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幼いころ両親と隅田川の花火を見に行った思い出があります。
当時は岸まで人が入ることができ、ずいぶん近くでみれたのと、たくさんの見物人がいたなという記憶が。
やはり江戸時代から続く花火大会という貫禄がかんじられました。
花火と言ったらやっぱり欲しくなるのがお酒。
中でも、夜空にいっぱい広がる花火を見ながらのキンキンに冷えた辛口の白ワインは最高ですね!
今回は、そんな白ワインと健康についてのお話をしたいと思います。
白ワインに含まれるポリフェノールの効能は高性能
「ワインは健康にいい」というと多くの方が、「赤ワイン」を思い浮かべると思います。
それは、ポリフェノールの総量が白ワインに比べて赤ワインの方が多いからそのように思われるのだと思います。
でも、今回注目すべきは、ポリフェノールの量ではなく質の良さなんです。
実は、赤ワインのポリフェノールより白ワインのポリフェノールの方が、性能が良いという研究結果があるんです。
「白ワインのポリフェノールの総量は赤ワインに比べて少ないのですが、赤ワインのポリフェノールに比べて分子量が小さいという特徴があります。このため、胃や腸内で吸収されやすく、抗酸化作用が早く現れます。つまり、量は少ないのですが性能がいいわけです」(山梨大学ワイン科学研究センターの佐藤充克教授)。
食中毒は殺菌作用の強い白ワインで予防できる
また、白ワインには酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、酢酸、コハク酸など有機酸が含まれており、悪玉菌の増加をおさえる効能があります。
牡蠣やお刺身などいただくときに一緒に飲みますと、相性がいいというのと殺菌効果もありますので夏の食中毒予防にも効果大!
「白ワインには、赤痢菌、サルモネラ菌、大腸菌などの食中毒菌に有効であることは古くから知られています。これは、白ワインに含まれるアルコールと有機酸の相乗的な働きによるものです」(佐藤教授)
今年の夏は、美味しい白ワインで健康を手に入れましょう!
白ワインおすすめ8選
ソットリーヴァ・アンティカ・ソアーヴェ
Sottorivtaとは、ヴェローナの中心にある古い地区。
中世の雰囲気を色濃く残したこの地域にI.E.I.は最初のエノテカ(ワイン販売店)を設けました。
イタリアワインのすばらしさを世界に広めるため、ワイン醸造のエキスパートとマーケティングのエキスパートたちが設立したI.E.Iは、イタリアのソアヴェ(ヴェローナ)に本拠地を構え、北はピエモンテ、アルト・アディジェから、トスカーナに プーリア、モリーゼ、そしてシチリアにサルデーニャとイタリア全土でファインワインを生産しています。
I.E.Iが造るこのソアーヴェは、火山性土壌と粘土質土壌が混じる、典型的なヴェネト州の畑で作るガルガネガ種を使用し、摂氏16~18度にコントロールされたステンレスタンクで発酵をおこないます。
リンゴやすだちのような柑橘の香りに、サンブーカ(にわとこ)、カモミール、小さなユリを思わせる上品なアロマがあり、口に含むと、柔らかく上品な甘みと酸味、バランスがよくするりとのどを通るような印象の1本です。
シャトー・オー・ナドー・ブラン
シャトー・オー・ナドーは1938年に現在のオーナーの祖父がブドウ園を創設したことがはじまりで、1945年からはバルクワインの販売をおこなっていましたが、2代目の代で本格的なワイン造りに転向し、現オーナーのパトリック・オードイット氏に継承されてからは、セラーを新設したり、ステンレス鋼の大桶の設置するなど、醸造設備からブドウ園に至るまで大きな改革をおこなってきました。
エノロジストとしての彼のさまざまな経験によって、テロワールを反映したワインは、Gilbert & Gaillard ジルベール&ガイヤール ガイド金賞を受賞するなど名声を挙げていきました。
シャトー・オー・ナドー・ブランは、輝きのあるレモンイエローの色調、ステンレスタンクで熟成の為、柑橘類のフルーツの爽やかなアロマが楽しめます。
粘土石灰質土壌ならではのミネラルを伴ったすっきりとした辛口の味わいで、長い余韻が印象的な1本です。
ヘス・シャーテイル・ランチス・シャルドネ
ヘス・コレクションは、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーを代表するプレミアムワイナリーで、ナパ・ヴァレーの中でも標高の高い「マウント・ヴィーダー」に位置する家族経営のワイナリーです。
その立地から通称「山カベ(山のカベルネ)」とも称され、色濃く、力強い味わいのカベルネ・ソーヴィニヨン種を造っており、トップキュヴェである「ザ・ライオン」を筆頭に、1844年の創業以来、ほぼ全てのワインが主要評価誌で90点以上を獲得するなど、次世代のラグジュアリー・ワイナリーのリーダーとして君臨し続けています。
シャルドネ100%から造られるこのワインは、リンゴ、レモンの皮、僅かなオーク香等のトロピカルなアロマがあり、綺麗な酸と熟した果実感が溶け合いリッチで上品なスタイルを見事に表現しています。
シーフード料理全般(ロブスター、ホタテ等)や、キノコのリゾットの様なクリームを使った料理とのペアリングがおすすめです。
ブルゴーニュ・シャルドネ ヴィニュロン・デ・テル・スクレット
ブルゴーニュ南部、ソリュットレ、プイィ、ヴェルジッソンの栽培家たちが集まる、ヴィニュロン・デ・テル・スクレット(Vignerons des Terres Secretes)。
テル・スクレットは、秘密の土地、隠されていた土地、という意味があり、その名の通り、ブルゴーニュ地方でありながら、まだあまり知られていない宝物のようなこの地域をもっと発展させたいと願う、情熱溢れるブドウ栽培家たちが集まって生まれた協同組合です。
1928年に設立されたこの協同組合は、現在120家族が参加し、栽培面積は960ヘクタールに及び、そのうち60%がシャルドネです。
この地域のシンボルは、ソリュットレという、大きな石灰岩の山で、真っ白な石灰質土壌がベースの土地は、引き締まった酸や華やかなアロマをワインに与え、粘土が混じる粘土石灰質土壌からは、味に重みを与えます。
ヴィニュロン・デ・テル・スクレットが手掛けるシャルドネは、柑橘、リンゴ、スターフルーツや白桃を思わせる豊かな香りに、ほんのりハーブ、火打石の硝煙の香りがあり、口に含むと穏やかな酸味、果実の甘味がバランスよく、柔らかく広がります。
余韻にミネラルを感じる、爽やかな飲み口で飲み飽きません。
穏やかさの中に旨味があり、バランスの良い1本です。
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シャブリ ドメーヌ・アラン・ジョフロワ
ドメーヌ・アラン・ジョフロワは、1850年のドメーヌ設立後、150年にわたって代々シャブリを造り続けている、シャブリ地区のパイオニア的ドメーヌです。
ボーヌとパリの中間に位置し、所有する畑はキンメリッジ泥灰土質(ジュラ紀)で南、南西向きの小高い丘に広がっており、現在では特級畑、1級畑を含む約45haの面積を所有し世代を超えて常に伝統的で家族的な手法を守り、テロワールの個性を最大限に生かし、生き生きとした味わいの魅力あるワインを生産しています。
ドメーヌ・アラン・ジョフロワの手掛けるシャブリは、香りはリッチで果実の熟成香があり、まずは花の香り、そしてなめらかで心地よい果実のアロマがたちこめます。
口に含むと、パワフルで美しいミネラルの風味が、繊細な味わいによりアクセントを添えます。しっかりとした構成の中に、まろやかさと生き生きとした味わいが融合した非常にバランスの良い1本です。
ラピス・ルナ・ソーヴィニョン・ブラン
神秘的なラベルが印象的なこのワインは、Once in a Blue Moonという「ごく稀なこと」「滅多に起こらないこと」を 意味する青い月(憧れ、理想、チャンス)を手に入れようと手を延ばす人物たちが描かれており、ラピス・ルナのワインシリーズは、7つのストーリーで構成されています。
ラピス・ルナ・ワインズのワインは、カリフォルニア州メンドシーノにあるUkiah(ユカイア)にてワイン造りがおこなわれており、ラピス・ルナシリーズのワインメーカーはDave Rosenthal氏が務めています。
彼はロバート・モンダヴィや、スタッグス・リープ・ワインセラーズをはじめ、多くの著名な醸造家やワイナリーが師と仰ぐAndre Tchelistcheff氏のチームで働いたという特筆すべきキャリアを持つカリフォルニアワインを表現する術を身に着けた優れた醸造家です。
ラピス・ルナ・ソーヴィニョン・ブランは、トロピカルフルーツ、白桃やパイナップルを思わせる華やかなアロマがあり、柑橘を思わせるクリスプ(キレのある辛口)な風味、スターフルーツのニュアンスもあり、ジューシーさを感じさせる心地よい酸味と、フレッシュ感が長い余韻のワインです。
シュヴァリエ・ダンテルム・ブラン セリエ・デ・シャルトリュ
プロヴァンスとラングドックの間、コート・デュ・ローヌの首都コート・ダヴィニョンにあるセリエ・デ・シャルトリュ。
石灰質の畑で生まれるワインは、ミネラル分豊富で舌触りが良く、香り高く仕上がります。
そんな土を守るためにも、農薬や化学肥料は基本的に使用せず、リュット・レゾネと呼ばれる農法で栽培しています。
もともとは自分たちのテロワールを表現するという思いでワイン造りをしていましたが、よりシンプルに、ワイン好きのため、素直に美味しいと思えるワインを造りたいという思いのもと再出発し、プロからワインを熱烈に愛するアマチュアまで、いろんなタイプの人々が情熱を持って運営しています。
そんなセリエ・デ・シャルトリュが手掛けるシュヴァリエ・ダンテルム・ブランは、ルーサンヌ、ヴィオニエ、グルナッシュ・ブランなど香り豊かでボリュームのある品種をブレンドして造られているため、しなやかな酸味と果実味、コクのある奥深い味わいになっており、魚介類はもちろんのこと、鶏肉や豚肉などの肉料理とのペアリングおすすめです。
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カサ・デル・セロ・レゼルヴァ・ソーヴィニョン・ブラン
五大シャトー「ムートン」、カリフォルニアの「オーパス・ワン」、チリを代表するプレミアムワインの「アルマヴィーヴァ」を手掛けた天才醸造家の造る最高のデイリー白ワイン!
「多くの人に飲まれる最も低い価格のワインのクオリティこそが、ワイン造りで最も難しいが、最も大切である」というポリシー通り、デイリーワインながら世界最高峰のとしての技が惜しみなく込められています。
ボルドーやロワールのような、香り、甘味や酸味の調和がとれた食事に合わせやすいスタイルを目指して造られたソーヴィニヨン・ブランは、グレープフルーツやレモンなどの柑橘にハーブのアロマがあり、フレッシュな果実味にシャープな酸が感じられ、バランスのとれた味わいは、フランスの王道スタイルを思わせる1本です。
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