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料理部 ラボ
~生ハムを使った簡単おつまみ~
料理部 ラボ、第2回目のテーマは【生ハムを使った簡単おつまみ】です。
夏に飲みたいワインと言えば、シュッワっと爽やかなスパークリングワイン。
そんなスパークリングワインに合う、生ハムを使ったおつまみを作ってみたいと思います。
生ハムと言えば”メロン”!
シャンパンと生ハムxメロンは最高の組み合わせですよね。
でも今回は、メロンだけじゃない!
生ハムと相性の良い、フルーツや野菜を探ってみようと思います。
本日の食材はこちら
・キウイ
・もも
・ぶどう
・アボカド
・ズッキーニ
・かぶ
食べやすいように、ひと口サイズのピンチョススタイルにしてみます。
最後に、料理部メンバーにアンケートをとり、料理部が選ぶ生ハムとのベストマッチを発表致します!
ぜひ最後までお楽しみください!
その前に、生ハムについての豆知識を少しご紹介。
Q.生ハムとは?
豚肉を塩漬けし、乾燥・熟成させたもの(※加熱せずに長期熟成したもの)
Q.生ハムの種類
■イタリア・スペインタイプ=塩漬けした後に「乾燥・熟成」
・プロシュート
・ハモンセラーノ
■ドイツタイプ=塩漬けした後に「燻煙(16~22度の低温で燻製)してから乾燥・熟成」
ひと口に生ハムと言っても、燻製タイプと燻製していない物があるんですね。
よくレストランで目にする”プロシュート”や”ハモンセラーノ”は燻製していない生ハムです。
因みに、輸入の生ハムで”ラックスハム”と書かれているものがありますが、こちらはドイツ系の生ハムのことを言います。
なので、”ラックスハム”と書かれていたら、燻製タイプの生ハムということがわかります。
ぜひご参考にしてくださいね。
それでは、本日の生ハムを使ったピンチョスを作っていきたいと思います。
①キウイは皮を剥き、くし切りを半分にし、食べやすいサイズにします。
②ももは皮を剥き、食べやすいサイズにしたら、ブラックペッパーを少量振りかけます。
③ぶどうは種無しの皮ごと食べられるものを用意しました。
④アボカドは皮を剥き、食べやすいサイズにしたら、薄切りにしたレモンを添えます。
⑤ズッキーニは生のまま皮つきで、7㎜ほどの輪切りにカットし、マスカルポーネに黒コショウと塩少々を振ります。
⑥かぶは生のまま皮を剥き、彩で少し葉を残し、くし切りにします。たんぱくなので、ピーナツバターを少し乗せてみました。
※ピーナツバターは食塩の入ったもので、甘すぎない物。
参加者にそれぞれアンケートをとり、最高★5つで評価してもらいました。
【アンケート結果】( )内は★の点数でです。
1位 : アボカド (4.46)
2位 : もも (4.31)
3位 : ズッキーニ(4.23)
4位 : キウイ (4.00)
5位 : かぶ (3.96)
6位 : ぶどう (3.85)
1位:アボカド
アボカドのクリーミーな感じと、生ハムの塩味や油分をレモンがさっぱりと中和し、お腹が空いているときのスターターにもピッタリ。
甘党、辛党で意見の分かれる中、文句なしの1位となりました。
2位:もも
ここは意見が分かれるところで、そもそも生ハムに甘いフルーツを組み合わせるのは好きではない。という料理部メンバーもいましたが、ジューシーで甘いももと真逆の生ハムの塩味が口の中で融合し、後味の余韻も程よくどちらも主張し合う、ベストマッチとなりました。
ももは、少し硬めの酸味があるもののほうが合うかと思いましたが、食べごろのものを用意し正解でした。
ももの鼻に抜ける余韻がシャンパンのフルーティーさを引き立て、メロンを超える幸福感を与えてくれました。
3位:ズッキーニ
初めて試す組み合わせで、生のズッキーニはどうなの?という不安もありましたが、コリコリとした食感が楽しめ、マスカルポーネが生ハムとズッキーニをマイルドにまとめ、簡単手軽にできる前菜として新定番になりそうな予感です。
生のズッキーニ、癖になります。
4位:キウイ
サラダなどでも時々お目見えするキウイ&生ハム。予想通りの美味しさでした。
今回は酸味の少ない甘いキウイでしたが、酸味のあるキウイなら、さらにレモンスライスもプラスし、レモンと生ハムの塩味で、キウイの奥に潜んだ甘さを引き出してみるのも良いかもしれません。
5位:かぶ
新鮮なかぶは生でもジューシーで美味しく、ピーナツバターはほんの少し、隠し味程度に入れたほうが良いというご意見も。ズッキーニ同様、コリコリ食感が楽しめ、生ハムだけで食べるよりも、かぶの水分が塩分を中和し、食欲をそそる前菜になりました。
6位:ぶどう
ぶどうだけに、ワインとの相性は良いはずで、塩味、甘味のバランスがちょうど中間くらいで、食べやすさもあり
相性は優等生クラスでしたが、全体的に点数が高い中、意外性がなかったため残念ながら6位となりました。
如何でしたか?
生ハムを使ったオードブルは簡単ですが、盛り付けや組み合わせる食材を工夫することで、ホームパーティの前菜としても喜んで頂ける一品になります。
ぜひお試しください。