーニョ・ヴェルデは通常のものよりも1カ月から2カ月ほど早く収穫されるため、淡い緑がかった黄色が特徴で、発酵途中で発生する気泡がワインに残りやすく、微発泡ワインよりもさらに弱い泡を感じることができ、ブドウのみずみずしいフレッシュな果実味が味わいが口に広がります。
アルコール度数低いため、とても飲みやすいワインです。

■日本
リアス・バイシャス同様に海の影響を受ける新潟県の越前浜や、激しい温度差のある大分県の安心院などで栽培されています。
高温多湿に強いアルバリーニョは、日本の風土気候にもあっており、ミネラル豊富で繊細かつエレガントな味わいのワインを生み出しています。
日本で造られるアルバリーニョは、白桃やアプリコットのなどのエレガントで甘酸っぱさのある香りが特徴で、フレッシュな酸もあり、魚介を中心とした和食との相性がとても良いです。

アルバリーニョから造られるおすすめワイン

マリア・ド・カサル・アルバリーニョ
マニュエル・コスタ・エ・フィリョスは、ポルトガルのミーニョ地方にある家族経営のワイナリーです。
初代マニュエル・コスタがワインへの情熱を持って1989年に設立し、現在は初代の孫にあたる三代目の当主がきりもりしています。
ポルトガル国内で生活に根差した高品質なワインを造ったところ、それが非常に人気を博し、20年近くポルトガルの人々の為のワインを造ってきました。
マニュエル・コスタ・エ・フィリョスが手掛けるヴィーニョヴェルデは、新鮮でフルーティーな特徴を持ち、酸味がしっかりとした味わいが魅力のワイン。
トロピカルフルーツや柑橘系の香りが豊かで、特にパッションフルーツ、パイナップル、レモン、ライムなどのフルーティーなノートが感じられ、口に含んだ瞬間からフレッシュな果実感が広がり、軽やかな口当たりが飲み心地抜群ワインです。
魚介類や地中海料理とのペアリングがおすすめ。
脂ののった魚や貝類、サラダなど、軽い料理とも非常に相性が良く、食事と一緒に楽しむのに最適です。

マリア・ド・カサル・アルバリーニョ

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ルータ49
ヴィニャ・カルティンは1997年に設立されましたが、そのルーツは1980年に遡り、当初自家消費用にワインを作り、ブドウを販売していました。
ワイナリーは、ガリシア州リアス・バイシャスの最古のサブリージョンの一つであるサルネス渓谷に位置し、ワイナリーはアロウサ島、メイス、ポルタスなどの地域にも拡大してきました。
伝統と現代性のバランスを取りながら、歴史と革新を反映したワインを生み出しています。
「Ruta 49」というワイン名は、巡礼の旅路にインスピレーションを得たものであり、巡礼の旅を祝う象徴の一杯として、巡礼者やこの地域に関連する物語をこのワインに反映しています。
フレッシュな柑橘系の香り(レモン、ライム)、リンゴや洋梨の香りが広がり、トロピカルフルーツやフローラルなニュアンスも感じられます。
爽やかな酸味とミネラル感が際立ち、バランスが良く、口当たりは滑らかです。
特に、海からの影響を受けたミネラル感がワインに複雑さを加えており、シーフードや魚料理、軽いパスタ料理、サラダ、フレッシュチーズなどと特に相性が良く、アルバリーニョの爽やかな酸味とミネラル感は、料理とよく調和します。

ルータ49

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おすすめワインに合う料理

豊かなミネラルと酸、海藻や磯を思わせるヨード香が感じられるアルバリーニョには、ほたてやタコなどのカルパッチョをはじめ、海老や魚のグリル、ムール貝やフリットなど魚介料理との相性が非常に良いです。
また、さっぱりとした味付けの和食とも合うため、お寿司とのマリアージュを愉しむことができます。

シーフードに合うアルバリーニョ

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