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アンチョビを使った料理など一昔前なら、おしゃれなイタリアンバルくらいでしか
見かけませんでしたが、最近は居酒屋メニューにもありますよね。
缶詰や瓶詰の状態になったものをスーパーでも気軽に購入できるので、
家飲みのおつまみに使う方も多いのではないでしょうか。
そこで、本日はアンチョビを使ったワインに合うおつまみをご紹介します。
ワインとアンチョビの相性
アンチョビは、カタクチイワシを半年以上の長い期間塩漬けし、
オリーブオイルに浸したもので、
フィレ状になったものが缶詰やびん詰めの状態で販売されているのが一般的で、
中には、ペースト状のチューブに入っているものなどがあります。
味は、熟成されていて非常に塩気が強く、イワシの旨味が濃厚なため、
そのまま食べるよりも、パスタ・ピザ・サラダなどの料理に混ぜて使われ、
ワインにもアンチョビの風味がとてもよく合います。
また、野菜から魚介までどんな食材とも合わせやすいため、
使われる料理の幅がとても広いのもアンチョビの利点で、
その分、ワインも白ワイン、赤ワイン、スパークリングワインと
さまざまなものが合わせられます。
おつまみとしてアンチョビは少しで良い
アンチョビを料理のアクセントに使う際は、1つのフィレだけでも十分塩気が強いので、
あまり多く入れすぎてしまうと塩辛くなってしまうため、入れすぎには注意です。
塩加減は好みにもよりますが、アンチョビを使った代表的なおつまみの
アンチョビキャベツを例にあげると、キャベツ1/4に対して、使用するアンチョビは、
フィレが3~4枚ほどで十分です。
ワインに合うアンチョビのアレンジレシピ
それでは、ここでワインがどんどん進んじゃうアンチョビのレシピをいくつかご紹介します。
ゆで卵のアンチョビのせ
◆材料
・ゆで卵 3個
・アンチョビフィレ 3枚
・マヨネーズ 適量
◆作り方
ゆで卵を真ん中で半分に切り、黄身の部分を上にして、マヨネーズを小さじ1程度のせます。
その上に1/2にカットしたアンチョビフィレを乗せたら完成。
ハーフカットのゆで卵6個分のおつまみができます。
クリーミーなゆで卵とアンチョビの濃厚な塩気がベストマッチ!
前菜にスパークリングワインと合わせるのがおすすめです。
タコとポテトのアンチョビ炒め
◆材料
・タコ 150g
・じゃがいも 1~2個
・アンチョビフィレ 3枚
・玉ねぎ 1/2個
・にんにく 適量
◆作り方
あらかじめ、ひとくちサイズにカットしたじゃがいもを串が通るくらいの柔らかさまで茹でておきます。
みじん切りにした玉ねぎとにんにくをオリーブオイルで軽く炒め、
アンチョビとタコを加え、タコに火を通します。
最後に、茹でたポテトを加えて全体が絡むように炒めたら完成です。
仕上げに、ペッパーなどをひとふりしてもおいしいです。
タコとポテトにアンチョビの塩気がしっかりと加わり、
白ワインがぐいぐい進んじゃうおつまみです。
アンチョビとキノコのペースト
◆材料
バゲット 6枚
しめじ 1株
アンチョビフィレ 3枚
ニンニク 適量
◆作り方
細かくきざんだ、ニンニク、しめじ、アンチョビを
オリーブオイルを熱したフライパンで炒めます。
火が通ったら、あら熱をとってからフードプロセッサーにかけてペーストにします。
1cm幅に切ったバゲットに薄く塗り、お好みでハーブなどを添えたら完成です。
キノコの風味にアンチョビの濃厚な風味が重なり、
シンプルながら複雑な味わいで、ミディアムボディの程よいコクのある赤ワインによく合います。
アンチョビに合うオススメのワインはこちらから
クレマン・ド・ボルドー ルイ・ド・ペラン
UGボルドーの畑は、ガロンヌ川の右岸の20のコミューンに広がっており、
この地域は「アントル・ドゥー・メール(二つの海の狭間の土地)」と呼ばれ、
1000年以上もブドウ栽培が続けられてきた、長い伝統のある産地です。
ボルドー地方と言えば赤ワインのイメージですが、
スパークリングワインの歴史も古く、
19世紀の終わりには上質な白ブドウや黒ブドウによるスパークリングの
「ボルドー・ムスー」が生産されていました。
このボルドー・ムスーが1990年に呼称変更し「クレマン・ド・ボルドー」となり、
現在、大半が白ですが、ロゼも生産されています。
セミヨン49%、メルロ45%、カベルネ・フラン6%で造られたこのクレマンは、
品種ごとに一次発酵後を行い、アッサンブラージュし、
その後、瓶内二次発酵し、最低12カ月間の瓶内熟成を行いリリースされます。
きめ細やかな泡、淡い緑がかった黄金色の色調で、
清楚な、白い花を思わせるエレガントな香りに、
口当たりも滑らかで、アーモンドを思わせる風味が余韻に残ります。
シーフード料理全般に美味しく合わせられます。
また、レモンパイなど、フルーツを使った甘酸っぱいデザートにもよく合います。
パソ・デ・アドス・ソーヴィニョン・ブラン ボデガス・アルスピデ
100年以上も前から続くディアス家のブドウ畑は、
長い年月昔ながらのワイン造りを続けており、
祖父から受け継ぐセラーでは、アンフォラによる昔ながらのワイン造りが続けられています。
酸化防止剤無添加、完全無農薬栽培を実践し、複数の公的機関が認定されており、
今スペインで最も注目される自然派生産者で、
畑からワイン造りまでまるごと自然派の長い伝統を持つワイナリーです!
そんなパソ・デ・アドスが手掛けるソーヴィニョン・ブランは、
濃い麦藁色の色調で、柔らかくまろやかな飲み口に、
ソーヴィニョン・ブラン特有のトロピカルフルーツやレモンといった柑橘系に、
リンゴのアロマが広がり、さわやかな酸ですっきりと飲みやすい味わいです。
キリッと冷やして魚介料理や野菜料理と合わせたい白ワイン。