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「NOLO WINE」ってご存じですか?
これは、ノン(ノー)アルコール、低アルコールワイン(No and Low alcohol)のことで、今アメリカではNOLO WINE市場がとても注目を集めています。
その背景にはアメリカ人の健康志向の高まりがあり、2020年から始まったパンデミックでアメリカは甚大な被害をもたらしたことにより、より健康的な生活を意識するようになったことで食習慣の見直しが起きているようです。
もちろん、アメリカに限らずこのことをきっかけに全世界でより健康的な生活を送ろうと意識しだした人が多くなってきたのは事実。
そのため、世界的にも低アルコール・ノンアルコールの市場は年々需要が高まっています。
そこで、本日はよりヘルシーにおいしく味わえる低アルコール・ノンアルコールのワインをご紹介します。
世界でも拡大している新トレンドのNOLO WINE
NOLO WINEはすでにアメリカとイギリスを中心に大きな伸びを示しており、これからその成長率はさらに加速していくと見込まれています。
一昔前までのノンアルコールワインは、ワインからアルコールを抜く際の技術がまだ乏しく、アルコールを抜くことで味のバランスが崩れてしまい、それを補うために後から糖や酸を補っていたため、本物のワインのテイストとはかけ離れたものが多かったですが、現在のノンアルコールワインは、本物のワインから風味などをしっかりと残したままアルコールだけを見事に抜き取る最先端の技術が導入されており、より本物のワインに近い状態で楽しめるノンアルコールワインが増えてきています。
また、低アルコールというと甘めのワインが多くありましたが、甘くないすっきりとした辛口のワインながらアルコール度数は7~9%と低めの低アルコールワインも増えてきており、NOLO WINEの市場は拡大傾向にあります。
ワインだけじゃない!?アメリカで人気急上昇中のノンアルコール市場
アメリカと言えばワインだけでなくビールというイメージも強いですよね。
アメリカのビールの消費量は世界第2位で約2,403万キロリットル(2018年統計)と、かなりのビール消費国ですが、2020年は対前年比で7%程度縮小し、逆にノンアルコールビール市場は前年比38%も増加したということが市場調査会社IRIの調べで分かりました。
これは、ビールに限らずワインやカクテルなどの他のアルコール飲料も同様で、2020年のノンアルコールワインの消費伸び率はなんと36.8%と急激な伸びを記録しており、この2年でノンアルコール市場が注目を集めていることがよくわかります。
日本でも注目を集めるノンアルコール市場
これはアメリカに限ったことではなく、日本のノンアルコール市場も急拡大しているのは、スーパーの陳列棚を見ると容易に分かりますよね。
ちなみに日本でノンアルコールビールが製品として登場したのは2009年4月と意外にもその歴史は浅く、それまでは1パーセント未満の超低アルコール飲料だけでした。
でも、わずか10年ちょっとの間にノンアルコール市場の進化は驚きの発展をとげ、今ではビールにしてもカクテルにしてもワインにしても本物とほとんど変わらないテイストのものがどんどん製品化されています。
さらに、2020年に世界的に発生したパンデミックの影響もあり、酒類を提供できない飲食店側も創意工夫の末、食事に合うよりおいしいノンアルコール飲料を提供しようとアルコールを入れないカクテルの「モクテル」などのバリエーションが豊富になりました。
アメリカで人気のハードセルツァーなどの低アルコール飲料
このパンデミックが起こる前から人気が急上昇していたのが低アルコールのワインやハードセルツァー。
ハードセルツァーは、サトウキビ由来の糖分による発酵で生み出されたアルコール飲料で、2018年から2019年の1年で193%の売上増と人気が急上昇している低アルコール飲料です。
また、通常ワインのアルコール度数は12~14%が平均ですが、アルコール度数が0.5~10%で、さらに糖質ゼロやカロリーオフしたヘルシー系の低アルコールワインも人気が高まっています。
ほんの少し飲みたいときにおすすめの低アルコールワイン
ランド・デ・アルスピデ・ティント ボデガス・アルスピデ
アルスピデは、今スペインで最も注目される、自然派生産者!
酸化防止剤無添加、完全無農薬栽培で、複数の公的機関が認定する、畑からワイン造りまでまるごと自然派の長い伝統を持つワイナリーです。
アルスピデがシラー100%で造られるこの赤ワインは、ブラックベリー、赤すぐり、ラズベリーといった赤系果実のアロマがあり、スパイス、ハーブなどのニュアンスが感じられ、フレッシュでいきいきとした味わいで、甘みと酸味のバランスが見事で、この甘酸っぱさがランドの魅力です。
アルコール度数が6%と低いので、乾杯のスパークリングワインの代わりに1杯目に飲みやすいワインです。
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シードル・ド・ノルマンディ
フランス北西部ノルマンディー地方で有名な地酒のシードル。
シードルは、リンゴを原料として造られるお酒で、辛口は4.5%、甘口は2%と程よいアルコ-ル度数で飲みやすく、ビタミン、ミネラル類、アミノ酸、ポリフェノ-ルなどを多く含んでいます。
ブルターニュ地方では、そば粉で作ったクレープ生地にハムやチーズ、野菜、シーフードなどを巻いて食べるガレットが郷土料理として親しまれており、ガレットに低アルコールのシードルを合わせて食べるのが人気です。
休肝日をおいしく過ごしたいときにおすすめのノンアルコールワイン
ヴェリタス・レッド
ノンアルコールワインっていったら、ただのブドウジュースでしょって思われる方もいらっしゃると思いますが、このヴェリタス・レッドはスペインを代表する黒ブドウ品種のテンプラニーリョ100%を使った赤ワインからアルコールだけを抜いたものなんです!
ノン・アルコールワインの中には、アルコールを抜くことで味わいのバランスが崩れるため糖分や酸味を加えて味わいを調整したものもありますが、このヴェリタス・レッドは、ドイツの最先端脱アルコール技術の「低温低圧醸造」でワインの入ったタンク内の気圧を下げて、高温沸騰で風味を落とすことなくアルコールだけを揮発させるので、ワインの風味を見事に残してアルコール度数0%を実現したワインなんです。
ちなみに、フォーシーズンズ丸の内をはじめとする有名ホテルや、レストランでも採用されているノンアルコールワインです。
葡萄果汁 甲州 100% 白百合醸造 NV 日本 山梨 ノンアルコールワイン
白百合醸造は、80年以上の伝統のなかで、ワインは「ローカル」であることの大切さをワインづくりの第一条件とし、気候、地質ともにブドウ栽培に適した山梨県勝沼町に自社畑を持ち、 常に一貫性のあるワインを追求しています。
ロリアン(L’ORIENT)は「東洋」を意味するフランス語で、 ヨーロッパに劣らぬ高水準のワインづくりを目指し名付けました。
峡東地区(甲州市・山梨市・笛吹市など)の契約農家72軒から厳選した甲州種を丸ごと絞ったさわやかなストレート果汁で、製造方法はオレンジワインと同様に葡萄果皮・種ごとそのままプレスして無濾過にて醸造。
蓋をしていたまま発酵が進んでしまうくらいピュアな造りで、酸化防止剤他添加物は何も入れておらず、濁りがあり非常に飲み応えのあるノン・アルコールワインです。
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ドネリ・グレープ・スパークリング・ビアンコ
ドネリ社はエミリア・ロマーニャ州で1915年の創業から1世紀近く続く、世界中で愛されるランブルスコの代表的なワイナリーです。
ランブルスコは、多くの産地があるためさまざまなタイプの個性的なものが存在していますが、ドネリ社はこうしたランブルスコのほぼすべてを網羅する豊富なラインナップと高い品質で定評があります。
また、ワイン造りに用いられるトレッビアーノ種やマルヴァジーア種、ランブルスコ種などのブドウを使って、スパークリング・グレープジュースも造っており、このドネリ・グレープ・スパークリング・ビアンコは、トレッビアーノ種、マルヴァジーア種の果汁に、ワイン製造中に発生する炭酸ガスを溶け込ませてつくったスパークリングジュースで、砂糖無添加、濃縮還元ではないストレート果汁を使用しています。