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先日、当店のオーナーからお土産にスイスのグリュイエールチーズをもらいました。
グリュイエールチーズを食べてみて、改めてその美味しさに感動。
これがまた、白ワインと合うわ合うわ…
チーズ→白ワイン→チーズ→白ワインと、一度食べだしたら、幸せの連鎖が止まりません。
グリュイエールチーズってどんなチーズ?
スイスではとってもメジャーなチーズで、エメンタールチーズを抜いてセミハード系で生産量一番のチーズ。
原材料は牛の生乳。直径40~50cm、重さはなんと40kgにもなる大きさ!
成形後は表面を塩水で拭きながら6ヶ月以上熟成されます。
黄色からオレンジ色の皮に包まれた、上品なアイボリーの身。
口に入れると、ぎゅっと引き締まった、それでいてしなやかな舌触り、濃厚でいて、わずかにナッツのような風味、そして熟成からくる旨み成分がしっかりと感じられます。
カルシウムが豊富で塩分も少ないらしく、とってもヘルシーなチーズです。
グリュイエールと思って食べていたチーズがじつはコンテチーズだった⁈
「このグリュイエールチーズは何でこんなに美味しいのか?」
色々調べてみたら、グリュイエールチーズは、スイスだけでなく、フランスやイタリア、ベルギーでも同じ名前のチーズがある様子。
これはあくまで噂レベルの話ですが…
フランスのグリュイエールチーズとは、コンテチーズのことを指すらしいのですが、コンテチーズの品質の等級で低いものをグリュイエールと言って売っているという話も…
もしかして、これまで食べてたグリュイエールチーズは、スイスのものじゃなかったのかも…なんて思ったりしてしまいました。
グリュイエールチーズのおいしい食べ方は?
グリュイエールチーズと言えば、何と言っても、代表的なスイス料理「チーズフォンデュ」ですよね!
チーズフォンデュは、鍋にワインを入れて沸騰させ、グリュイエールやエメンタールチーズを入れて、溶かして作ります。
グリュイエールチーズは、火に通すと旨みが増すチーズでもあるので、実はこれが一番、グリュイエールを美味しく食べれる調理法かもしれません。
当店ではあいにく取扱いがないのですが(ススメておいてすみません…)
皆さんも機会がありましたら、是非、スイス産のグリュイエールチーズを味わってみてください!
グリュイエールチーズに合うおすすめのワイン
ミュスカ・ヴァンダンジュ・タルディーヴ シャトー・パジョス
フランス・ボルドーのソーテルヌ、ドイツのロッケンベーレンアウスレーゼ、と並ぶ世界三大貴腐ワインの1つハンガリーのトカイワイン。
フランス・ボルドー・ポムロール地方の「シャトー・クリネ」の所有者であるジャン=ルイ・ラボルド氏が1992年に移住し、シャトー・パジョスを所有しました。
このワインは部分的に貴腐菌の付いたブドウから造られます。
樽熟成は全くかけないのでフレッシュで甘酸っぱく、残糖分はあまり感じさせない軽やかな飲み心地で、ミュスカ特有の、フルーティーながらミントや花の蜜のような甘さの中にも清涼感があるワインです。
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コント・ド・シャンベリ ブリュット
スペイン内陸部のラ・マンチャ地方の南に位置するバルデペーニャスに本拠地を置くフェリックス・ソリス社は1952年の創業以来、家族経営を守りながらも、スペイン最大規模の生産力を誇るワインメーカーです。
徹底した品質管理体制のもと、高品質なワインを造っています。
白い花や草原のような爽やかな香りに柑橘系果実のフルーティな味わいで、トーストのような香ばしい香りも感じられ、細かい泡と心地良い酸味が全体を引き締めます。
クリームソース、チーズ、塩辛い料理など、タパスからアジアンフードまで幅広い料理と合わせられる抜群のフードペアリングの対応力を誇る万能スパークリング!
ダイ・スプマンテ・ブリュット
カルディローラは、ロンバルディア州のミッサーリアに小さなオステリアとして1897年に誕生しました。
その後、ワインの販売会社からワイナリーに発展し、現在では様々な地方のワインを扱う、大規模なワイナリーに成長していきました。
そんなカルディローラが手掛けるスプマンテは、トレッビアーノ、モスカート、マルヴァジアの3つのブドウ品種をブレンドして造られており、トレッビアーノのキリっとした酸に、モスカートの芳醇なアロマ、マルヴァジアの女性的な繊細さが見事に調和したバランスの良いスプマンテで、気軽に楽しめるイタリアらしい朗らかで軽快な味わいです。
フレッシュライム、青リンゴや白い花の蜜のような上品なアロマが感じられて、辛口スパークリングなので食前酒としてももちろんいいですが、チーズやシーフードなどにもよく合います。
マジア・J・ソーヴィニョン・ブラン
アルケミー・ワインズは、フランス・ボルドーとのつながりが長く、ワインの教育・普及に最も力を入れている国イギリスに資本をおく会社で、実際にマジアJを作るのは、1850年からの歴史あるワイン生産者、ボデガス・フェルナンド・カストロです。
ボデガス・フェルナンド・カストロは、サンタ・クルス・デ・ムデーラという地で、代々ブドウ栽培からワイン造りまでを手掛ける伝統的な作り手で、一番に品質を重んじており、独自の醸造ラボ(研究所)を作り、醸造の全プロセスを通じて、完成度の高いワイン造りを目指しています。
この地域は、日照時間が長く、また標高が高く寒暖の差が大きいため自然とブドウがしっかり熟し、多くの動植物にとっては過酷な環境ですが、その分虫や病害も少なく、自然に任せたブドウ栽培を行うことができます。
そして収穫されるブドウは品種の特性をしっかり表現した、凝縮感のある素晴らしい品質のワインになります。
マジア・Jのソーヴィニヨン・ブランは上品でパッションフルーツ、アプリコットなどの香りを感じ酸味と果実の甘みのバランスが見事でフレッシュ感も楽しめる辛口白ワインです。