紀元前6000年に生まれたワインの発祥の地とはどんな場所?

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紀元前6000年に生まれたワインの発祥の地とはどんな場所?

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ワインの古い製法

本日は、「ワイン発祥の地」についてご紹介させて頂きます。
みなさんワインの発祥地はご存知ですか?
フランス?イタリア?ギリシャ?
いえいえ、実はもっと意外な場所!

ワイン発祥の地

最近の研究だとワインが飲み出されたのはなんと!
紀元前6000年のコーカサス山脈
現在でいうと、ロシアとトルコの間にあるジョージア(グルジア)あたりともいわれています。
ジョージア(グルジア)ワインは、古代から伝わる土壺での醸造「クヴェヴリ製法」
2013年にユネスコ無形文化遺産に登録され、
かつて楊貴妃やクレオパトラも愛飲したと言われる伝統のワインもあるようです。
そのワインが生まれた紀元前6000年といえば、世界はまだ石器時代。
日本の歴史でいえば縄文時代です。
そんな昔からワインが存在していたなんて驚きですね!

ワインを世界に広めたのは誰?

さてそんなワイン!どうやって世界に広まったのか?
ワインは主に東ルートと西ルートと呼ばれる
ルートが存在したと言われています。

西ルートはその時代、勢力を強めていたローマ人の手によって
エジプト、ギリシャ、フランス、イタリア等ヨーロッパ全土に広がりを見せ
(現在の旧世界と呼ばれるワイン産地)
その後コロンブスの登場により南アフリカ、アメリカへと広がります。
(現在の新世界と呼ばれる産地)
また、東ルートはシルクロードを通り
中国、モンゴル方面へ広がりを見せたと言われています。

日本のワイン発祥は山梨県

現在も日本ワインの代表的産地である山梨県が日本ワインの発祥の地です。
山梨県でワイン造りが始まったのが、1870年とされており、
山田宥教氏と詫間憲久氏が設立した「ぶどう酒共同醸造所」が、
日本で初めてのワイナリーでした。
しかしながら、当時は製造技術が未熟だったため、数年で廃業してしまい、
その後、1877年に勝沼で設立された「大日本山梨葡萄酒株式会社」から、
高野正誠氏と土屋竜憲氏の2名がワインの本場フランスで醸造技術を2年間学び、
帰国後、宮崎光太郎氏を加えワイン造りに尽力します。
当初は、山ブドウから赤ワイン、甲州種から白ワインが造られていましたが、
フランスから帰国後、欧州系のブドウ品種やアメリカ系のブドウ品種を導入するなど、
海外のブドウ品種の導入を試みていきました。
このように日本でのワイン造りが広がっていきましたが、
戦時中、山梨県のワイナリー数は激減します。
戦後からは、酸味や渋みの強いワインは、日本の食文化には受け入れられず、
砂糖や香料を加えた甘味のある果実酒が人気になり、
ワインは、サントリーの赤玉ポートワインといった甘口のワイン造りで勢いを増します。
そのため、日本ではワインは甘口のお酒という認識が定着していきました。
そんな日本ワインに転機が訪れたのが、1970年代に入ってから。
山梨県内の大手ワインメーカーが、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロといった
ヨーロッパ系品種を輸入して、国際品種による本格的なワイン造りが始まり、
若者を中心とした第2次ワインブームがおき、
80年代から90年代にかけて第3次~5次ワインブームと
着実にワインの売り上げが右肩上がりで上がっていきました。
とくに、90年代後半に起きた第5次ワインブームでは、
ワイン中のポリフェノールの抗酸化作用が着目され、
それまでワインを飲まなかった層にもワインが受け入れられていきました。
2000年以降は、国産ワインコンクールなどの国内でのワインコンクールが開催され、
小規模なドメーヌ型のワイナリーも増えていき、
日本ワインの品質がどんどん向上していきました。
2010年に甲州種、2013年にはマスカット・ベーリーAが、
O.V.I(国際ぶどう・ぶどう酒機構)のリストに登録され、
ラベルに品種名を記載することが可能になり、
世界での日本ワインの知名度が高まっていきました。
2019年時点での山梨県のワイナリー数は85軒で、
日本のワイン全生産量のおよそ30%を占めています。

日本で初めてワインを飲んだのはあの有名な戦国武将⁈

日本のワインに関する記録については諸説ありますが、
日本で初めてワインを飲んだ有名人としてよく挙げられるのが、織田信長です。
織田信長は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・戦国大名。
誰しもが知る有名な歴史上の人物ですね。

さてそんな織田信長のところににワインを持ち込んだのが、
宣教師フランシスコザビエル
1549年に日本に初めてキリスト教を伝えたことで有名で、
歴史の教科書に登場する写真はお馴染みですよね。
信長が飲んだ赤ワインは、当時「珍陀酒(ちんたしゅ)」と呼ばれていました。
これは、ザビエルがポルトガルからワインを持ってきたことが影響しています。
というのも、ポルトガル語の「赤ワイン」は「ヴィニョ・ティント」
「ヴィニョ・ティント」の「ティント」が「ちんた」と響きになり、
珍陀酒(ちんたしゅ)」と呼ばれるようになったのです。
その他、ポルトガル語でワイナリーを意味する言葉が
「キンタ」が「ちんた」と派生したとも言われています。
南蛮貿易、ポルトガル人との交流が
盛んだった時代ならではの歴史と言えます。
とはいっても、あくまで逸話ですので諸説あります。

紀元前6000年にジョージアで発祥してから、
今では世界中でさまざまなワインが造られるようになったことを考えると、
歴史のロマンを感じますね。
ワインの歴史を研究しながら飲むのもまた楽しいかもしれませんね。

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