酸味と苦味が特徴的なぶどう品種アシルティコ

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酸味と苦味が特徴的なぶどう品種アシルティコ

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サントリーニ島で広く栽培されるアシルティコとは

前回、ソムリエ手帳で土着品種のワインについてお話しましたが、
今回も土着品種の続きといたしまして、
ギリシャで最も象徴的な白ワイン用の土着品種である
アシルティコについてお話したいと思います。

アシルティコの特徴

アシルティコは、エーゲ海に浮かぶ火山島のサントリーニ島に自生する最も有名な白ワイン用のブドウ品種です。
サントリーニ島には、樹齢70年を超える古いアシルティコの樹も多く存在し、
ギリシャで最も古いブドウ樹の1つです。
島のブドウ園の土壌は、紀元前17世紀におこった大噴火による火山岩、軽石から構成され、
砂質にマグネシウムと鉄を含む岩と溶岩の堆積物が存在する過酷な火山性土壌で有機物も少なく、
フィロキセラの影響を受けなかったため、
これらの樹の多くは接ぎ木がされておらず、そのままの形で残っています。
サントリーニのテロワールは、ケッペンの気候区分で砂漠に分類されるほど乾燥しており、
非常に強い海風が吹きます。
その風からブドウを守るために樹を低く仕立て、
枝をくるくるとらせん状に巻いたバスケットのようなクルーラ仕立てで栽培されます。

アシルティコの栽培地域

アシルティコは、サントリーニ島やパロス島などのエーゲ海の島々の
乾燥した火山灰が豊富な土壌に広く植えられており、
ギリシャの東マケドニア・トラキア地方の北や、レツィーナ、
また、ハルキディキなど、ギリシャの他の産地でも時折見られます。

アシルティコから造られるワイン

サントリーニ島は、非常に日照量が豊富で、夏場は気温が35度まで上がるため、
アシルティコから造られるワインは、アルコール度数は比較的高くなり、
もともとアシルティコが持つ非常に高い酸から、
豊かな果実味とレモンなどの柑橘のアロマをもつ
フレッシュでミネラル感の豊富な、酸味とほんのりとした塩味にわずかな苦みも感じられる
凝縮した味わいの辛口白ワインになります。
また、アシルティコの特徴の1つに、酸化の影響を非常に受けやすいことがあるため、
手摘みしたぶどうを10日程掛けて天日干し、ぶどうの糖分が高め3年かけて樽で熟成させることで酸化を抑えた
甘口のワインが造られています。
「聖なるワイン」を意味するイタリアのデザートワインとして知られるヴィンサントのように、
イチジク、コーヒー、キルシュ、チョコレートのようなニュアンスを感じる、
濃厚でナッツのような味わいのデザートワインまで、
さまざまなスタイルのワインが造られています。

ギリシャの土着品種アシルティコとは

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