夏から秋にかけてが旬の鮎とワインのマリアージュ

夏から秋にかけてが旬の鮎とワインのマリアージュ
ワクワクが止まらない!GWを楽しみ尽くすワインが続々登場!

夏から秋にかけてが旬の鮎とワインのマリアージュ

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鮎

今日で8月も終わりですね。
明日からは9月とはいえ、まだまだ残暑厳しい日がしばらくはつづきます。
夏の暑さで疲れが出やすいこの季節、ぜひ旬の食材とワインを合わせて残暑を乗り切りましょう。
この季節におすすめの食材が、夏の風物詩でもあるスイカの香りによく似た魚、鮎です。
本日は、鮎とワインのマリアージュについてお話します。

初夏から秋にかけてが旬の鮎!スイカの香りがするのはなぜ?

鮎は川底の石に付着したケイ藻を食べて成長します。
鮎の香りはそんな藻の成分に由来されるみたいです。
鮎は全国に生息していますが、エサとなる藻が豊富で、自然がたくさん残る高知県の四万十川が産地としては有名です。

鮎は年間を通して見かける魚ですが自然保護の観点から禁漁期間が定められていて、基本的に5月から10月くらいまでしか獲ることができません。
漁の解禁は、鮎の旬である初夏から秋ごろに合わせて行われ、県によって気温などで若干の時期の差があります。

もっともおいしいとされる脂ののった若鮎は7月前後が旬です。
成熟した子持ち鮎は地域によるズレが特に目立ち、東北などの寒い地域では8月下旬から始まりますが、九州では10月以降になります。
アユは一年の命のなかで、半分を海で、半分を川で過ごします。

鮎は夏の疲れが出やすいこの時期におすすめの旬食材

鮎は頭から尻尾まで丸ごと食べることができ、栄養価が非常に高い魚です。
カルシウムは、なんと真イワシの3倍もあり、鮎のたんぱく質は、熱にも強いため煮たり焼いたりしても変化しないので、一匹食べるだけで一日に必要なたんぱく質の1/4を摂取できると言われています。
また鮎の内臓にはビタミンAが非常に多く含まれており、その量はビタミンAを多く含む野菜で知られるニンジンの約8倍(養殖の鮎100gあたりのビタミンA含有量)あります。
ビタミンAは、目や皮膚の粘膜を健康に保ち抵抗力を強める働きがあるので、夏の強い紫外線でダメージを受けた目や皮膚の回復に適しています。
また、ビタミンB1やタウリンも豊富に含まれているので、疲労回復にも効果があり夏の疲れが出やすいこの時期に最適な食材です。

ワインと鮎のマリアージュ!焼くだけ簡単レシピと相性抜群のワイン

ワインにぴったりの鮎レシピでおすすめなのが「鮎のバルサミコ酢掛け」鮎全体にまんべんなく軽く塩を振りさかな焼きグリルで焼きます。
器に盛りつけたら、お好みの量のEVオリーブ油、バルサミコ酢をかけだけ。

そんな鮎のバルサミコ酢掛けに合わせるワインは、ヴィオニエを使った華やぎ系辛口白ワイン!
パッションフルーツ、マンゴー、パパイヤ、 ジューシーな杏や黄桃、ピーチネクターのようなボリュームのある香りが鮎をさらに華やかにドレスアップさせてくれます。

瓜っぽい香りが鮎身の味わいに寄り添う、ソーヴィニヨン・ブラン

ぎんの雫 グット・ダルジャン ソーヴィニョン・ブラン
「ぎんの雫」は、チリ産のワインでありながら、五大シャトーのムートンで醸造をおこなっていたフランス人醸造家のマーティ氏が、日本酒酵母という日本の要素を組み込んで造ったという、まさに新感覚のワインなんです。
日本酒酵母は、ワイン醸造では当たり前のように使用されるSO2(亜硫酸塩、酸化防止剤)に耐性がないため、通常よりも選り分けたブドウを使用するなど、かなり繊細な醸造過程を経て造られています。
夏ミカン、スダチ、レモンといった柑橘のアロマに、ハーブ、エルダーフラワーやハイビスカス、ローズペタル、ヒヤシンスのブーケ、リンゴや白桃を思わせる甘みのある香りが奥に僅かに感じられます。
口に含むと非常に緻密なテクスチュアで、丸みのある綺麗な酸味が、うまみを伴いながらジワリと口の中に広がっていき、余韻が非常に長く、和食全般とは非常に相性がよく、日本酒感覚で万能使いできるワインです。

ぎんの雫 グット・ダルジャン ソーヴィニョン・ブラン

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内臓のほろ苦さに焦点を当てるなら、落ち着いた渋味のメルロー

クロワ・サン・タデール ピノノワール
アルマ・セルシウスは南仏でワイン生産の町として有名なベジエの近郊、ヴィルヌーヴ・レ・ベジエ、セール、ポルティラーニュという3つの村で1200ヘクタールの畑を所有しており、数年前から一貫してブドウ品種ごとの特徴を生かしたワイン造りに取り組んでいます。
ブドウ畑には全部で24の品種が植えられており、モザイク模様のようにその土壌に合わせて様々なブドウを栽培しています。
テロワールを反映したこだわりの自然派栽培によって、毎年安定した高品質なワインを造り続けており、コンクールでは毎年金メダルを取得する実力派ワイナリー。
そんなアルマ・セルシウスが手掛けるピノ・ノワールは、ラズベリーやスグリ、ブラックベリー、といった果実の香りにタイムやミントを思わせる甘く清涼感のある香り。
徐々にサンダルウッドのような、エキゾチックな香りが漂います。飲み口はとても柔らかく、優しい渋みと酸味が感じられます。南フランスのピノ・ノワールだけあり、優しい印象でボリューム感と穏やかな酸味の飲みやすいタイプ。
軽く冷やして飲むと、引き締まった上品な味わいが楽しめてお勧めです。

クロワ・サン・タデール ピノノワール

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