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「グレラ」というブドウをみなさんご存知でしょうか。*
「グレラ」というブドウ品種はあまり聞きなれない方も多いと思いますが、世界3大スパークリングワインの一つ、「プロセッコ」の主要品種です。
実は2009年までは、ワイン名と同様「プロセッコ」という品種名を名乗っていましたが、このワイン名を守るために「グレラ」という名前に変更されました。
プロセッコを作る「グレラ」品種は、イタリア・ヴェネト地方で造られるブドウ品種。
この地域では、標高はやや高めですが、斜面が多く日当たりが良いことと、冷涼な風がアルプス山脈やアドリア海から吹くためブドウが適度な熟度と酸味を保った状態で収穫することができます。
また世界三大スパークリングワインの「シャンパーニュ」や「カヴァ」のような瓶内二次発酵というボトルの中で二次発酵を行わず、大きなタンクの中で二次発酵を行うことからブドウの持ち味が活かされ、フルーティなアロマが特徴のスパークリングワインです。
またイタリア・ヴェネト州の中でも、コネリアーノとヴァルドッビアーデネ地区のプロセッコは、イタリア格付け最高ランクのDOCGに昇格しています。
その他の地区でも、次の格付けランクであるDOCにありますが、より限定された地区ではさらに素晴らしいプロセッコが造られています。
シャンパーニュ製法と呼ばれる瓶内二次発酵じゃなくとも、ブドウの特性を生かし、高品質のスパークリングワインとなっているのがこの「グレラ」を使用したプロセッコです。
特に日本では、これからの季節、春から夏にかけて爽やかな香りの季節野菜や食事に合わせらやすく、しっかり冷やしてすっきりと爽やかに飲むことができるので重宝します!
そして、シャンパーニュよりお手頃価格で手に入るのも嬉しいところです♪
気軽に開けて♪気軽に飲める♪
それがプロセッコの良さの一つでもあります。
ぜひこれからの季節と合わせてお愉しみください!
プロセッコ&グレラを使ったワインおすすめ3選
プロセッコ・フリッツァンテ・コル・フォンド・ビオ フィドーラ
フィドーラは、イタリア・ヴェネト州にある、ビオディナミ農法を約40年前から実践している州内で最古の自然派ワイナリーです。
自社畑の土壌は、ヴェネトに特徴的なカラントと言われる石灰質を多く含む粘土質で、様々なミネラルを含んでおり、海から吹く潮風の影響、寒暖差の影響から、ブドウは香り高く、甘みと酸味のメリハリの効いた凝縮した味わいに育ちます。
そんなテロワールで育ったグレラ種を100%使用し、無濾過で微発泡のワインを造る技法は、実はこの地でははるか昔から伝わる伝統的な技法で、泡は人為的に作るのではなく、ボトルの中で、シャンパン製法のように自然に起こり澱が生まれます。
こうして生まれたフリッツァンテは、泡のさわやかさと、シュールリーの白ワインのコクを併せ持っており、アプリコット、ライチ、カモミール、トロピカルフルーツのようなアロマがあり、酸味は穏やかで、フルーティーさがあります。
スパークリングのような味わいから白ワインの味わいまで、重層的に楽しめる1本です。
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プロセッコ・スプマンテ・ブリュット・ビオ フィドーラ
フィドーラのプロセッコ・スプマンテ・ブリュットは、自社畑のグレラ種を100%使用し、ブドウは収穫後酸化しないよう、素早くプレスします。一次発酵はステンレスタンクで行い、その後シャルマ製法で二次発酵を行います。
通常のプロセッコならば2~3週間の発酵で、スピード重視でコストを下げるのが普通ですが、フィドーラではなんとその2倍以上、8週間かけて発酵を行い、グレラ種のもつ深い味わいを表現しようとします。
そのため、生き生きとしたフレッシュな軽快な味わいのプロセッコでありながら、コクがしっかりと感じられる味わいに仕上がっています。
リンゴジャムやフルーツコンポートのようなしっかりとした甘みのある果実味に、ミネラル感もある辛口で、泡立ちもしっかりしているスプマンテです。
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