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今日はワインを影でサポートする名脇役「ワイングラス」について。
専用のワイングラスで飲むと味がどれぐらい違うの?
皆さんは、普段ワインを飲むときは何を使いますか?
ワイン用の専門的なワイングラスで飲む
こだわり派の方もいれば、
コップで飲む人もいますよね。
フランスの自然派ワインを造る人の中には、
「日本の陶器、特に湯呑み茶碗が一番美味しく飲める!」
と言う人もいるそうです。
(彼らは試飲会にはマイ湯呑みを持参します)
選択肢はいろいろありますが・・・
ワインショップソムリエでは
やっぱりワイングラスをお薦めしています。
使った効果は絶大で、
これほどリアルに効果を体感できる道具はなかなかありません!
同じワインでもグラスを変えるだけで、
全く別のワインを飲んでいるように感じるほど違いは歴然とする
と言われています。
まず、ワイングラスで飲むことの効果は、
・ワインの色がきれいに見える
・香りをしっかり感じ取れる
・繊細な美味しさを引き出し渋みや酸味を抑える
ワインのタイプに合わせて
しっかり研究されて作られています。
クリスタルグラスって何?
さて、ワイングラスで良く目にする「クリスタルグラス」、
でも普通のコップにはあまり書いてありませんよね。
クリスタルとそれ以外のグラス、
いったい何が違うのでしょうか?
実は「クリスタルガラス」とは
厳密には科学的根拠のある名称ではありません。
「水晶=クリスタルのように透明感のある美しいガラス」そんなイメージ。
日本硝子製品工業会によれば、
「高い透明度を有し、かつ屈折率 nDが1.520以上で光沢のある美しい輝き、
および澄んだ音色で特徴付けられる」
と説明されています。(難しい…)
対する一般的なガラス製品は「ソーダガラス」というもので、
透明度が低く、年月が経つと濁りが目立つようになります。
その他にも、専門的には素材の中に鉛やカリウムなどを含むなどありますが、
使う人にとって大切なポイントは…
・透明度が高く、長持ちする = ワインの色が綺麗に見える!
・薄く、固く整形することができる = 口に触れる部分が薄く繊細で、贅沢な気分になれる!
この2点が、ワイン好きに取っては超重要ですね‼
ワイングラスのメーカーは?
世界では大きく分けて2つのタイプが主流でしょうか。
・酸化鉛を使い、艶のある重厚な雰囲気に仕上げるワイングラス
「バカラ」や「リーデル」
・ボヘミアングラスの流れをくみエレガントに仕上げるワイングラス
「ロブマイヤー」や「ロナ」
最近では環境保護の観点から、
ボヘミアングラスで主流の「カリ・クリスタル」に
切り替えるメーカーも多いそうです。
注意して使えば長持ちする道具なので
ワインライフへの投資として、
良いグラスを持っておくのは本当にお薦めです!