ワイン愛好家から近年注目を集めているプリオラートのワインとは

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ワイン愛好家から近年注目を集めているプリオラートのワインとは

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ワイン愛好家から近年注目を集めているプリオラートのワインとは

スペインのプリオラートというワイン産地をご存じですか?
スペインの高品質な赤ワインの産地として近年注目を集めているのがプリオラートです。
造られるワインは、独特のミネラル感と複雑なアロマを持っており、
パワフルかつエレガントな味わいの赤ワインが造られています。
そこで、本日はプリオラートのワインについてお話します。

ワイン愛好家から注目を集めるワイン産地プリオラート

プリオラートはスペイン北東部のカタルーニャにあるワイン産地で、
タラゴナ市から内陸に位置する12の村でワインが造られています。
プリオラートで造られるワインは、おもに固有品種であるガルナッチャ(グルナッシュ)と、
カリニェナ(カリニャン)を主体にした赤ワインが多く造られており、
白ワインとロゼワインも少量ですが造られています。
ガルナッチャとカリニェナ主体のワインは、甘草、タール、ブランデーチェリーの
凝縮されたアロマがあり濃厚でエレガントな味わいは、
スペインの中でも高品質な赤ワインの産地として注目を集めています。
高品質な赤ワインの産地として脚光を浴び出したのは、わりと最近のことですが、
ワイン産地としての歴史は古く、1932年にスペインの原産地呼称制度である
デノミナシオン・デ・オリヘン(DO)に一度認定されました。
しかしながら、DOとして認定されていながらも当時は高級ワインの産地という立場が確立されておらず、
大半が協同組合の醸造するバルクワインの生産で、ボトルワインの生産はごくわずかでした。
そんなプリオラートが高級ワイン産地として脚光を集めるきっかけになったのが、
1980年代に入ってから、ペネデスのワイン生産者であるルネ・バルビエ社のルネ・バルビエなどの
4人がこの土地のポテンシャルに着目し、スペインの固有品種である、
ガルナチャやカリニェナなどの品種を栽培し、
この地で行われていた従来のブドウ栽培とワインの醸造方法に改良を加えていきました。
そして1989年に収穫したブドウを用いて造られたワインが1991年に初めて市場にリリースされると、
世界的に有名なワイン評論家であるロバート・パーカーなどに絶賛されたことで、
一躍世界で注目を集めるワイン産地になりました。
2009年にはスペインを代表するワイン産地の1つであるリオハと同様に、
スペインの原産地呼称制度の最高位である「DOCa(特選原産地呼称)」に認定され、
名実ともにスペインを代表する、高品質なワイン産地となりました。

プリオラートのテロワール

プリオラートは、タラゴナ内陸のモンサン山脈の南に位置する山間部の
標高700mを超える高地にブドウ畑が広がっており、山間部ということもあり急斜面で、
一般的な農作物には不向きな地形ですが、ブドウにはとても適した環境です。
夏は長く暑くて乾燥しており、年間降水量は平均500mmと少なく、
山岳地帯らしく気温の変化が激しく、昼夜の寒暖の差が大きいため、
しっかりと凝縮感のある味わいのブドウが育ちます。
土壌は、リコレリャと呼ばれる粘板岩土壌で、部分的に分解されたスレートと石英で構成された、
排水が少なく栄養価の低い土壌ですが、この粘土岩土壌はワインにしっかりとしたミネラル感を与える
とても重要な土壌です。

プリオラートで主に栽培されるブドウ品種

プリオラートで栽培されているブドウは、黒ブドウ品種が約90%、白ブドウ品種が10%で、
黒ブドウ品種は、ガルナッチャが40%近くを占め、カリニェナが25%ほどを占めています。
その他、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、メルロ。
白ブドウ品種は、ガルナッチャ・ブランカ、マカベオ、ペドロ・ヒメネスが栽培されています。

プリオラートで造られるワインの味わいや特徴

ほとんどのプリオラートの赤ワインはオークで少なくとも12か月間熟成され、
DOCaでは、熟成期間に基づいて3つのレベルのワインを認めています。
クリアンサはオークで最低6か月熟成させ、その後リリース前にボトルで18か月間熟成させます。
レゼルバはオークで1年間熟成後、ボトルで2年間熟成します。
グランレゼルバはオークで2年間、ボトルで3年間熟成します。
プリオラートの赤ワインは、ガルナチャとカリニャンを主体に、
カベルネソーヴィニョン、メルロ、シラーなどの国際品種をブレンドしています。
味わいは、ガルナチャの凝縮感のある果実味とスパイシーなニュアンスが感じられ、
ブラックベリーやプラムといった黒系果実に、チェリーやスグリなどの赤系果実と、
樽由来のトースト、ビスケット、バニラエッセンスのアロマに、
甘草やタールの複雑なアロマが加わり、パワフルかつエレガントな味わいの赤ワインです。
白ワインは、ガルナチャ・ブランカ、マカベオ、ペドロ・ヒメネス、シュナンブランから造られています。

プリオラートの代表的なワイン

現在、プリオラートでは約70のワイナリーがあり、
年間約950klのワインが生産されています。
その中でもカタルーニャの星と称賛されるワイナリーがトーレスです。
ペネデス地方で140年以上の歴史を持つスペインの名門ワイナリーで、
ゴーミヨ誌主催のワイン・オリンピックにおいて、
1979年にはメドック1級のシャトー・ラトゥールやシャトー・オー・ブリオンを超える評価を獲得し、
世界の注目を集めました。
数々の輝かしい実績を有する実力派ワイナリーとして、現在カタルーニャをはじめ、
リオハ、リベラ・デル・ドゥエロなどスペインの名だたる産地に畑をもっています。
そんなトーレスが手掛けるプリオラートのワイン「サルモス」は、
ポレラ村とリョアール村の両方の畑から造られるブドウを使用しており、
プリオラートのテロワールの特徴でもあるリコレリャと呼ばれる粘板岩土壌で育つブドウは、
独特のミネラル感とパワフルさを持っており、
チェリーやブラックベリー、ブルーベリーなどの黒系果実のアロマに、
ナッツ、シナモン、バニラのあたたかみのあるアロマがくわわり、
口に含むとジャムやコンポートのような凝縮した果実味と、
豊かなタンニンが感じられ、パワフルでありながらエレガントさも備えた
見事なバランス併せ持つワインに仕上がります。

トーレス サルモス プリオラート

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