ピザにワインが合わないわけがない!ピザの種類ごとのおすすめワインをご紹介

ピザにワインが合わないわけがない!ピザの種類ごとのおすすめワインをご紹介
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ピザにワインが合わないわけがない!ピザの種類ごとのおすすめワインをご紹介

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ピザに合うワイン

ピザといえば、イタリア。イタリアといえば、やっぱりワイン!
ピザの発祥の地イタリアは、ワイン生産量世界第1位のワイン大国!
そんなワインの一大産地の食べ物であるピザがワインに合わないわけがないですよね。
そこで、本日はピザの種類ごとに合うおすすめのイタリアワインをご紹介します。

ピザとワインの相性について

ピザの起源は、今から3千年ほど前のサルディーニャ島で作られていた
フォカッチャという平らなパンが元祖で、
そのフォカッチャに具材を乗せたものがピザの原型とされています。
現在のような薄くのばしたパン生地にトマトソースをのせて焼いたピザが作られたのは1760年頃で、
1803年には初めてのピッツェリアが誕生しました。
イタリアピザの代表格でもある「マルゲリータピザ」は、
1889年イタリア国王とマルゲリータ王妃が静養でナポリを訪れた際に、
イタリア国旗のカラーをイメージしたトマトとモッツアレラとバジルをのせたピザが
国王と王妃に献上されたことで一躍話題となり、
マルゲリータ王妃の名にちなんでマルゲリータピザとなづけられました。
その後、イタリア各地でさまざまなピザが作られるようになり、
各地で味付けや生地に個性を出して、各地の地ワインと合わせて楽しまれるようになりました。
そのため、さまざまな具材と味付けで変幻自在の味を楽しめるピザは、
産地や品種、造り手によって味わいが異なるワインとの相性も抜群です!

トマトソースのピザに合わせるワイン

ピザといえば、やはりトマトソースが人気ですよね。
イタリア料理の基本のソースでもあるサルサ・ディ・ポモドーロは、
各地、各店舗、各家庭によって多少素材が異なりますが、
完熟トマトとオリーブオイル、ニンニク、タマネギ、ローリエで作った
最もシンプルなトマトソースで、このソースをピザ生地にまんべんなく塗って、
その上に好みの具材を乗せて焼きます。
トマトソースのさわやかな酸味が引き立つピザは、さまざまなワインと相性がよく、
上に乗せる具材によってまたさまざまなペアリングが楽しめます。

シンプルなトマトソースの味わいが楽しめるピザといえば、やはりマルゲリータピザ
マルゲリータピザのトマトソースの酸味、バジルの爽やかな清涼感、
しっかりとした食感と旨味を楽しめるモッツアレラチーズには、
ハーブのニュアンスのある爽やかなイタリアの辛口白ワインが相性抜群です。
ハーブのニュアンスが、バジルとの相性がバッチリなのでおすすめ。

ポンテ・デル・ディアボロ ソーヴィニョン・ブラン
イタリアの白ワインの聖地フリウリ・ヴェネツィアジューリアの
自然派協同組合が造る自然栽培にこだわったワインのプロからも評価される高コスパな1本。
フリウリ地方のソーヴィニョンブランから造られる白ワインは、
フランスのボルドーやロワールのものと異なりキャラクターが強く、
味、香りがはっきりしていて個性的です。
中でもこのラウシェドのものは、非常にコストパフォーマンスが高く、
ミネラルたっぷりの土壌から生まれた華やかな香りは1000円台とは思えない華やかさ。
グレープフルーツ、キウィフルーツ、フレッシュハーブを思わせる爽やかな香りで、
生き生きとした果実味、酸味、苦みのバランスがよく、
野菜料理からエスニック料理まで幅広い料理と合わせられます。

ポンテ・デル・ディアボロ ソーヴィニョン・ブラン

また、トマトソースで忘れてはいけないのが、
マルゲリータピザと並んで人気のマリナーラピザ
マリナーラピザは、たっぷりのトマトソースに、ニンニク、オリーブオイルのみで、
チーズさえも使わない究極にシンプルなトマトソースピザなので、
まさに、トマトソースの味をしっかり堪能できます。
そんなマリナーラピザには、酸味、渋み、甘味のバランスがとれたエレガントな赤ワインがおすすめ。

ミオパッソ・ネロ・ダヴォラ
イタリア人で唯一、パーカーポイント100点を2回獲得した
醸造家ステファノ・キオッチョリ氏が手掛けるワインシリーズ。
ミオ・パッソはイタリア語でマイペースという意味で、
地元イタリアで昔から愛されているブドウ品種、フィアーノ、グリッロ、
ピノ・グリージョ、ネロ・ダヴォラ、プリミティーヴォのブドウを使って
丁寧に造られています。
ミオパッソ・ネロ・ダヴォラは、
アメジストとガーネットを合わせたような深い赤紫色。
バラ、スミレ、ブラックペッパー、ミルクチョコレートの華やかでいて濃い上質な香り。
酸味、渋み、甘味、アルコールのバランスが素晴らしく、
しっかりとしたボディのワンランク上のワインに仕上がっています。
少し冷やして飲むとよりまとまりが出ておすすめです。

ミオパッソ・ネロ・ダヴォラ

チーズをたっぷり使ったピザに合わせるワイン

チーズを使ったピザといえば、クアトロフォルマッジ
イタリア語で「4種類のチーズ」を意味するピザで、
名前の通り、モッツアレラ、ゴルゴンゾーラ、グラナパダーノ、タレッジョ、
パルメザン、グリエール、シュレッドなどのチーズの中から、
4種類のチーズを組み合わせて焼くピザです。
お店によってチーズの種類や組み合わせが異なりますが、
多くお店で必ず入れるのが、ゴルゴンゾーラチーズ。
青かび系のゴルゴンゾーラチーズは、苦みのようなスパイシーな刺激と、
強めの塩っけに、クセのある香りでそのまま食べる際には好みがわかれるチーズですが、
このクワトロフォルマッジには欠かせないチーズです。
このゴルゴンゾーラチーズに合うワインは、
樽熟成のしっかりとしたコクのあるシャルドネもおすすめですが、
フルーティーな果実味とさわやかな泡立ちが楽しめるプロセッコもおすすめ。

モスカート・スプマンテ・ブリュット・ナチューレ・ビオ フィドーラ
フィドーラは、イタリア・ヴェネト州にある、
ビオディナミ農法を約40年前から実践している州内で最古の自然派ワイナリーです。
そんなフィドーラが手掛けるモスカート・スプマンテ・ブリュットは、
海から吹く潮風の影響による寒暖差で、香り高く、甘みと酸味が凝縮した
自社畑のモスカートを100%使用しています。
フィドーラのモスカートは、酸味と甘みのバランスに配慮して、
最適なタイミングを見計らって収穫し、香りを逃がさない製法で造られています。
黄桃のコンポートに、かりんやアンズ、ライチやトロピカルフルーツのエキゾチックなアロマ。
口に含むとアロマと同じくらいさまざまな果物のフルーティーさが広がりますが、
後味はさっぱりとしており、すっと体になじむようなスムースな飲み心地。
辛口ですが甘いフルーツの香りが鼻から抜けて、
細かい泡がきめ細かく、のど越しが気持ちのいいスパークリングワインです。

モスカート・スプマンテ・ブリュット・ナチューレ・ビオ フィドーラ

ベーコンやサラミを使ったピザに合わせるワイン

イタリアのエミリア・ロマーニャ州のパルマでつくられる
プロシュット・ディ・パルマや、
ミラノを代表する伝統的なサラミのミラノサラミ、
豚バラを熟成して作る生ビーコンのパンチェッタなど、
イタリアは肉の旨味を凝縮した加工品が豊富。
そんな塩分と脂分がしっかりした味わいのサラミや生ハムがトッピングされたピザには、
フレッシュな果実味とほどよいタンニンが味わえる赤ワインが相性ピッタリです。

キャンティ マレンキーニ
マレンキーニは、100年以上も続く歴史あるワイナリーで、
マレンキーニのワインの礎を築いたのは、
「サンジョベーゼを扱わせたら 右に出るものはいない」と言われた天才醸造家の
今は亡き巨匠ジュリオ・ガンベッリ氏です。
マレンキーニが造るワインは、
スーパートスカーナと呼ばれる「ブルツィッコ」という
カベルネ・ソーヴィニョンをベースにボルドースタイルに造られるワインと、
キャンティの伝統的な醸造法である大樽で熟成される
サンジョヴェーゼを使用して造られる「キャンティ・コッリ・フィオレンティーニ」が有名。
そんなマレンキーニが手掛けるキャンティは、
比較的新しい畑から収穫されるサンジョベーゼを使用し、
温度管理機能のついたステンレスタンクを使用、
12日間スキンコンタクトを行いながら発酵します。
ヴィンテージによりメルローをブレンドすることもあるという
スタンダードクラスながらハイクオリティのキャンティです。
赤いベリー系の果実の香りが若々しく、
味わいにも好印象のかわいらしい果実味を感じます。
それでいてボリューム感も程よくあり今飲んでおいしいコスパ高なキャンティです。

キャンティ マレンキーニ

シーフードを使ったピザに合わせるワイン

トマトソースにエビやタコ、イカなどの魚介系の旨味が凝縮されたピザには、
やはり海を感じられるミネラル感のある爽やかな辛口白ワインがおすすめです。

ランゲ・シャルドネ モスコーネ
バローロ、バルバレスコで知られるランゲの丘で造られる高品質白ワイン。
100年以上バローロを造り続ける名門モスコーネ家が手掛けるシャルドネは、
モスコーネの畑の中でも、とりわけ石灰質土壌で構成された場所で栽培されており、
完熟したブドウをおよそ10日間かけてステンレスタンク内で発酵させ、
果実のピュアな香り・味わい、ミネラル感を感じるワインを造るため、
熟成もステンレスタンク内で行い、樽は使用しません。
ボトリング後最低でも一カ月は瓶内で休ませてから出荷されます。
フレッシュでフルーティーな香りのシャルドネの持ち味がしっかりと感じられ、
豊かな香りと果実味、ミネラルがバランス良く上品な味わいに仕上がっていて、
完成度の高い1本です。

ランゲ・シャルドネ モスコーネ

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