古代ローマ時代から知られるグレコ・デ・トゥーフォーのワインとは

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古代ローマ時代から知られるグレコ・デ・トゥーフォーのワインとは

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グレコ・デ・トゥーフォーのワイ

イタリア・カンパニア州中央部、アヴェリーノの郊外にあるワイン産地
グレコ・デ・トゥーフォー。
イタリア語でギリシアのことをグレコと言い、ギリシャのワインは、
古代ローマ時代から希少なワインとして記されていました。
そこで、本日はグレコ・デ・トゥーフォーのワインについてお話します。

グレコ・デ・トゥーフォーのワインとは

イタリア・カンパニア州中央部、アヴェリーノの郊外にトゥーフォという町があり、
北の丘陵地にある7つのコムーネを含む一帯がグレコ・デ・トゥーフォ DOCGの産地です。
グレコとはイタリア語でギリシャのことを意味し、
2500年以上前にギリシャ人入植者によってイタリア南部にグレコと呼ばれるブドウ品種が
もたらされたとされ、中世ではグレコ・デ・トゥーフォーの名がヨーロッパに広まりました。
1970年にDOC(原産地統制名称)、2003年にDOCG(原産地統制保証名称)に認定されました。

グレコ・デ・トゥーフォーのテロワール

アヴェッリーノの北に位置する6152ヘクタールにブドウ畑が広がり、
標高は、300メートルから650メートルで土壌はヴェスヴィオ火山の噴火の影響を受けた
火山灰と岩石や粘土質が広がっており、非常にミネラルが豊富な土壌です。
また、起伏の激しい入り組んだ地形のため、日照量が豊富で風通しもよく、
昼夜の気温差も激しいため、凝縮感のある味わいの熟したブドウが育ちます。

グレコ・デ・トゥーフォーで栽培されるグレコ種とは

グレコ種は熟成に時間がかかり、べと病やうどんこ病の病害にも比較的弱い品種です。
果実は成熟すると黄金がかった灰色になり、グレコのワインは豊かなアロマが特徴で、
ヴィオニエに似た香りと評されることもあります

グレコ・デ・トゥーフォーの特徴や味わい

グレコ・デ・トゥーフォーのワインは、最低でもグレコ・デ・トゥーフォー種を
85%使用することが義務付けられており、残りの15%はいコーダ・ディ・ヴォルペ種がつかわれます。
グレコ・デ・トゥーフォーの特徴は、フルーティーな味わいと白ワインには珍しいフルボディです。
色調は美しい淡い黄色で、洋ナシやリンゴ、アプリコット、パイナップル、メロンなどの
フルーティーなアロマがあり、ほどよい酸があり、ミネラルが豊かでバランスの取れたふくよかな味わいです。
余韻も長く、熟成に耐えるポテンシャルがあります。
また、スティルワインだけではなく、スプマンテも造られており、
スプマンテは、少し控えめでニュートラルな味わいが魅力的です。

グレコ種のワインに合う料理

グレコ・デ・トゥーフォーのあるカンパーニア州の食文化は、
ナポリのピザをはじめ、アマルフィ海岸の魚介料理など
山の幸、海の幸をふんだんに使ったバラエティー豊かな食事が多く、
フルーティーなアロマで、ほどよい酸があり、ミネラルが豊かでバランスの取れた味わいの
グレコ・デ・トゥーフォーのワインは、モッツアレラチーズ、野菜のマリネ、
ピザ、魚介のパスタなど、前菜からメインまで食事にとてもよく合うワインです。

グレコ種のワインに合う料理

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