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バーベキューやキャンプなど外で飲むことが多いこの季節、
そこでよくあるのが、
「前に美味しいと思ってたワイン、こんな味だったっけ?」
という現象…
ワインは、合わせて食べる料理、気候、飲む順番、
複合的な要因によって味が変わりますが、
中でもグラスが変わると…
味も香りも、それはもう恐ろしく変わります。
バーベキューでやってしまう残念なワインの飲み方
ワイングラスを選ぶ際のポイントとしては、
基本的に、飲み口(フチ)が薄いものを選ぶこと。
ガラスが薄いほど、口に付けた時の異物感が少なく、
ワインの味に集中できるため、美味しく感じます。
私もよくやってしまうのですが、美味しいと思ったワインを
「よーし、今度のバーベキューで皆に飲ませてあげよう!」と
ちょっといいワインを持っていき、いざ空けてみると、
「あれ?状態が悪かったかな?本当に同じワイン??」
なんてことがあります。
それは、なぜか。
グラスの違いによるものがとても大きいです。
紙コップやプラカップだと、愕然とするほど味が変わります!
とはいえ、割れる可能性が高い外飲みに
高いワイングラスを持っていくのはリスキーですよね。
今は、100円ショップでも薄口のグラスが売っているので、
ちょっと良いワインを外飲みに持っていくことを考えていたら、
プラカップよりも100円ショップのグラスを持っていくことをおすすめします。
シャンパングラスには小さな傷がある⁈
よくワインの専門店や、百貨店のワインコーナーには、
赤ワインや白ワインだけでなく、
ブドウの品種ごとに専用のグラスを販売しているメーカーがありますよね。
以前は、私もそれはどうなんだろう。
そういう商法なのではないかと疑っていました。
ただ、実際に飲んでみると、違いは歴然!圧倒的に違いました。
オールマイティに合わせられるグラスでも十分美味しく飲めるのですが
専用のグラスで飲むと、明らかに香りの立ち方、口中での広がり方、
余韻が変わってきます。
味も香りもランクアップしているように感じました。
例えば、赤ワイングラスより、
白ワイングラスが小さいのは、何故なのか?
冷やして飲むことの多い白ワインは飲んでいる間に
ぬるくならないように量を抑えているのも1つの理由です。
また、シャンパンを開けたとしましょう。
袋から取り出したプラカップに注ぐと、泡が綺麗に立ちませんが、
シャンパングラスに注ぐと、細やかな泡が綺麗に立ち昇ります。
これは実は、シャンパングラスの底に小さな傷がついており、
その“傷部分”をきっかけにして、液内に気泡が発生し、
液面に向けて気泡が上昇するのです。
内壁に傷もない完璧に綺麗なグラスやプラカップでは、
泡が綺麗に立ち昇る様を見る事が出来ないのです。
一口にワイングラスと言っても、
その種類は様々で、様々な形状があるのにも、
また理由があるんですね。
ワインを選ぶ際、
「美味しいワインを飲みたいなら、そこそこ高いワインを買わないと」
と思いがちですが、
実はそれよりも、少し良いグラスを持っておいた方が、
よりワインを美味しく、お手頃な価格で楽しめます。
是非、皆様もグラスにこだわってみてください♪