ワインを家で保存する時の良い方法とは

ワインを家で保存する時の良い方法とは
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ワインを家で保存する時の良い方法とは

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ワインセラー

気温がだんだん上がってくるこの季節、
ちょっと心配なのが、ワインの温度管理。
皆さんはワインの保存どのようにされていますか?

ワインの保存は温度が重要

梅雨明けから9月くらいまでは、室温が20度以上、
また留守中は30度を超えるということもよくありますね。
ワインは温度変化に弱いお酒、温度管理がとても重要です。
冷えすぎもよくないですが、日本のような熱い夏を越すには、
それなりの対策をしないと特に長期熟成するようなワインは品質に影響してしまいます。

ワインを家で保存する時の最適な場所

ワインの最適な保存には3つの条件があります。
それは、「温度」「光」「湿度」です。
「温度」は、13~15度が最適な温度とされ、
温度が暑すぎても寒すぎてもワインを劣化させることになります。
また、ワインは「光」にも弱いため、
できるだけ光を避けて暗い場所で保存し、
紫外線に当てないことが望ましいです。
そして最後に「湿度」。
乾燥した場所で保管していると、コルクが乾燥して縮み、
そこから空気が入ってワイン酸化させてしまいます。
理想的な湿度は65~80%とされています。
家の中でこのすべての条件を満たせる保管場所というのはなかなか難しいですが、
室内が30度を超すような暑い夏の時期であれば、
遮光と保湿のために新聞紙を数枚重ねてワインボトルをぐると巻き、
冷蔵庫の奥に寝かせて保存するのがベストです。
もし、冷蔵庫がいっぱいで入れることができないという場合は、
床下収納や北側の部屋で室温ができるだけ低い暗い場所に保管しましょう。

ワインをよりおいしく保存するにはワインセラーがおすすめ

でもやはりワインをよりおいしく保存するためには、「ワインセラー」がおすすめです。
最近は、低価格で普段飲みのワインを気軽にストックしておける
12本入りや18本入り、また本当にコンパクトな6本入りなども
お手頃な価格で出てきています。

まずはワインセラーにはどんな種類のものがあるのか
簡単にふれてみたいと思います。
ワインセラーには3タイプの動力方式があります。

■ペルチェ式
電気だけで温度調整をするタイプのものです。
メリットは振動が少ないことと、
一時保管用のセラーは高性能で安価なものが多い点です。
デメリットは、加温機能がないタイプが多く、
寒冷地では外気温がセラー内温度を下回る場合は注意が必要です。

■熱吸収式
アンモニアの気化熱を利用して冷却するタイプのものです。
ペルチェ式と同じく振動が少ないことが特徴です。
デメリットはコンプレッサー式に比べてパワーが弱いことで、
夏場は室温が上昇した場合に冷却力が落ちる場合があります。
また、こちらも保温機能がない場合があるので注意が必要です。

■コンプレッサー式
冷蔵庫と同じくモーターで冷却するタイプのワインセラーです。
最大の特徴は冷却力の強さで、大型セラーによく使用されます。
他のタイプに比べてモーター音が大きいことが難点とされていますが、
最近のものは消費電力も少なく、低振動となっているので、
寝室に置かなければ気にならないものがほとんどでしょう。

ワインセラーはどのように選ぶべき?

ワインセラーの種類は分かったけど、どれを選べばいいの?
と疑問をもたれた方も多いですよね。
まず、ワインセラー選びには、どんなワインをどのくらい保管したいか。
というので選ぶタイプが変わってきます。
例えば、デイリーワインを定期的に12本まとめて買っているから、
それを保管したいという場合であれば、ペルチェ式で良いと思います。
もし、保管したいワインが長期熟成したい高級ワインだったら
コンプレッサー式をおすすめします。

そして、白ワインやシャンパンなども保管に関しては、
赤ワインと同様の温度が適温ですので、
ワインセラーに入れて保管することをおすすめします。
そして、飲む1~2時間くらい前に冷蔵庫に入れてから飲むとちょうどいいです。

ワインセラーがあれば、いつでもワインを保管しておけるので、
まとめて買って入れておくことで、週末に飲むワインがなくなった…
なんてこともなくなりますので
ワインが好きでよく家で飲んでいる方にはぜひお勧めです。
ワインセラーの選び方やワインの飲み方、保管方法など、
何かお困りのことがあればいつでもご相談ください。

ワインの保存にはワインセラー

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