【ワイン一問一答】Q.グラスの中のワインをくるくる回すことを何という?

【ワイン一問一答】Q.グラスの中のワインをくるくる回すことを何という?

【ワイン一問一答】Q.グラスの中のワインをくるくる回すことを何という?

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

Q.グラスの中のワインをくるくる回すことを何という?

 1.マセレーション
 2.スワリング
 3.プルーニング

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ワインのテイスティング

ワインをテイスティングする際、グラスの中のワインを軽く回す行為を見かけたことがある方も多いかもしれません。
この動作は単なる所作ではなく、香りをより立たせるための重要なプロセスです。
ワインには揮発性の香気成分が数多く含まれており、それらは静置しているだけでは十分に感じ取ることができません。
グラスの内側にワインを沿わせて空気と触れさせることで、アロマが広がりやすくなり、より多層的な香りの構造を捉えることが可能になります。

一方で、この動作と混同されやすい用語もあります。
たとえば、果皮や種子と果汁を一緒に漬け込む「抽出」工程や、葡萄樹の成長をコントロールするための剪定行為など、ワイン造りにおける重要なプロセスはさまざまです。
それぞれが異なる目的を持ち、違うタイミングで行われるものですが、グラスの中でのこの動作もまた、ワインを深く味わうための「最後の工程」と言えるかもしれません。

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気になる答えは「2.スワリング」

 

香りの変化を楽しむ

この動作は「スワリング」と呼ばれます。
スワリングによってワインが空気と触れ合い、閉じていた香りが開き、より豊かなアロマを感じることができます。
特に赤ワインや複雑な白ワインでは、スワリングによって香りの変化をより顕著に楽しむことができ、時間の経過とともにワインがどのように開いていくかを観察するのも一興です。

スワリングはただ派手に回すのではなく、安定した場所で円を描くようにグラスの底を動かすのが基本です。
また、香りを感じやすいようにチューリップ型のグラスを用いることが推奨されます。
慣れてくると、スワリングだけでワインの粘性や熟成具合をある程度見極めることもできるようになります。

 

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