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ジメジメした梅雨があけると、一気に気温が高くなって夏本番になりますね!
そんな季節に私たちを癒してくれるのは、やっぱりアイスクリーム!
そこで…最近マイブームのアイスクリームを使った絶品メニューをご紹介します‼
スペインの夏の人気デザート!バニラアイスの〇〇〇がけ
それは…
バニラアイスクリームにエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルをかけたもの!
(塩をかけても美味しい、との情報もアリ)
実はこの組み合わせ、長らくスペインでは人気の組み合わせだそうです。
冬に来日したオリーブオイル生産者、オレイコラ・アルヴァレス社のインマさんから聞いた時は正直かなり驚きました。
しかし、力強く頷く旦那のパブロさんの顔を見て半信半疑でトライしてみました。
(旦那のパブロさんは甘党で、このデザートが大好物だそう)
クリーム色のバニラアイスに緑がかった黄金色のオリーブオイル、一見不思議な組み合わせですが…
一口食べると、その美味しさ、深みのある味わいに驚きます!
バニラアイスの味に、続くのはフルーティな青リンゴやナッツのような香り。
ほんの少しピリッと感じる余韻が、単調なバニラの甘みを複雑な美味しさへと変化させてくれます。
オイルと聞いてイメージする油っこさは全然感じませんでした。
どちらかというと…ソース?
安いバニラアイスクリームで食べると、何倍もの美味しさになります。
しかし、このオリーブオイル&バニラアイスの組み合わせ、実はどんなオリーブオイルでやっても美味しい、
という訳ではありませんでした。
その後、この組み合わせにハマってしまった私は、いろんなオリーブオイルで実験してみましたが、中には後味に油っぽさを感じたり、どこか石鹸のような風味を感じてしまうものなど…
エクストラ・ヴァージンという表記があればよい、という訳ではなく、食べた時ピリリと刺激を感じるタイプ、若摘みの香りが強いタイプが合うようですね。
手前味噌ですが…私の試した限りでは、ワインショップソムリエのアルヴァ・オリーヴァがアイスには一番合うと確信してます‼
美味しくオリーブオイルを味わうための豆知識
オリーブオイルは大きく分けて2つの種類があります。
1つ目は、バージンオリーブオイル。
オリーブの実を搾った一番搾りのオイルを指します。
風味と香りに優れているので、サラダのドレッシングやマリネなどの加熱せずそのまま使用するのがおすすめです。
2つ目は、オリーブオイル。
精製したオリーブオイルと、バージンオリーブオイルをブレンドしたもの。
バージンオリーブオイルに比べ、味や香りが控えめなので、焼き物や炒め物に使用するのがおすすめです。
オリーブオイルは、高温と光と酸素に弱いため、光や空気にさらされると退色したり風味が変わります。
オリーブオイルは必ず直射日光が当たらない暗所に置くようにして、開封したら、1~2ヶ月以内に使い切るようにしましょう。
おすすめのオリーブオイル
アルヴァ・オリーヴァ・ドリカ オレイコラ・アルヴァレス
アルバレス家は3代続くオリーブ農園で、ずっと女性が当主です。
3代目のインマ・クラーラさんは、オリーブ鑑定士カタドール(女性はカタドーラ)で、オリーブの栽培から加工、そして品質までオリーブのすべてに精通した職人。
そんなインマ・クラーラさんが造るオリーブは、農薬等化学性物質は一切使用しないオーガニック。
鮮度最優先で収穫した果実は、本当にすぐ絞るので、非常にフレッシュで高品質なオリーブオイルです。
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オリーブオイルがけバニラアイスに合うおすすめワイン
シャトー・ジャノニエ
シャトー・ジャノニエは1919年に現在のオーナーのニコラス・ボナールの祖父がこのソーテルヌの土地を引き受けたことから歴史が始まりました。
それ以降100年以上に渡り、ボルドー南東のガロンヌ川左岸に位置するソーテルヌにある7.5haの粘土質土壌の畑のブドウを使用し、伝統的な製法を用いて貴腐ワインが造り続けられています。
豊かな柑橘系の果実や白い花の香りに、蜂蜜や柑橘系、桃やアプリコットなどの果実のニュアンスが感じられる、絶妙なバランス感覚のある素晴らしい味わいの甘口ワインです。
ミュスカ・ヴァンダンジュ・タルディーヴ シャトー・パジョス
このワインは部分的に貴腐菌の付いたブドウから造られます。
樽熟成は全くかけないのでフレッシュで甘酸っぱく、残糖分はあまり感じさせない軽やかな飲み心地で、ミュスカ特有の、フルーティーながらミントや花の蜜のような甘さの中にも清涼感があるワインです。
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ヴィショラ・ヴィーノ・エ・ヴィショレ テヌータ・マッテイ
ヴィショラとは、マルケ州特産の酸味の強いサクランボで、生食用ではなく、デザートワイン造りに昔から使われており、このヴィショラと赤ワインで造る伝統的なデザートワインをヴィショレと呼びます。
徐梗したブドウをステンレスタンクで発酵させ、赤ワインを造った後、このワインに糖分と野生のヴィショラを加え、さらに発酵させます。その後フィルターを通して樽に移し、熟成させます。(状態によっては樽熟成ではなく鉄製のタンクで熟成することもあります)。
代々ブドウ栽培を続けてきたマッテイ家。現在は、二代目にあたるダニーロ(Danilo) とステファニア(Stefania)夫妻によって、地元マルケ州の土着品種のワインを中心に、数多くのワインを造り続けています。
ワインサクランボの酸味が程よく活きており、甘口ワインといっても爽やかな味わいで、華やかな果実味と凝縮味のあるバランスの良いデザートワインです。
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