この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
時計を見ると、なぜか11:11だったり、22:22だったり…
そんな時ありませんか?
そんな時、なぜか嬉しくなってしまうのは私だけではないはず!
世界中にある忌数やラッキーナンバーはいくつ?
ゾロ目が嬉しいのは単にスロットの影響かもしれませんが、同じゾロ目でもヨーロッパなどキリスト教圏では666は不吉とされているので要注意。
中国人にロット888番のナンバーが入ったお菓子を上げるとこちらの想像をはるかに超えて、ものすごく喜んでくれたりします。
忌数やラッキーナンバーはどの国にもあるので、海外とのやり取りの中でも数字のイメージを知っていれば、その後のコミュニケーションを円滑にしてくれることも。
フランスではミラーナンバーのヴィンテージワインが喜ばれる⁉
そんな数にまつわる話ですが、以前フランス人のワイン生産者で若手の企業家といった雰囲気の人に会った時、面白い話を聞きました。
ヨーロッパのビジネスシーンなどで、あからさまに「ラッキーセブン!」をイメージさせる「7」とか数字が入ったのものをプレゼントするのは野暮。
でもちょっとウィットに富むものを渡して喜んで欲しい、という時に重宝するのが鏡数字(ミラーナンバー)だそうです。
実際に数字で表すと「2002」とか「1991」。
長めだったら2011年11月02日(20111102)という手もなくはありませんが、ちょっとわかりにくいですね。
小ネタなので、さっぱり短く4ケタが適当でしょうか。
ゲン担ぎか、話題の為か、そのワイン生産者の周囲で起業した人は1991年と2002年に会社設立をした人が多かったそうです。
由来はたぶん彼らの感覚だと思います。
フランスをはじめ、ヨーロッパには対称性に美の基準を置く文化があります。
よく言われるのが日本庭園とヨーロッパのお城の整然と整えられた植え込みの対比。
ベルサイユ宮殿などは驚異的に左右対称ですよね。
真ん中に鏡を置いたように対称になるので、鏡数字(ミラーナンバー)?と名付けたんでしょう。
(オフィシャルに何と言われるのかは分かりませんが、少なくともその生産者はそう言っていました。ご存知の方、ぜひ教えてください!)
そんなわけで、ビジネスシーンでのお祝いの手土産などに、1991年や2002年のワインを渡すのも一部で流行っていた模様。
奇しくも2002年のシャンパンは伝説的な当たり年!
フランス風ゲン担ぎ、としてお祝いはもちろん、とっておきのプライベート用にもお薦めです。