ローストビーフとワインのマリアージュ おすすめワイン4選

ローストビーフとワインのマリアージュ おすすめワイン4選

ローストビーフとワインのマリアージュ おすすめワイン4選

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ローストビーフとワインのペアリング

クリスマスイブまで残り10日。
今年はクリスマスが平日ということもあり、今週末にクリスマスパーティーという方も多いですよね。
クリスマスは自宅で、ちょっと特別な料理とワインでディナーをと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、おすすめしたいのがローストビーフとワインのペアリング。
しっかりとしたタンニンのボルドーワインと、ジューシーな肉汁を味わえる赤身のローストビーフ。
そこで、本日はローストビーフとワインのペアリングについてお話します。

ローストビーフとワインの相性

ローストビーフは、伝統的なイギリス料理の1つで、その起源は古く、イギリスに駐留していた古代ローマ軍が、牛肉の塊肉をたき火で焼いて食べたことが始まりだと伝えられています。
イギリスでは日曜日に教会へ行った後、牛肉を焼いて食べるという習慣があり、現在も「サンデーロースト」と言って、その伝統が残っているそうです。
日本では、クリスマスや記念日の定番料理として造られるローストビーフ。
牛肉の赤身の大きな塊肉を丸々焼いて作るローストビーフは、見た目にも豪華で、サーロインステーキとは違って脂身が少ない分、とてもヘルシーながら肉の旨味が味わえるので、人気の高い肉料理ですよね。
シンプルに焼き上げたローストビーフは、肉の脂と旨味がしっかりと味わえて、赤ワインとの相性ももちろん最高です。
とくに、牛肉の脂分には、豊かな果実味にしっかりとしたタンニンを感じられるフルボディの赤ワインがオススメです。
牛肉の脂をワインのタンニンと酸がさっぱりとさせてくれ、ワインの旨味もお肉の旨味も両方が引き立ててくれます。

ローストビーフと合わせるならボルドーワインがおすすめ

ローストビーフと合わせたいワインはやはりカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローを主体としたボルドーの赤ワインがおすすめです。
ローストビーフの香ばしいお肉の香りに、肉汁たっぷりのジューシーな鉄っぽい旨みには、ブラックチェリーやカシス、プラムのような黒系果実のアロマに、豊富な果実味とタンニンと、なめし革の複雑なニュアンスを含んだフルボディのボルドーワインがよく合い、口に含むとしっとりとした牛肉の質感に、凝縮した果実味とタンニンが溶け合い、見事にマッチします。
また、ローストビーフの味の決め手ともなるグレイビーソースにも、隠し味として合わせる赤ワインを入れるとよりおいしく頂けます。

白ワインに合わせるなら

白ワインとローストビーフを合わせる際には、ソースをグレイビーソースから、醤油やポン酢にワサビと言った、和風テイストに変えると一気に白ワインと相性が良くなります。
合わせる白ワインは、こちらもボルドーワインがおすすめです。
ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンを主体に造られるボルドーブランは、ソーヴィニヨン・ブランの柑橘系や花を思わせるみずみずしいアロマに、はつらつとしたさわやかな酸があり、セミヨンの厚みのある果実味とまろやかさが加わり、洗練されたエレガントさとふくよかな芳醇さのある味わいの白ワインで、和風テイストのローストビーフとも、非常に相性が良いです。

ローストビーフに合うおすすめのワイン

クロ・リュネル
サン・テミリオンで頂点を極めたシャトーであるシャトー・パヴィなどを所有する、ペルス家がカスティヨンで手掛けるワインです。
2001年にシャトー・ラペイロニーからクロ・リュネルとなり、8,5ヘクタールの小さなワイナリーは、テロワールの大いなるポテンシャルを現わし、最初のヴィンテージからパーカーポイント93点という高評価を受けることになります。
ボルドーのテロワールを愛するジェラール・ペルスの新たな挑戦は、今ではボルドーのグラン・クリュに見事に溶け込んでいます。
粘土石灰質の質の高い土壌に、南向きで最適な日照量、斜面による雨水の自然な排水、石灰質の基層による優れた水分管理で、さらに白い粘土質の土壌が熱を逃がすため、ブドウは早熟で高品質なワインを産むブドウ栽培に適した理想的なテロワールと言えます。
醸造でもテロワールを反映したブドウの特性を活かすため、温度調節機能付きのステンレスタンクで自然にアルコール発酵を開始し、3週間のマセラシオンの後、樽でマロラクティック発酵を行います。
新樽60%で24ヶ月間(うち6ヶ月間は細かい澱の上で)熟成させ、最終的なブレンドはボトリングの際に行われ、清澄やフィルターはかけません。
カシスやチェリーなどの黒系果実のアロマに、フレッシュな木の清涼感のあるアロマで、テクスチャーは力強く堂々としていて、タンニンは熟成を経るごとに磨かれており、フィニッシュには、丸みのあるおおらかな雰囲気があり、心地よい余韻を楽しめる1本です。

クロ・リュネル

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シャトー・カルティエ 
シャトー・カルティエは、シャトー・フォンロックの2ndワインです。
シャトーの運営をしているアラン・ムエックスは、右岸の名門ペトリュスを所有しているジャン・ピエール・ムエックス社(故)オーナーの曾孫で、農業技師であり醸造家でもあります。
サンテミリオンの北北西の丘陵に畑は広がり、鉄分を含んだ粘土・石灰質土壌に平均樹齢35年のメルローを栽培しています。
2008年にサンテミリオン・グラン・クリュとしては史上初の「ビオディヴァン」(ビオディナミを実践する、フランスのワイン生産者組合)の認証を受けています。
世界的ワイン評論家のロバート・パーカー氏も「彼らのワインは、たくましく、リッチで、タンニンもあり、サンテミリオンのミディアムボディの仲間に入る。熟成に非常に向いており、良好なヴィンテージの場合は少なくとも2~3年はセラーで寝かせる必要がある。」と絶賛。
2019年は「良いヴィンテージ」に必要とされる、収穫量、新鮮さ、成熟度、凝縮感、糖と酸、その全てが揃った素晴らしいヴィンテージで、濃く深いルビー色をしており、ベリー系果実の豊かな風味を持っています。
リッチで調和のとれた、シルクのような質感を持った1本です。

シャトー・カルティエ 2019年

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シャトー・リュック・ド・ボーモン
シャトー・リュック・ド・ボーモンは、5世代に渡って代々ワイン造りを続けてきたワイン生産者の一族で、毎年のように金賞を受賞している今注目のシャトーの一つです。
現在はリュック・シュヴァイツァー氏がシャトーを所有しており、息子のルドヴィックとリチャードがブドウ栽培から醸造を手掛けており、ワイン造りは伝統的な製法を踏襲しつつも、最新の設備を取り入れることで、優れたワインを安定的に生み出しています。
ブドウは完熟した果実を選別して収穫し、温度管理機能のついたステンレスタンクでマセラシオン(浸漬)を行い、その後アルコール発酵を行います。
世界各地で開催されるコンクールで、総計7つの金賞を獲得!
メルロ80%、カベルネ・ソーヴィニョン20%でブレンドされるこのワインは、プラムやカシスといった黒系果実の華やかな果実味とアロマがあり、スミレのようなエレガントなフローラル香も感じられ、凝縮感のあるバランスの良い1本です。

シャトー・リュック・ド・ボーモン

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シャトー・ラ・クードレ
シャトー・ラ・クードレは、ボルドー中心街から内陸の方に位置するアントル・ドゥ・メール地区に居を構えるプティシャトーです。
もともと大量生産するためのワイナリーでしたが、職人的なこだわりでワインの品質を徐々に上げてゆき、 2000年台に入ると毎年のように国際コンクールで金メダルを受賞するまでに品質を高めました。
毎年世界中から5000本以上のワインが出品され、世界のワインの品質を一度に比較できると業界関係者からは最も注目されているコンクールの一つである「チャレンジ・インターナショナルデュ・ヴァン」と、フランス本国ではワイン選びの指標としてかなりの人気の「ジルベール&ガイヤール」で金賞をダブル受賞しました。
その年のブドウの出来に合わせてブドウの使用比率は変わりますが、 概ねソーヴィニョン・ブラン主体(70%程度)で、セミヨン、ミュスカデルをブレンドした白ワイン。
フレッシュでフルーティーな果実味を感じる味わいです。

シャトー・ラ・クードレ

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