長期熟成ワインってどんなワイン?自宅でも長期保管してると熟成ワインになるの?

長期熟成ワインってどんなワイン?自宅でも長期保管してると熟成ワインになるの?
スペシャルなブラックフライデー限定企画!

長期熟成ワインってどんなワイン?自宅でも長期保管してると熟成ワインになるの?

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

熟成ワイン

ワインにはそれぞれ飲み頃と呼ばれるものがあり、
ワインのタイプによって、
そのワインが一番おいしく飲める時期があります。
そこで、本日は熟成ワインのお話です。

長期熟成タイプのワインってどんなワイン?

長期熟成タイプのワインは、
時間とともに味や香りに広がりができて、
できたばかりのワインにはない複雑な味わいを愉しめます。
それとは逆に、
早飲みタイプと言われる熟成させずにすぐ飲めるワインは、
フレッシュな果実味を楽しむことができます。
どちらのタイプのワインも適した飲み方があり、
それぞれ合わせる料理や好みによって愉しみ方があります。

一般的にボルドーなどのしっかりとした骨格のフルボディの
ワインを造る産地のものなどは長期保管することによって
味や香りが引き立つものが多くあります。
熟成させることにより、
色合いが紫がかった赤から、どんどんオレンジを帯びていきます。
香りは、ラズベリー、ブラックベリーなどのフレッシュな香りから、
ドライフルーツやキノコ、タバコ、なめし皮のような
いわゆる熟成香と言われる複雑な香りを楽しめるようになります。
味わいにおける一番大きな変化は渋みです。
穏やかな酸化が進むことで、渋みがだんだんと減り、
「澱」として瓶底に沈殿していきます。
柔らかく丸みのあるなめらかなタンニンを味わえるようになり、
旨味のような味わいを感じるワインになります。

自宅でも置いておくと熟成ワインはできるの?

熟成させるといってもフルボディのワインを買ってきて
ただ何年も家に置いておけばおいしくなるかというと、
残念ながらそれは難しく、ワインは保管する環境が大切です。
ワインの保管場所にとって重要なポイントは3つ、
「温度」「湿度」「光」です。
温度は13~15度が適切で、湿度は65~80%。
そして、ワインは光に当たり続けると還元臭の原因となるため、
光が届かない暗所に置くのが大切です。
そのため、自宅でもワインを長期保管するには、
家庭用のワインセラーに入れるのがベストです。

ワインショップソムリエの六本木店にも、
地下のフロアは、フランスの天然の地下セラーのような環境を
年間通して維持しています。

ワインショップソムリエ地下セラー
地下セラーは、年間通して一定の温度保ち、湿度も少し高めで
ワインにとってとてもいい環境が整っています。
私も何度かフランスの生産者さんを訪問させていただいた際に
地下セラー見せていただきましたが、
人が暮らすには、寒く湿度が高いためカビが生えてしまうので、
とても難しい環境ですが、ワインを絶好の状態に保ってくれる場所でした。

そういった生産者のセラーから運ばれてきたワインは、
ワインショップソムリエのセラーでも大切に保管され、
お客様の元へ届きます。
しっかりとした熟成ワインは、手間と時間がかかる分、
価格も上がりますが、いつも飲むデイリー用のワインにはない
複雑な味わいが楽しめます。
ぜひ、ワインをじっくり味わいたいときや、
記念日などの特別な日にお試しください。

ワインの選び方カテゴリの最新記事

特集一覧