ワインをこぼしてしまったら!ワインの染み抜き方法

ワインをこぼしてしまったら!ワインの染み抜き方法
スペシャルなブラックフライデー限定企画!

ワインをこぼしてしまったら!ワインの染み抜き方法

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

赤ワインの染みには

白い洋服を着ているときほど、トマトソースや赤ワインの染みがつくなんて経験ありませんか?
(白いからこそ、赤い染みが目立つというのもありますが…)
そこで、本日は衣類についてしまった赤ワインの染みを落とす方法をご紹介しますね。

染み抜きに欠かせない洗剤とおすすめ方法

まず赤ワインの染みの成分から。
赤ワインの染みの赤さは原料となるブドウに含まれる水溶性の抗酸化ポリフェノールである、アントシアニンです。
アントシアニンは、ブルーベリーやカシス、チェリーなどにも含まれており、アントシアニンの成分は時間が経つと酸化して落ちにくくなります。
それでは、ここから赤ワインの染みを落とすのにおすすめの洗剤をご紹介していきましょう。

・酸素系漂白剤

色や柄物の衣類でなければ、酸素系漂白剤を使うのが便利です。
染みがついてからすぐであれば、服を浸けられる大きさの桶に40~50℃ほどのお湯はり、漂白剤を入れて10分ほど放置してください。
温まったお湯と化学反応を起こし、その力で汚れが落ちやすくなります。
染みがついてから時間が経っている場合は、アントシアニンの成分が酸化しており、簡単に落とせなくなるため、漂白剤につける前に中性洗剤で数回すすぎ、先ほどと同じようにお湯と漂白剤を入れた桶につけおきしてみてください。
つけおきが心配という方は、きれいなタオルにお湯でうすめた漂白剤浸し、軽く絞って服を染みごと揉むようにしてピンポイントで馴染ませる方法もあります。
ただし、衣類の素材によっては長時間漂白剤につけこむと傷んでしまう可能性もありますので、衣類のタグに表示されている洗濯方法を参照してからにしましょう。

・塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は、主成分が「次亜塩素酸塩」の強力な漂白剤です。
殺菌効果が強く、最近はウイルス除去用のスプレーなども販売されていますが、家庭では「ハイター」というネーミングでキッチンなどで利用される漂白剤として、認識されていると思います。
使ったことがある方なら、ご存知だと思いますが、塩素系漂白剤は漂白力が強いため、色柄物に使用することはできません。
また、素材自体を傷める可能性がありますので、使う際には、衣類の素材などに十分注意する必要があります。
衣類よりも、白い無地のテーブルクロスなどの小さな染み抜きに用いるのが無難です。

・重曹

ワインの染みは酸性のため、酸性の汚れに強い「炭酸水素ナトリウム」の重曹は効果があります。
時間がそれほど経っていない染みなら、染みが隠れるくらい重曹をふりかけ、熱湯を注いでもみ洗いすれば、弱アルカリ性から強アルカリ性へ化学反応を起こし染みを落としてくれます。
しかし、数日経って酸化してしまった赤ワインの染みの場合、重曹だけで汚れを落とすのは難しくなります。
そんな時は、重曹に酸素系漂白剤を1:1の割合で混ぜ、歯ブラシなどにつけて、染みの部分をたたき、しばらく放置した後、温かいお湯ですすぐと落ちることもあります。
ただし、酸素系漂白剤に比べて強い効果が期待できないため、ワイン染みのひどい服にはおすすめできません。

・台所用洗剤

ほとんどの家庭のキッチンにある台所用洗剤(弱アルカリ性洗剤)は、油分を素早く取り除く力があり、その効果は染み抜きの時にも発揮されます。
また、台所用洗剤には洗濯用洗剤に含まれる「蛍光剤」が入っていないため、染みに反応して不自然な色落ちをしないという利点もあります。
まず赤ワインの染みに弱アルカリ性洗剤をつけ、あて布をしてから衣類を裏返し、当て布部分を歯ブラシなどで軽く叩きます。
染みがある程度、薄くなってきたら、40~45℃のぬるま湯で洗います。

ワインのシミに効く洗剤は?

染み抜きをする上でやってはいけない事

まずは、衣類についているタグの洗濯表示を必ず参照してください。
その上で、先ほどまでのおすすめ洗剤と洗濯方法で染み抜きをおこなっていただきたいと思いますが、下記のことだけは絶対にやらないようにしてください。
・衣類を強くこする
・熱湯を使う
・漂白剤や洗剤などお湯や水で薄めた液体を放置しない
・主成分が「次亜塩素酸塩」の漂白剤に他の漂白剤を絶対混ぜない

洋服の素材別・ワインの染み抜き

スーツ
スーツを着てワインを飲む機会は多いですよね。
スーツの色がダークな色だと、飲んでいるときには気づかず、しばらく時間が経ってから、なんだこの染みは⁈なんてこともありますよね。
スーツに赤ワインの染みがついたら、まずは、酸素系漂白剤やセスキ炭酸ソーダなどを染み込ませ、染み取り棒で汚れを落としてみてください。
その後、染みが薄くなったことを確認してからクリーニングに出すことをおすすめします。

Yシャツ
スーツと並んで多いのがシャツへの染みですよね。
真っ白のシャツに赤ワインの染みは目立つので、染みがついてからそれほど時間が経過する前に落とすことは可能だと思います。
まずウェットティッシュなどでトントンと押さえるように染みを拭き、ある程度ワインが落ちたら、次は乾いたティッシュで水分を取り除きます。
ここまでが応急処置で、自宅で酸素系漂白剤やセスキ炭酸ソーダをスプレーし、衣類に合った方法で洗濯しましょう。

Tシャツ
出先でTシャツに染みがついた場合は、Yシャツの時と同じようにまず応急処置を施しましょう。
自宅に帰ったら、台所用洗剤で軽くもみ洗いすすぎましょう。
まだ染みが残っているようなら、酸素系漂白剤をお湯で薄めた桶につけおきするか、染みが濃く残っている場合は、酸素系漂白剤をお湯で薄めた液体を染み取り棒にしみこませ、トントンたたくように染みをとっていくといいです。

素材ごとにワインのシミ抜き方法が違う

飲食店にあるもので染み抜きをするにはどうしたらよい?

自宅でワインを飲んでいた場合は、洗濯洗剤や漂白剤、台所用洗剤といったアイテムがいくつもありますが、飲食店で食事をしているときに、うっかりワインをこぼして染みをつけてしまうなんてこともありますよね。
そんな時の対処法として、飲食店にあるアイテムで染みを落とす方法を2つご紹介します。

(1)塩を盛る
ワインをこぼしてしまった場所に、たっぷりと塩を盛ります。
染みの上から塩を揉み込むと、塩がワインのシミをグングン吸い上げてくれます。
少し時間を置けばかなり染みが薄くなります。
ただ、これはワインを大量にこぼしたときの対処法で、少量の染みの場合は、大きな効果が実感しにくいかもしれません。

(2)炭酸水を使う
実は、炭酸水もワインの染みを落とす効果が!
炭酸水に含まれる二酸化炭素には汚れを浮かせる性質があるため、赤ワインの染みに対する応急処置方法として使えます。
染抜きには、無糖の炭酸水を使ってください。
染みの部分に炭酸水をたらし、きれいなタオルでたたいてください。

「赤ワインの染みは、白ワインで落とせる」という話もありますが、これは、白ワインに含まれるクエン酸が、赤ワインのポリフェノールを分解するイメージからきたものだと思いますが、実際には、赤ワインの染みに白ワインをかけて、もみ洗いしても染みが薄まることはあっても、染み抜きが完全にできることはありません。

シャツの染み抜き

ワインの染み抜きにおすすめのリムーバー

スティンデビルス スティンリムーバー ZO002ZZ

ドイツのNo.1シミ取りブランド「ドクターベックマン」Dr.Beckmannの赤ワイン専用リムーバーです。
ポリフェノールを多く含んだ赤ワインの頑固なシミ抜きに適しており、赤ワイン以外にも、コーヒー、紅茶、ココア 、麦茶、ウーロン茶、緑茶、ジュース(ニンジン含む) 果汁(イチゴ /ブルーベリー)などの、色素の濃いシミにもお使いいただけます。
長年経過した頑固な汚れにも試す価値有りです!

使用方法は、シミ全体を水で十分湿らせた後、粉末をシミの上に振りかけてしみ込ませます。
3分たったら、残った粉末はきれいな湿った布で払い、きれいに落ちるまでたたきます。
カーペットなどに広範囲についたシミには、7リットルの温水に全量を溶かし、シミがついた部分を完全に浸るようにして数時間付けおきし、必ず定期的に確認をしてください。
最後にお水でよくすすぎます。(必要に応じてゴム手袋をつけてください)

※和服、絹、皮革製品(スエード含む)ドライクリーニングのみの衣類、水で色落ちするもの、水で輪ジミになるものについてはご使用いただけませんので、あらかじめご注意ください。
※使用上の注意をお読みの上適正な方法でお使い下さい。

スティンデビルス スティンリムーバー ZO002ZZ

スティンデビルス スティンリムーバー ZO002ZZのご注文はこちら

ワインの豆知識カテゴリの最新記事

特集一覧