ラベルに記載されているレゼルヴァの意味と基準について

ラベルに記載されているレゼルヴァの意味と基準について
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ラベルに記載されているレゼルヴァの意味と基準について

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レゼルヴァの意味と基準についてイタリアワインやスペインワインをよく飲まれる方なら、
ワインのラベルに「Reserva(レゼルヴァ)」「Gran Reserva(グラン・レゼルヴァ)」
と表記されたワインを見かけたことがあるのではないでしょうか。
このレゼルヴァの表記について、通常のワインより熟成されているワインという認識はあっても
熟成に関する細かい規定まで知っている方は少ないと思います。
そこで、本日はレゼルヴァの意味と基準についてお話します。

レゼルヴァとは

このレゼルヴァの基準は、国によって異なりますので、
まずイタリアワインの基準からご紹介します。
イタリアの場合は、銘柄によってレゼルヴァの規定が決められています。
代表的な例を挙げると、北イタリアのピエモンテ州を代表するイタリアワインの王バローロについては、
通常のバローロが38か月(内、18か月は木製の樽で)熟成することが定められていますが、
レゼルヴァと表記するためには、最低62か月(内、18か月は木製の樽で)の熟成期間が必要です。
また、イタリアワインの女王と呼ばれるバルバレスコについては、
26か月(内、9か月は木製の樽で)熟成することが定められており、
レゼルヴァは、50か月(内、9か月は木製の樽で)熟成が必要です。
さらに、イタリアワインの顔とも言えるキャンティは、
通常、収穫年の翌年2月末までの熟成が必要なのに対し、
キャンティ・クラシコは、収穫年の翌年9月末まで、
キャンティ・クラシコレゼルヴァは、24ヵ月(うち瓶内 3ヵ月)の熟成期間が必要で、
キャンティ・クラシコグラン・セレツィオーネは、30ヵ月(うち瓶内 3ヵ月)が最低熟成期間と定められています。
このように、銘柄により基準が細かく決まっているイタリアワインは複雑ですが、
スペインワインは、DOP(原産地呼称保護ワイン)全体で基準が定められているため、わかりやすいです。

スペインは、赤ワイン、白ワイン、カヴァで基準が異なる

赤ワインに関しては、
Crianza(クリアンサ)が、最低24ヶ月の熟成(うち6ヶ月は樽熟成)。
Reserva(レゼルヴァ)が、最低36ヶ月は熟成(うち12ヶ月は樽熟成)。
Gran Reserva(グラン・レゼルヴァ) 最低60ヶ月の熟成(うち18ヶ月は樽熟成)。
白ワインに関しては、
Crianza(クリアンサ)が、最低18ヶ月の熟成、うち6ヶ月は樽熟成。
Reserva(レゼルヴァ)が、最低24ヶ月の熟成、うち※6ヶ月は樽熟成。
Gran Reserva(グラン・レゼルヴァ)が、最低48ヶ月の熟成、うち※6ヶ月は樽熟成。
カヴァに関しては、
Reserva(レゼルヴァ)が、瓶詰めから澱引きまでの瓶貯蔵・熟成期間が15ヶ月以上。
Gran Reserva(グラン・レゼルヴァ) 瓶詰めから澱引きまでの瓶貯蔵・熟成期間が30ヶ月以上。
容量が600ℓ以下の樽熟成の場合は、
Noble(ノーブレ)が、オーク樽または瓶内で18ヶ月熟成。
Anejo(アニエホ )が、オーク樽または瓶内で2年熟成。
Viejo(ビエホ ) が、光、熱、酸素による酸化風味を持つもので最低36ヶ月の熟成。

おすすめのレゼルヴァのワイン

セルナ・インペリアル グラン・レセルバ
ボデガス・ヴァルサクロは、スペインで最も名高い赤ワイン産地リオハ地方で
150年以上の歴史を持つボデガ(醸造所)です。
高貴品種のテンプラニーリョを使い、高品質な赤ワインを造り続けています。
伝統的なリオハワインとロバート・パーカーの評価も高いモダンなワインを造る「ボデガス・ヴァルサクロ」、
標高の高いリオハの気候を活かし、高品質なカヴァを作る「ボデガス・エスクデロ」、
そして曾祖父の代から伝わる樹齢80年を超える畑が自慢の「ボデガス・ロゴス」の3つが、
それぞれの特徴を際立たせながら、コストパフォーマンスの高いデイリーワイン、
とっておきの日に楽しみたい高品質なワインまで幅広く手掛けます。
テンプラニージョ70%、マスエロ20%、ガルナッチャ10%のブレンドで、
熟成にはアメリカンオークの樽を使い、最低でも24ヶ月はその中で熟成させ、
樽熟成が終わった後もボトル内で最低36ヶ月は熟成させ、
60ヶ月の熟成期間を経てリリースされる、まさに熟成ワインと呼ぶにふさわしい味わいです。

セルナ・インペリアル グラン・レセルバ
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