フランスではワイン消費量の約30%を占めるロゼワイン、日本で定着しないのはお花見イメージのせい⁈

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フランスではワイン消費量の約30%を占めるロゼワイン、日本で定着しないのはお花見イメージのせい⁈

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ロゼワイン

世界のワイントレンドを調べていたら、
面白い記事を発見しました。
なんと、今世界ではロゼワインが大ブームだとか。

ロゼワインがフランスでブーム!消費量の約30%を占めるロゼワイン

『フランスにおけるロゼワインの消費量は1990年以来増加を続け、
2013年にはすべてのワイン消費量の30%を占めるまでに至った。
23年間で、フランスのロゼワインの消費量はほぼ3倍に拡大した。
フランスのワイン消費者10人のうち、9人以上は、ロゼワインを
飲むと申告している。
(プロヴァンスワイン委員会(CIVP)プレスリリース)』

2013年以降も消費量は伸び続け、世界では実に10年以上、
ロゼワインの消費が上がっているそうです。
フランスでは、ロゼの生産量が白ワインを抜き、
消費量もワイン全体の約30%を占め、
およそ4本に1本はロゼが購入されるようになっている、という状況。

対して、日本では
毎年いろいろなキャンペーンをやっていますが、
白ワインより売れている、というような状況には
まだまだほど遠いところですね。

SNS映え⁈世界のロゼワインブームの理由は?

なぜフランスはじめ、世界でロゼワインのブーム
起きているのでしょうか?
その理由としてよく取り上げられるのが、
・食のトレンドの変化
・インスタグラムなどSNSの流行
・赤・白ワインは難しい、と敬遠する若年層の増加
このようなものがあります。
ロゼの消費量増加が著しいのは、
主にフランスとアメリカだといわれています。
どちらも食の分野、トレンドの分野では先端の国ですので、
今後多くの国に波及していくことも考えられますね。

ロゼワインは甘い⁈作り方は?

さて、ロゼというと、ブレンドしたものとか、
甘いワインといったイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、
実際は赤、白と同じように辛口が主体で、
むしろ甘いものは少数。
白と赤の中間の味わいですが、
作り方にも2種類あります。

白ワインのように、黒ブドウを破砕して
自然とうっすらピンク色になったワインは「ヴァン・グリ」
一方で赤ワインに近い方法、
果皮をワインに漬け込み、
濃い色や香り、タンニンを引き出したものは
クレレット(フランス)とか、
チェラスオーロ(イタリア)と呼ばれます。

同じロゼワインですが、
白ワインよりのロゼ、赤ワインよりのロゼがあるんですね。
数種類のロゼだけでコース料理に合わせる事も出来てしまいます!

お花見イメージが強い⁈日本でロゼワインが定着しない理由

ロゼの楽しみ方を考えたとき、
日本ではなぜ定着していなかったかが、少しわかる気がします。
実は、世界ではロゼワインの旬は初夏から晩秋、
主に暑い時期に飲まれています。
魚介類にはよく合いますし、
肉料理だったら冷やした濃い目のロゼを合わせる、
そんな風に料理に合わせながら、
世界の多くの人々に美しい色合いのロゼが楽しまれています。
対して、日本だとお花見の時期にキャンペーンをやりますよね。
でも、お花見の時期はまだ肌寒く、
ロゼの楽しまれるシーズンと比べると
明らかに早すぎる気がします。
私たちは、ロゼの本当においしい飲み方を
味わえていなかったのかもしれない・・・
そんな事を感じました。
懐にも優しいロゼワイン、
まさに今がロゼシーズン!
ぜひこの夏ロゼワインを楽しんでみてください!

フランスのロゼワイン

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