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暑くなってまいりましたが、
みなさんワインの保存方法はいかがでしょうか。

ワインを最適な状態で保存するのに必要な条件は3つ
ここで、ワインの最適な保存条件をおさらいしておきましょう。
最適な保存には3つの条件があります。
それは、温度、光、湿度。
温度は、13~15度が最適な温度とされ、暑すぎても寒すぎてもワインを劣化させることになります。
次に光。ワインはできるだけ光を避けて暗い場所で保存し、紫外線に当てないことが望ましいです。
最後に湿度。乾燥した場所で保管していると、コルクが乾燥して縮み、そこから空気が入ってワイン酸化させてしまいます。
理想的な湿度は65~80%とされています。
この全ての条件を網羅しているのが、ワインセラーですが、実は、意外な場所がワインの保存にピッタリな環境だったことがわかりました。
それは、沈没船の中…
沈没船の中は、最高のワインセラー⁈
沈没船と言って最初に頭に思い浮かぶ船は、タイタニック号ではないでしょうか。
決して沈まない船といわれていた豪華客船でしたが、1912年4月15日に北太平洋で沈没。
当時の海難事故では最大死者数がでました。
タイタニック号に搭載されていたワインは、現在わかっているだけで2種類。
ひとつはアルザスのワイン。
もうひとつはシャンパンです。
同じころ、スウェーデン沖で沈んだジョンコピング号はタイタニック号と同じ銘柄のシャンパンをのせていました。
1998年この船は引き挙げられ、シャンパンを開けて飲んでみるとまだ泡が十分に立って、なんと美味しく飲めたそうです!
ジョンコピング号が沈んでいた水深64mの海底では、ワインを劣化させる原因となる太陽の光を遮り必要な湿度があり、温度もシャンパーニュに最適とされる温度を80年間維持していたため、ワインの保存に大変適した環境だったのです。
ジョンコピング号に積まれたシャンパンは、オークションでなんと一本100万円。
すべて完売しました!
タイタニック号に積まれていたシャンパンはどのくらいで落札されたのでしょうね。










