この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
先日興味深いニュースを読みました。
「フライドポテト発祥の地はどこか?」というものです。
ファーストフードの定番「フライドポテト」の発祥はアメリカじゃない⁉
フライドポテトといえば、ファーストフードの定番メニュー!
それなら発祥はアメリカ⁈なんて思いがちですが、
いえいえ。オリジナルは「ポム・フリット」と言って、
フランスで愛されるジャガイモメニューです。
ポム(じゃがいも)、フリット(フライ)。
もしメニューに「フリット(フライ)」とだけ書いてあれば、
それは、イコール「ポテトフライ」というくらい、
暗黙の了解レベルで親しまれているメニュー。
さて、この発祥の地とされていたのはベルギーでした。
現在、ベルギーでは「ポム・フリットを巡る食文化」を、
ユネスコの無形文化遺産として登録準備中と言われています。
そんなベルギーに、お隣フランスから「待った!」がかかりました。
発祥の地は「19世紀パリの下町である」という説。
さて、この騒動どうなることでしょうか…
ポム・フリットの定番コンビはハンバーガーじゃなくてシーフード!
元祖をめぐる争いは置いておいて、
ベルギーに行くと、現地のポム・フリットの美味しさに本当に驚かされます。
親指くらいの太さの長い棒状、あるいは半月形の食べ応えあるサイズ。
サクッとかじった後に感じるのは、
滑らかな、なんとも上品な絹のような質感。
じゃがいもってこんなに美味しいんだ!と感動したことを覚えています。
その美味しさの秘密は二度揚げにあるといわれています。
低温揚げ(160度くらい)をした後に高温揚げ(190度くらい)をします。
揚げ物は高温と思っていましたが、一概にそうでもなく、
実はそれぞれ表現できる美味しさがあるんですね。
そんなポム・フリットの定番コンビは何と言ってもムール貝です!
ベルギー名物、ムール貝の白ワイン蒸し&ポム・フリットは
ボール一杯の大ボリュームで、
お腹いっぱい食べられるところが本当に魅力的です!
作り方はとってもシンプル。
鍋に貝を入れ、ニンニク1かけ、塩胡椒をまぶし、
白ワインを注ぎ、蓋をして蒸し煮するだけ。
仕上げにレモンと、たっぷりのパセリを投入すれば現地の味わいです。
ムール貝を食べたあと、ボールの底にたまった
海のミネラルがたっぷり染み出た濃厚白濁スープに
ポム・フリットを浸して食べるのが最高の〆ごはん!
日本のおじやに似ていますね。
合わせるワインは、
シーフードに合う白ワイン。
海沿いで作っている白ワインがお勧めです。
最近はやりのホンビノス貝で作っても美味しくできますよ。
元気が出るスタミナメニューとして、おためしください!