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南米のワインといえばチリやアルゼンチンが有名ですが、実はボリビアも隠れたワインの名産地なんです。
ボリビアのワインの年間生産量は、830万リットルと少量な上、国内での消費がほとんどのため、なかなか日本でみかけることがありませんが、世界でも最も標高の高いワインの産地で、高地で造られる上質なブドウからは、凝縮した果実味のある高品質なワインが造られています。
そこで、本日はボリビアワインについてお話します。
ボリビアワインの特徴
ボリビアは、ブラジル、ペルー、チリ、アルゼンチン、パラグアイに囲まれた南米の内陸に位置する国で、国土は日本のおよそ3倍にあたる南米では6番目の大きさの国です。
ボリビアの地形は、国土の約62%をアマゾンの熱帯地域が占めており、チチカカ湖から南にアンデス山脈が国土の約29%を占め、残りの9%が温暖で果樹栽培などに適した気候を持つバジェと呼ばれる地域で、コカの栽培が盛んにおこなわれています。
そんなボリビアでのワイン造りの歴史は意外にも古く、16世紀にはスペイン人によってブドウが持ち込まれ栽培が始まりました。
ボリビアのワインの年間生産量は、830万リットルと少量のため、ワインの産地としてはあまり知られていませんが、チリと隣接しているボリビアでも驚くほど高品質なワインが造られています。
1500~3000メートルの高地でブドウが栽培されており、そこでは、一日の気温差が35℃くらいあるところもあり、日照量が豊富なため、ブドウの果皮も厚くなり、より豊富なタンニンを持つ上質なワインを生み出すことができます。
栽培される白ブドウ品種は、およそ70%がマスカット・オブ・アレキサンドリアで、このブドウのほとんどは、シンガニと呼ばれるボリビアでしか飲めない、マスカットの蒸留酒の原料として使用されます。
現在ボリビアワインは、アメリカ、ブラジル、ヨーロッパ、中国の市場に販路を拡大しており、徐々にバーやレストランでも提供され始めています。
また、世界のさまざまなワインコンテストでも賞をとっており、世界からも注目が集まっています。
産地とブドウ品種
ボリビアのワインのおもな産地はタリハで、南側はアルゼンチンとの国境があり、東側にはパラグアイとの国境があるボリビア最南部に位置する州です。
温暖な気候で、農作物が豊富にとれる豊かな気候で、標高1800メートルの高地でブドウが栽培されています。
世界の中でも最も高地でのブドウ栽培で、一日の気温差が高く、日照量も豊富で、乾燥した気候からブドウも病害を受けにくく上質なブドウが造られています。
ブドウ品種は、白ブドウはアルゼンチンで有名なトロンテスやペドロ・ヒメネス、またワインの原料としてはあまり使われませんが、マスカット・オブ・アレキサンドリアが主に栽培され、赤ワイン用の品種ではピノ・ノワールやシラー、マルベック、プティヴェルド、ウルグアイで有名なタナが栽培されています。
おすすめワイナリー
カンポ・デ・ソラナ
カンポ・デ・ソラナは、海抜1850メートル以上に位置する世界で最も高いワイン産地の1つでブドウを栽培しています。
ブドウ畑は高地ということもあり、昼夜の気温差があり、多くの日照量を得られるため、凝縮した果実味の上質なブドウが造られています。
カンポ・デ・ソラナは南米でも屈指の近代的な醸造設備を整えており、造られるワインは、スペイン、カナダ、チリ、アルゼンチン、イスラエルなど国際的なワインコンテストで数多く受賞しています。

エスター・オルティス・グラン・レセルバ
「スター」という意味を持つワインで、ワイナリーを象徴するプレミアムな1本。
ブリュッセルワールドワインコンペティション2017(Concours Mondial de Bruxelles 2017)でボリビアの最初の金メダルを受賞しました。
※日本では未発売です。











