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本日は、赤ワイン用のブドウ品種「シラー」について。
シラーってどんな品種?
シラー種は、フランス・ローヌ地方が原産と言われており、
赤ワインの中でも「スパイシー」と例えられることの多い品種の一つ。
フランスのローヌ地方では、力強く品があり、
特にスパイシーな香りが特徴のワインを造ります。
ブドウの特徴としては、小粒で濃い色合いの厚めの皮を持ち、
タンニンと酸は強めで、ワインにするとなめらかでコクがあり、
しっかりとした骨格と味わいのワインに仕上がります。
ボルドーのカベルネ・ソーヴィニョン、ブルゴーニュのピノ・ノワールと並び、
長期熟成タイプの偉大なブドウ品種です。
世界で栽培面積が増加しているシラー
またフランス以外で有名な産地ではオーストラリアがあります。
オーストラリアでは、シラーのことを「シラーズ」と呼び、
ここでは、果実味の豊富でパワフルな
アルコール度数の高い凝縮した味わいの赤ワインを造ります。
近年その他の国々でも栽培面積が増えている品種で、
南米チリやアルゼンチン、アメリカのカリフォルニア州やワシントン州、
またニュージーランド、南アフリカと、特にニューワールドの冷涼地域で
注目が集まっています。
シラーに合わせるお料理は?
合わせる料理は、お肉料理が特におすすめで、
その中でも黒コショウを聞かせたスパイシーな風味のソースや
ジビエなどのややクセのある料理と合わせるとよいでしょう。
またアジア系のエスニック料理や中華、またタンドリーチキンなどの
スパイスの効いたお料理ともお料理の味わいに負けず合わせられます。
オーストラリアのシラーズは、果実味が凝縮してしっかりとした味わいですが、
意外にもタンニンがなめらかで後味が飲みやすいタイプのものもあるので
カジュアルなお料理に気軽に合わせられるところも
人気が出ている一つの要因ですね♪
チーズは、しっかりとした味わいのタイプ、
ウォッシュタイプや青カビタイプなどおすすめです。