ロマネ・コンティの腕白な弟とも呼ばれるラ・ターシュワインとは

ロマネ・コンティの腕白な弟とも呼ばれるラ・ターシュワインとは
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ロマネ・コンティの腕白な弟とも呼ばれるラ・ターシュワインとは

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ロマネ・コンティの腕白な弟とも呼ばれるラ・ターシュワインとは

「神に愛された村」と形容されるヴォーヌ・ロマネ村は、
世界でトップとも言えるワインの銘醸地として知られており、
力強く濃密ながら、華やかなエレガントさを持った味わいの
世界最高峰のピノ・ノワールのワインが造られています。
そのヴォーヌ・ロマネ村に8つあるグランクリュのうちの1つラ・ターシュ。
本日はラ・ターシュのワインついてお話します。

ラ・ターシュのワインの味わい・特徴

冒頭でお話したとおりヴォーヌ・ロマネ村には、8つのグランクリュがあり、
ここでは世界最高峰のピノ・ノワールのワインが造られています。
ロマネ・コンティを筆頭に、ラ・ターシュ、ラ・グランド・リュ、
リシュブール、ラ・ロマネ、ロマネ・サン・ヴィヴァン、
フラジェ・エシェゾー村のエシェゾー、グラン・エシェゾー2つを合わせた
偉大なグランクリュが固まっています。
ブルゴーニュでは通常、グランクリュといっても1つの畑を
複数のドメーヌが所有するのが一般的ですが、
ヴォーヌ・ロマネ村は、ロマネ・コンティ、ラ・ターシュ、ラ・ロマネ、
ラ・グランド・リュと4つのモノポール(単独所有畑)が存在しています。
ロマネ・コンティ畑の南に位置するラ・ターシュは、
ロマネ・コンティと同様にドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの単独所有で、
標高250~300メートルのところにあり、
水はけが良く比較的暖かいクリマからは、ピノ・ノワール100%の赤ワインが造られ、
優美でしっかりとした骨格の長期熟成向きのワインが生まれます。
ラ・ターシュのワインは、ロマネ・コンティに次いで高額で取引されており、
優良ヴィンテージのワインはロマネ・コンティを凌ぐと評価されるほどで、
力強さのある味わいから「ロマネ・コンティの腕白な弟」とも呼ばれています。
ピノ・ノワールの魅力が見事にバランスよく凝縮された味わいで、
圧倒されるほどのスケール感のある果実味と、シルクのように滑らかなタンニンで、
その魅力は熟成を経るごとに増すトリュフや腐葉土などの熟成による官能的な風味で、
長期熟成を経る事で真価が発揮されると言われています。

ラ・ターシュの畑と栽培方法

ラ・ターシュは約6haとやや広い区画で、
ロマネ・コンティ畑の南に位置し、斜面の上下に広がった縦長の地形で、
最上部はプレモー石灰岩、中央部は頁岩状石灰岩、下部は貝殻堆積泥岩と、
主に3つの土壌に分けられており、それぞれの土壌のブドウがブレンドされることにより、
より複雑で深みのある味わいを生み出しています。
ロマネ・コンティと同様のビオディナミ農法が採用されており、
農薬や化学肥料は一切使わず、耕作もトラクターは使わず馬を使っています。
また、天体の動きに合わせて農作業を行うなど厳格な決まりがあり、
土壌のエネルギーと自然の力を引き上げ、ブドウの生命力を高めるオーガニック農法で
ブドウが持つポテンシャルを最大限まで引き出しています。
そして、DRCでは厳しい収量制限があり、1本のワインを造るのに
3本のブドウの樹が使われるというほど驚きの低収量で造られます。

ラ・ターシュと相性のいい料理

ピノ・ノワール特有のチェリーやベリーなどの赤系果実のアロマに、
甘草などのハーブやスパイス香が絶妙なバランスで、
力強さとエレガントさを兼ね備えたフルボディタイプの味わいなので、
上質な味わいの肉料理はとても相性がいいです。
中でも鴨のローストやローストビーフといったシンプルな肉料理は、
ピノ・ノワールのエレガントな香りやなめらかなタンニンを邪魔することなく楽しめます。
また、熟成するごとに増すトリュフのような熟成香ももつピノ・ノワールなら、
付け合わせにきのこ料理を選ぶとより相性がいいでしょう。

ラ・ターシュと相性のいい料理

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