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商品レビュー

1 ~ 3 件目を表示しています。(全3件)

5点

やさいのあるせいかつ

■鴨のコンフィ⇒
「鴨ってこんなに癖がないものなのか」
と、正直とてもびっくりした。今まで食べてきた鴨が安い蕎麦屋とかで食べるような鴨南蛮の上に乗っているような感じの赤味を感じるスライスだったが、そういうイメージが崩れ去った。
コンフィという調理法も手伝ってか、とても柔らかくジューシー。一緒に付いてくるスパイスは、ちょっとカレーのような親しみやすい香りだけれど、コンフィに合わせて食べるとカレーっぽさがなくなる。お肉を引き立てるいい香り。辛くないから万人向け。
少し冷めたって美味しいから、「こんなの2人で食べきれない」という人はホームパーティーでも使えると思う。
付け合わせのパンは、これと食べるのであれば軽くトーストしておきたい気がする。というか、チーズシューの方が一緒に合わせて好みだったかも。

■スープ⇒
一口食べたらほっこりできる。フランスのおふくろの味、というイメージ(食べたことはないのであくまでもイメージ…)
とても自然体な野菜の甘味や旨味が、ベーコンの燻製の香りをまとって、いくらでも食べられる。
脂っぽいスープではないため、冷たいままでも美味しい。
独り暮らしで良かった、野菜好きなので一人で全部イケてしまう…
個人的には、付け合わせのパンは、これと食べるのであれば敢えてトーストしないでスープをしみっしみに染みさせて食べたかった(もう二つとも焼いてしまっていた…orz)

■グラタン⇒
あっさりとして、野菜の味わい優位のグラタン。よくある小麦粉たっぷりのクリーミーなとろみがあるわけでもなく、そのために素材の味を楽しむ大人のグラタンといった雰囲気。
これも、冷めてももたっ…としないので、食べやすい。猫舌の味方(笑)
じゃがいもの食感が好きだった。ほくほくというより、ほくっとシャキッの間のような。

■全体的に⇒
優しい味わい。こんな料理を「手作りだよ」と言われて出されたら、あっさり胃袋掴まれそう(笑)
自分がこれとワインを合わせるのなら、樽の効きすぎていないシャルドネとかかなぁ…
とにかく、穏やかでコクのある飲み口の白ワインと合わせたい。
ちょっと甘味のある泡なんかもいいかも知れない。
豚肉料理メインのセットも試したけれど、あちらよりもこちらのセットの方が全体に柔らかくて優しい野菜の味が表に立っているかも。

5点

食いしん坊万歳!(笑)

■豚のシェリーヴィネガー煮⇒
ひと欠片口に放り込んで、「うまっ」(笑)
きっとシェリーヴィネガーがいい感じに肉をほぐしてくれたんだろうことがわかる食感。
シェリーの香り?豚肉の香りの奥に、甘くてほろ苦い香りがある。
温かいときに食べれば柔らかさ際立付けれど、肉の食感をもっと強くしたいのであれば敢えて少し冷めた状態で頬張るのがおすすめ。
これは、白でもイケそうだけれど、軽めの赤もいい気がする。渋味がきちんとあるのがいいな。

■野菜と魚介のカクテル⇒
初めに見たときには魚介が生っぽく見えたが、少し火が通してあって、その分食感がしっかり目。
野菜の食感がしゃきっとしているので、このくらいの方がバランスが取れるのかも知れない。
これは、サーモンの香りが爽やかで美味しい。酸味とよくなじんでいる。ロゼがいいかな、泡があるときっと合う。

■ブイヤベース⇒
こ れ は 美 味 い 。
優しい味わいなのはそうだけれど、魚の皮を焦がしているのがいいアクセントになっている。野菜の味わいも甘くて旨味がよく出ているけれど、この焦がしのお陰で魚がしっかり主役に躍り出ている。
でも、野菜も決して負けていない。大きめゴロゴロというだけでもう野菜好きにはポイント高い。スープの味が染みているし、煮えているのに煮崩れていない野菜の食感が美味しい。
ニンジンがよく活きてるんだろうな。けれど、甘ったるくない。
これは、樽が効いたシャルドネが合わせてみたい。きっと、焦がしの香りとよく合う。

■全体的に⇒
鴨のコンフィのセットと比べて、全体的にがっつりとした味わい。個人的にはこちらの方が好みだった。
全部に合わせるワインを1本だけ選べと言われたら、個人的にはロゼかな。辛口のロゼ。
でも、ワインをいくつか用意して「これとはこんな感じか」「あのワインと合わせると表情が変わるな」と色々に試してみたくなる味かも。
自分があまり酒に強くないのが悔やまれる(苦笑)

5点

いい意味で印象に残らないワイン

ワインを食事と合わせようと思うと、ワインの味わいや癖に合わせてああしようこうしようと悩むことが多いと思う。
しかし、このワインにはそれがない。なんなら赤のくせに生魚もそこまでおかしくならない。鰹のたたきくらいだったら誰もが一度くらいは合わせてみてもいいと思う。個人的にはにんにくスライスが乗ったヤツが合うと思う。
基本どんな食事と合わせても飲みやすい。スイスイとイケる。デイリーワインとして飲むのに一番求められる特徴が、このワインの特徴という感じ。
もちろん美味しいのだけれど、
「美味しかったなぁ」
という記憶だけ残して、ワインそのものではなくてワインを飲んでいた食事の時間を包括して
「いい時間だったなぁ」
と振り返れるような。そういう、さりげないワインだと思う。
ワインそのものと向き合ってじっくり味わいたい人には向かないけれど、なにと合わせるとかの意識もせずに食事と一緒に気軽に飲む、という、これもワインとしてのひとつの究極の完成形だと思う。
チリワインらしいフルーティーさはあるが、それもあまり甘ったるく後残りするような感じがない。チリのワインの良さを持ちながらも、フランスのワインの良さを持ち込んだような感じ。