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今日はフランス北部の料理と映画のお話をしたいと思います。
フランス・ノルマンディにあるモン・サン=ミシェル。
ご存知のとおりモン・サン=ミシェルは巡礼地として、古くから多くの巡礼者がやってきて発展しました。
建てられたのは今から1000年以上前。
以来、建造、崩壊、修復を繰り返し、13世紀にはほぼ今の形になったと言われています。
口に入れると溶けて消える超ふんわりオムレツ
そんなモン・サン=ミシェルにあるレストラン「ラ・メール・プラール」というお店をご存知ですか?
オムレツが目玉のお店です。
こちらのオムレツは、キメがうんと細かくなるまで卵をよくかき混ぜた後、少量のバターを使って作ります。
見た目のボリュームは普通のオムレツの5倍くらいあります。
もともとは巡礼者のためにふるまわれたお料理で、すぐに食べれて栄養が豊富なものと考案されたのがこのオムレツ。
スフレのように、ふんわりとしていて、口に入れるとしゅわしゅわととろけてなくなります。
モン・サン=ミシェルに行ったら一度は食べてみたい味です。
フランスのル・マン郊外を舞台に繰り広げられる不滅のカーアクション
フランス北部と言えば、ル・マン郊外で毎年6月に開催される四輪耐久レースのル・マン24時間レースが有名です。
映画「栄光のル・マン」はまさにこのレースの実際の映像と、映画用に撮影された映像とを巧みに編集し構成されたセミドキュメンタリー映画。
※出典:画像引用: (C)THE MAN & LE MANS LIMITED, 2015
主演のスティーヴ・マックイーンは、実際レースに出て2位入賞と活躍しており、映画の中でも代役を立てず実際にマシンを走らせて、
特に力を入れていた映画ですが、執念、裏切り、雪辱をたっぷり味わった作品だったそうです。
2016年には「栄光のル・マン」のドキュメンタリー映画が公開されましたので、ご興味のある方はぜひ観てみてください。
オムレツとノルマンディの名物シードルを楽しみながら観るのもいいですね。
ふわふわのオムレツと合わせて飲みたいシードル
甘口から辛口、果実味をしっかり感じるものからすっきりとした味わいのものまで、幅広いバリエーションをもつシードルは、アルコール度数も2~8%と低いので、ディナーに限らず、ランチやブランチのおともとしても楽しまれています。
もちろん、モン・サン=ミシェルの「ラ・メール・プラール」のふわふわのオムレツに合わせて飲まれているのもシードル!
そして、今回ご紹介するシードルは、モン・サン=ミシェルのあるフランス・ノルマンディーのドメーヌであるドメーヌ・ド・コックレルのシードルです。
ドメーヌ・ド・コックレルは、1937年モンサンミシェルから数キロ離れたマンシュ県のミリーにあるマノワールデュコケレルで設立されました。
ノルマンディーの約40種類のリンゴや洋ナシを用いて、リンゴのブランデーであるカルヴァドスやシードルを生産しています。
リンゴ園では、ミツバチによる受粉や、牛や羊が草を食んで除草するなど生態系と環境に配慮したリンゴ作りがされており、9月中旬から11月末にかけてリンゴがしっかりと熟すのを待って収穫をします。
こうして収穫された数種類のリンゴを混ぜ合わせることで味わいのバランスを整えます。
シードル・ドゥ ドメーヌ・ド・コックレル
ほんのりとした甘さの甘口シードル。
りんごのフレッシュなフルーティーさにすっきりとやさしい甘味が感じられ、アルコール度数が2.5%とかなり低アルコールなので、ごくごくと飲めるシードルです。
シードル・ブリュット ドメーヌ・ド・コックレル
タンニン感があり骨格がしっかりしてて、軽やかな苦味やキレを感じられ、料理によく合うすっきりとした辛口タイプのシードルです。
アルコール度数は4.5%と低めなので、ワインだと重すぎるけど食事に合わせてお酒を飲みたいというときにはピッタリです。
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