赤と白どちらも相性がばっちり!シチューとワインのペアリング

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赤と白どちらも相性がばっちり!シチューとワインのペアリング

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ミルキーな味わいのクリーム系のホワイトシチュー、濃厚なコクのあるデミグラスソースが効いたブラウンシチュー、どちらもさまざまな具材を組み合わせて楽しめるので、子どもから大人まで喜ぶ人気の料理ですよね。
そこで、本日はワインとシチューのペアリングについてお話します。

シチューとワインの相性

シチューという言葉は、野菜や肉、魚介類をソースで煮込んだ料理のことを英語でstewといい、そこから、シチューという料理名になりました。
もともとは、16世紀後半から17世紀前半のフランスで確立したラグー(ragoût)が元となっており、明治中頃までには日本でもビーフシチューがレストランのメニューとして普及し、本格的に全国にシチューが浸透したのは、第二次世界大戦後でした。
シチューには、大きく分けてビーフシチューとクリームシチューの2つの味付けがあり、ビーフシチューは、赤ワインやトマトをベースに牛肉、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、などの香味野菜をブイヨンで煮込み、デミグラスソースなどで味を調えます。
用いられる肉の部位は牛のスネ肉やバラ肉が一般的で、さっぱりしたものだと、タンを煮込んだタンシチューや、尾の肉を使ったテールシチューもあります。
長時間煮込むことで肉がホロホロとほどけるほど柔らかくなり、肉の旨味と野菜の旨みがしっかりとスープに溶けこんで絶妙な味わいになります。
ビーフシチューは、ベースに赤ワインを使うこともあり、赤ワインとの相性がとてもよく、とくにタンニンが豊富なしっかりとした骨格のフルボディの赤ワインとよく合わせられます。
なかでも、ボルドーの赤ワインは、タンニンが豊富で、酸とのバランスがよく、香りも高いので、シチューの肉の旨味を引き立ててくれます。

クリームシチューは、牛乳や生クリームをベースに鶏肉、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジンなどを加えて煮込み、色どりなどにマッシュルーム、ブロッコリー、コーンなどの具材を入れるのが一般的です。
でも、ブラウンシチューと違い、クリームシチューはメインの具材が、鶏肉だけではなく、鮭やエビ、ホタテといった魚介類を入れるものもよく作られており、具材によってさまざまな味わいが楽しめます。
クリームシチューのベースには、フランス料理のベシャメルソースが基本となっており、小麦粉とバターで作られたルーを牛乳で伸ばして作られるため、とてもクリーミーで濃厚なミルクの旨味があります。
クリームシチューは、具材によって合わせるワインを変えるとよりおいしいペアリングができます。
たとえば、鶏肉メインのスタンダードなクリームシチューなら、樽熟成したシャルドネがよく合います。
洋ナシのようなフルーティーな果実味に、ナッツを感じる香ばしいニュアンスがあり、バターとミルクのボリューム感のある鶏肉のシチューによく合います。
また、鮭やエビ、ホタテといった魚介をベースにしたクリームシチューには、同じシャルドネでも、石灰質土壌で育ったシャルドネから造られる豊富なミネラルに、キリッと引き締まった酸が乗った辛口のシャルドネがおすすめです。
ワインのミネラル感が魚介の風味とよく合います。

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ビーフシチューに合うワイン

シャトー・ムーラン・ド・カントローブ
ボルドー右岸、サン・テミリオンのシャトー・グロ・カイユは、サン・テミリオン・グラン・クリュ格付けシャトー。
グラン・クリュである「シャトー・グロ・カイユ」と「シャトー・ムーラン・ド・カントローブ」はそれぞれの熟成方法に分けられます。
グラン・クリュのシャトー・グロ・カイユは、新樽比率は約40~50%の木樽に入れられ、シャトー・ムーラン・ド・カントローブは、メルロの特徴やサン・テミリオンのテロワールを生かした味わいを表現するため木樽には入れません。
味わいの特徴やポテンシャルに応じて熟成方法が異なり、ブドウ栽培においても「土壌=テロワール」を非常に重視しています。
プラムなどの黒系果実のアロマにスミレのエレガントなフローラル香とキノコのような熟成香も感じられる濃密で凝縮した味わいを楽しめる重厚な1本です。

シャトー・ムーラン・ド・カントローブ

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ラ・キュヴェ・デ・クエリー ラ・ミクロヴィヌリー・ダーウィン
ラ・ミクロヴィヌリー・ダーウィンは、ボルドーの複合型施設ダーウィンないに位置する都市型ワイナリーです。
このワイナリーは、ワイン造りにおいてとくにブドウの選定に強いこだわりを持っていて、有機農法やビオディナミ農法を実践する地元のパートナーワイン生産者から手摘みで収穫されたブドウを使用し、現地で醸造と熟成をおこなっています。
ボルドー右岸を彷彿とさせる熟したメルローと、ロワールの凛としたカベルネ・フランの味わいが驚きのハーモニーを奏でる新感覚のキュヴェ。
ブラックベリー、プラム、ブラックチェリーなどの熟したダークフルーツの強い香り、さらにスミレ、ほのかにタバコの芳香がリッチで複雑性なアクセントを与えています。
リッチでベルベットのような口当たりとダークフルーツの風味、そしてほろ苦い甘みが非常に魅力的なワイン。
カベルネ・フランのしっかりとしたタンニンと酸味を、メルローの豊かな果実味が包み込み、まろやかなボディに仕上がっています。力強さとエレガンスを兼ね備えた、余韻の長い素晴らしい1本。
ローストやグリルした肉料理(ビーフ、ラム、ジビエ等)や、ビーフシチュー、マッシュルームやトリュフソースを使った料理とよく合います。

ラ・キュヴェ・デ・クエリー ラ・ミクロヴィヌリー・ダーウィン

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クリームシチューに合うワイン

プティ・シャブリ ドメーヌ・ジョルジュ
シャブリの中でも南寄りのクルジ村で、元々ブドウ栽培農家として協同組合にブドウを販売していたドメーヌ・ジョルジュ。
2004年に、自家元詰めを本格的に開始した若いドメーヌです。
しかしながら、もともとブドウ栽培農家として長い歴史を持っており、栽培はリュット・レゾネで、化学肥料や除草剤を一切止め、自然に近い栽培で、ブドウ樹と自然環境に配慮した、ブドウ栽培をおこなっています。
また、ブドウ樹の樹齢も高く35年~60年のブドウ樹もあります。
醸造は、ブドウ本来が持つ繊細さ、複雑さ、そしてピュアな風味やアロマを残すため、全てステンレスタンクで造られます。
そのため、ミネラルとフレッシュな果実味に溢れるシャブリ本来の個性が際立っています。
ドメーヌ・ジョルジュが造るシャブリは、柑橘と青りんごのアロマに、キレのあるシャープな酸と、ほどよいコクのあるミネラル豊富な味わいです。

プティ・シャブリ ドメーヌ・ジョルジュ

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クロワ・サン・タデール シャルドネ
アルマ・セルシウスはベジエを本拠地とするワイナリーで、南仏の厳しい自然と共生するように、こだわりの自然派栽培を行い、高品質なワインだけを作り続けている注目の作り手です。
ヴィルヌーヴ・レ・ベジエ、セール、ポルティラーニュの3つの村にブドウ畑を所有し、ブドウ畑には全部で24の品種が植えられ 、ブドウ品種ごとの特徴を生かしたワイン造りに取り組んでいます。
そんなアルマ・セルシウスが手掛けるシャルドネは、スターフルーツ、ゴールデンデリシャス、柑橘系の爽やかな香り、ネクタリンのようなボリュームのある香りも徐々に出てきます。
ほんのり白コショウやハーブの香りも。
濃い色、ボリュームのある香りと裏腹に、シャープな酸の通った芯のある味わい。
クリーミーで、滑らかな酒質も魅力で、和食から洋食、エスニックと幅広く合わせやすくポン酢と共になべもの、鶏肉を使った洋食など。
クリームシチューやクラムチャウダーに生クリームを入れて、少し贅沢なレストラン風な味わいに!そんな料理ともお勧めです。

クロワ・サン・タデール シャルドネ

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