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ロゼワインはお好きですか?
日本ではまだまだシェア率の低いロゼワインですが、きれいな淡いピンク色の色調が美しくて、これからのお花見シーズン、桜の色に合わせて店頭でもロゼワインが並びますよね。
そこで、今年のお花見シーズンぜひご自宅で試していただきたいロゼワインのカクテルをご紹介します。
ロゼワインのカクテルレシピ
日本では、まだまだなじみの薄いロゼワインですが、2013年以降も消費量は伸び続け、世界では実に10年以上、ロゼワインの消費が上がっているそうです。
フランスでは、ロゼの生産量が白ワインを抜き、消費量もワイン全体の約30%を占め、およそ4本に1本はロゼが購入されるようになっているという状況。
なぜフランスはじめ、世界でロゼワインのブームが起きているのでしょうか?
その理由としてよく取り上げられるのが、
・食のトレンドの変化
・インスタグラムなどSNSの流行
・赤・白ワインは難しい、と敬遠する若年層の増加
このようなものがあります。
ロゼの消費量増加が著しいのは、主にフランスとアメリカだといわれています。
どちらも食の分野、トレンドの分野では先端の国ですので、今後多くの国に波及していくことも考えられますね。
そして、ロゼワインの消費量とともに人気になっているのが、ロゼワインをベースにしたカクテル。
その魅力はなんといっても、あの美しい色調。
淡いピンク色がおしゃれで、とくに女性を中心に人気が急上昇しているそうです。
それでは、ここから人気NO3のロゼワインカクテルをご紹介していきましょう。
ロゼ・パンプルムース
ロゼ・パンプルムース(ROSE PAMPLEMOUSSE)のパンプルムースはフランス語でグレープフルーツの意味で、ロゼワインとグレープフルーツを使ったフランスで人気のワインカクテルです。
略して「ロゼパン」とも呼ばれて、すでにカクテルの状態でボトルになっているものもあり、本場フランスでは3リットルのボックスタイプが人気で、夏のアペリティフの定番になっているそうです。
レシピは3通りあり、ロゼワインに生のグレープフルーツを絞って加えるものと、ロゼワインをグレープフルーツジュースで割るものと、ロゼワインにグレープフルーツのシロップを混ぜるものがあります。
生のグレープフルーツを使ったものが一番さっぱりしたタイプになりますが、定番は手軽に作れるジュース割りで、すっきりと飲めるのでおすすめです。
定番のロゼ・パンプルムースのレシピはこちら。
◆材料
ロゼワイン 60ml
グレープフルーツジュース 60ml
ハチミツ(シロップ) 適量
◆作り方
(1)氷を入れたグラスにジュースを注ぐ
(2)ロゼワインを注ぐ
(3)お好みでハチミツもしくはシロップを入れて軽くステアしたら完成
ロゼ・マルガリータ
通常のマルガリータは、テキーラをベースにホワイト・キュラソーやコアントロー、レモンジュースやライムジュースを入れてつくりますが、ロゼ・マルガリータは、もちろんロゼがベースで、ロゼにテキーラを加えて作るさっぱりした口当たりのクラシックなカクテルです。
◆材料
ロゼワイン グラス6分目
テキーラ 4分目
レモンジュース
塩 ひとつまみ
ミント
◆作り方
(1)ロゼワインにテキーラ・シロップ・レモンジュース・塩を入れて軽くステアする
(2)ミントをカクテルの上に飾り付ける
ブラックローズ
一般的なブラックローズは、ラムにアイスコーヒーを混ぜてつくるビターなテイストのカクテルですが、ロゼワインのブラックローズは、見た目にも華やかでさわやかな味わいのカクテルです。
◆材料
ロゼワイン 80ml
ウォッカ 20ml
ブラックベリー ひとつかみ
ライムジュース 少量
ライムスライス 一枚
シロップ 適量
◆作り方
(1)ロゼワインにウォッカやブラックベリー、ライムジュース、シロップを入れて軽くステアする
(2)ライムスライス上に飾り付けたら完成
ご紹介したカクテルにおすすめのロゼワインはこちら
ペルレ・ロゼ ヴィノヴァリ
ペルレとは、フランス南西地方の地ワインで微量の炭酸ガスを含んでいるため、爽やかさ、フレッシュ感のある活き活きとした味わいが特徴です。 ペルレ・ロゼは、ガイヤックの品種にこだわり「デュラス」という黒ブドウを主体にアロマティックでバランスの良い味わいに仕上げています。 ラズベリーやスグリ、チェリーなど、小さな赤い果実を思わせるチャーミングな香りと、爽やかな柑橘を思わせる香り。 口に含むと生き生きとした酸味と果実味のバランス良く、僅かなガスが心地よく口の中を刺激して、活き活きとしたフレッシュな味わいを感じさせます。 アペリティフに最適な1本ですが、ロゼはどんな食材にも合わせられるので、例えばビュッフェのような集まりや、野菜、魚介、肉など様々な食材を集めたBBQにもぴったりの1本になります。
ウリッセ・ロゼ テヌータ・ウリッセ
テヌータ・ウリッセは2006年設立とワイナリーとしての歴史はまだ浅いですが、ウリッセ家は、代々アブルッツォ州の伝統的な固有品種を主体に栽培してきたブドウ農家のため、ブドウ栽培には強いこだわりを持っており、リリースしたほとんどのワインがルカ・マローニで高評価を得ている実力派です。
そんなテヌータ・ウリッセが手掛けるこちらのロゼワインは、Luca Maroni 97点(2019年)、Luca Maroni 97点(2020年)と高評価を得ている本格派ロゼ!
メルロとモンテプルチャーノをブレンドしており、ブドウは収穫後すぐに専用の低温トンネルへ入れ、そのままコールドマセレーション(低温醸し)を行い、アルコール発酵はステンレスタンクで8~11度の低温下で行います。
発酵後タンクで3か月静置して造られるロゼは、淡いサーモンピンクの色調。
白い花のアロマが最初に香り、プラムなどの黒系果実のアロマがあり、とても繊細な味わいですが余韻は長く、複雑な味わいが感じられるロゼワインです。
ピノ・ノワール・ロゼ ドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエール
味に妥協を許さない造り手として知られるドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエールは、環境に配慮したブドウの栽培方法の「テラ・ヴィティス」と、ブドウ樹とテロワールを尊重し、収量コントロールと品質の改良のために「リュット・レゾネ(極力自然に近い農法)」の技術を用いてます。
サーモンピンクの色調で、イチゴやサクランボなどの赤系果実のニュアンスに、穏やかな酸味と爽やかでスッキリとしたクリーンな果実味があり、ほのかな心地よい渋みの余韻の辛口ロゼワイン。