パエリアとワインは相性抜群!パエリアにおすすめのワイン3選

パエリアとワインは相性抜群!パエリアにおすすめのワイン3選

パエリアとワインは相性抜群!パエリアにおすすめのワイン3選

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パエリアに合うワイン

ワインの生産量世界第3位のスペイン。
スペインといえば、パエリアを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
魚介が入ったものから肉料理まで豊富なバリエーションを楽しめるパエリアは、もちろん、ワインとの相性も抜群!
そこで、本日はパエリアとワインのペアリングについてお話します。

パエリアとワインの相性について

パエリアは、スペインを代表する世界的にも人気の米料理で、起源は古く9世紀ごろスペインに稲作をもたらしたアラブ人に由来するとされています。
パエリアは、バレンシア語でフライパンを意味する言葉で、次第に料理の名称としてスペイン全体に浸透していきました。
ちなみに、パエリアを炊く人のことを女性なら「パエジェーラ(paellera)」、男性なら「パエジェーロ(paellero)」と呼び、バレンシア地方では毎年パエリア祭りが開催されます。
本場バレンシア地方の王道のパエリアは、兎肉をはじめ鶏肉などの肉料理に、さやいんげんやトマトなどの山の幸が主体で、時にはカタツムリなども使われるそうです。
また、バレンシア地方は海に面しているため、エビやイカといった海の幸も豊富で、魚介のパエリアも造られています。
こうした海の幸から山の幸まで豊富な具材を乗せて食べるパエリアは、さまざまな味わいが一つの鍋に凝縮されるため、多種多様な味わいのワインと相性も抜群です。

魚介系がメインのパエリアに合うワイン

エビ、イカ、アサリ、ムール貝、タコ、カニなどの魚介を具材にしたパエリアは、凝縮された魚介の旨みがごはんにもしっかりしみ込んでいるので、ミネラル感が豊富な白ワインととても相性が良いです。
たとえば、南フランスの人気リゾート地メズの特産であるピクプールから造られる白ワインは、ミネラルたっぷりでほのかな塩味も感じられ、シーフードとの合います。
また、イタリア・ピエモンテのアレッサンドリア県原産の白ブドウ品種コルテーゼで造るガヴィは、グレープフルーツやパッションフルーツなどのさわやかな柑橘のアロマに、白い花、青リンゴを思わせる繊細でフルーティーなアロマがあり、フレッシュで繊細な酸が印象的で、しっかりとしたミネラルもあり、シャープな味わいがシーフードによく合います。
そして、スペインの代表的なスパークリングワイン「カヴァ」も、シーフードによく合うワインです。
カヴァは、白ブドウにチャレッロ、マカベオ、パレリャーダ、シャルドネ、スビラ・パレンの5品種が使われ、黒ブドウは、ガルナッチャ、モナストレル、トレパ、ピノ・ノワールの4品種、全部で9つの品種がカヴァに使用することが認められており、主要な品種であるチャレッロは、複雑でミネラル感と渋味をもち力強いフルボディになり、カヴァ特有のアロマであるフルーティーな果実味が味わえます。

お肉メインのパエリアに合うワイン

鶏肉やソーセージ、ベーコンといった塩分と脂分がしっかりした味わいの肉が主体の具材に、きのこや、パプリカ、フレッシュトマトなどの野菜のうまみがたっぷり溶けたパエリアには、フルーティーな果実味のミディアムボディからフルボディの赤ワインがよく合います。
たとえば、イタリアワインの顔ともいえるサンジョベーゼを主体とした赤ワインのキャンティや、スペインのカベルネ・ソーヴィニョン的存在であるブドウ品種テンプラニーリョで造られるデイリーワインがおすすめです。
テンプラニーリョは、樽熟成1年以下、または全く樽熟成を行わないワインは、「ホーベン(Joven)」という表記になり、最低24ヶ月熟成(うち6ヶ月は樽熟成)したワインは、「クリアンサ(Crianza)」と記載されています。
このホーベンやクリアンサと記載のあるワインなら、1000円台のお手頃な価格なものが多くパエリアにも合うワインが多いです。

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サングリア・デ・アルスピデ
アルスピデワイナリーはカスティーリャ・ラ・マンチャの南、世界最大のワイン産地であるバルデペニャスに位置し、地中海と中央高原に挟まれたぶどう畑は海抜700m、石灰岩土壌です。
このサングリアは、高品質なテンプラニーリョのワインと、スリランカ産のシナモン、バレンシア産のレモンとオレンジを組み合わせて造られています。
赤ワインと地中海の柑橘系果実の風味が完璧に調和し、飲みごたえがありつつも爽やかな味わいが楽しめる地中海の風味を余すことなく反映した本格的なサングリアです。

サングリア・デ・アルスピデ

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マルタ・シベリーナ セレクシオン・ルセンド
ルセンド家は生粋の醸造家の家系として、スペインでも名が知られており、とりわけ自然派ワインのパイオニアとして発展に努めたことと、醸造技術の発展に貢献した事で高く評価されています。
このマルタ・シベリーナは、低温下で果実の成分を抽出するクリオマセレーションで造る白ワインで、グレープフルーツ、レモングラスやカルダモン、タイムのようなハーブの香りに、ヴィオニエ特有の白い花の香りが華やかに香ります。
口に含むと、生き生きとした酸味とミネラル感を心地よく感じ、完熟したグレープフルーツのようなほんのりとした苦味が味わいを引き締めます。
料理は魚料理全般に合います。
パエリアに合わせる際は、シーフードのパエリアにレモンをさっと絞ってから食べると、よりワインの味が引き立ちます。

マルタ・シベリーナ セレクシオン・ルセンド

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カヴァ・レッソ ブリュット・ナチュレ マサックス
スペインのカタルーニャ州、ペネデス地方は、北西のモンセラート山が冷たい北風を防いでくれるおかげで、年間を通じて過ごしやすい気候で、ワイン造りに非常に適した土地です。
年間の降水量は525mm、特にマサックスが畑を所有するモンサーラ地域は他の果物は難しい環境ですが、ワイン造りに関してはまさに天国とも言える場所。
ブドウ栽培から始め徐々にスペイン人の心をつかんできたまさに、たたき上げの職人チームのようなマサックス。
職人的な品質のこだわりから、フットワークの軽さで絶大な人気を誇るワイナリーです。
そんなマサックスが手掛けるカヴァは、クリアなシトラス、ライムや地中海レモンを思わせる爽やかな香り、タイムやアニス、ハーブを思わせる清涼感のあるアロマが広がり、極辛口に仕上がっているため、後味にもキレがあり、すっきりとした飲み口で、特に魚介料理や、しっかりとした味つけの料理とよく合います。

カヴァ・レッソ ブリュット・ナチュレ

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