カニと合わせるワインは調理方法によって異なる!?おすすめの合わせ方をご紹介

カニと合わせるワインは調理方法によって異なる!?おすすめの合わせ方をご紹介
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カニと合わせるワインは調理方法によって異なる!?おすすめの合わせ方をご紹介

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カニとワインのペアリング

日に日に寒さが増して、本格的な冬到来という感じですね。
冬といえば鍋がおいしい季節。
鍋料理の中でも豪華なカニ鍋は、年末年始など人が集まる席で振舞われることが多いですよね。
そこで、本日はカニとワインのペアリングについてお話します。

生でも焼いても蒸しても美味しいカニとワインの相性

みなさんはカニを食べるとき、どんな調理法で食べられますか?
カニは、刺身としても生で食べても、焼いて食べても、鍋に入れて食べてもおいしいですよね。
カニを食べる際に合わせるお酒は、日本酒という方も多いと思いますが、ぜひワインとのペアリングもおすすめします。
カニの淡白で繊細な旨みと強い甘み、そして濃厚なカニ味噌は、ワインの味わいを引き立て、またワインもカニの旨みを引き立ててくれます。
ただし、合わせ方によってはカニもワインも双方の良さをつぶしてしまうことになりますので、カニの調理法と合わせるワインに注意することが大事です。

カニそのものを味わうなら白ワインで決まり!

カニの旨みが100%味わえる刺身を食べる際には、ミネラル感が豊富な辛口の白ワインをおすすめします。
白ワインの特徴でもあるレモン、ライム、グレープフルーツなどの柑橘系のアロマに、土や石のような鉱物のニュアンスである上質なミネラル感がバランスよくまとまっているワインは、フレッシュなカニの繊細な旨みと噛むほどに広がる甘味と見事に調和し、互いの旨みをより引き立ててくれます。
イタリア・ピエモンテのアレッサンドリア県原産の白ブドウ品種コルテーゼで造られるガヴィや、フランス・ブルゴーニュの中でももっとも北に位置するシャブリ地区で造られるシャブリワイン、コート・ド・ボーヌのピュリニー・モンラッシェ、また、若いうちからバターとヘーゼルナッツの香りに、しっかりとしたミネラル感とオイリーな肉厚のある味わいが特徴のムルソーなどがよく合います。

カニを他の材料と一緒に楽しむなら赤・ロゼ・スパークリングもあり!

また、カニの楽しみ方は素材の味をそのまま食べるだけではなく、他の食材と合わせることで、よりカニの風味が引き立つことがあります。
たとえば、カニのグラタン、カニクリームコロッケなど。
濃厚なクリームやチーズとカニを合わせることで、カニの旨みと甘味がより増してボリューム感のある味わいになります。
こうしたカニ料理には、白ワインだけではなく、スパークリングワインやロゼワインもよく合います。
カニのグラタンには、プロヴァンスのロゼワイン、カニクリームコロッケには、しっかりとしたコクのあるシャンパンがおすすめです。
カニ味噌を使った濃厚なパスタには、ミディアムボディで酸味、渋み、甘味のバランスがとれたイタリアワインの顔ともいえるサンジョベーゼを主体とした赤ワインのキャンティが合います。

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ムルソー マルシャン・トーズ
パスカル・マルシャンは国をまたいで活躍するワインメーカーで、その活躍の舞台はブルゴーニュをはじめ、オーストラリア、チリなど南半球にまで及んでおり、醸造化としてキャリアをスタートさせたのは1985年、ポマールにあるコントアルマンでのこと。
1999年にはドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレのチーフワインメーカーとして勤め、7年間醸造長を務め、その後、農家から買い入れた葡萄で醸造するネゴシアンブランドであるマルシャン・トーズ(旧パスカル・マルシャン)と、自社畑のブドウを使うドメーヌ・トーズです。
ネゴシアンと言っても、パスカル・マルシャンはマイクロネゴス(マイクロ・ネゴシアン)と呼ばれる小規模のネゴシアン。
買付から醸造まで一貫して行い、ブドウを購入する畑は彼のポリシーに賛同する人のみで、定期的に本人が畑を訪ね、ビオディナミ農法含め、木の管理など細かい部分まで直接見ています。
『ドメーヌは小規模でなければならない。なぜなら、一つ一つの樽やボトルがユニークであり、注意深く扱はなければならないからだ』と語り、ボトルの1本1本にまで強いこだわりを持ったワイン造りをおこなっています。
そんなマルシャン・トーズがビオディナミで造るムルソーは、柑橘にパイナップルやハチミツなどの芳醇な果実味とアロマがあり、しっかりとした骨格に、キレのある酸が感じられ、複雑味と凝縮感のある1本に仕上がっています。

ムルソー マルシャン・トーズ

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シドニー・ウィルコックス・オールドヴァイン・ジビッボ
バーン・ヴィンヤーズは、1960年に最初のブドウを植えて以来、少しずつ畑を増やしながら3世代にわたって成長してきたバーン・ファミリーのワイナリー。
現在はクレア・ヴァレーと、リヴァーランドにいくつもの畑を所有しており、中にはあのペンフォールズのグランジを生み出した伝説的醸造家マックス・シューベルトが見出した畑も所有しています。
オールドヴァイン・ジビッボは、1970年植樹のジビッボ種(マスカット・オブ・アレキサンドリア)の古木から造られるワインです。
ジビッボ種が植えられている土地は、古代の地質由来のライムストーン石灰岩が下層にあり、その上に赤い砂が堆積してできた非常に痩せた土壌のため、収穫量は自然ととても低くなりますが、代わりにより凝縮したブドウを得る事ができます。
収穫した果実は、時間をかけながら優しくプレスし、低温で発酵されます。大部分はステンレスタンクでの発酵を行いシャープな酸、活き活きしたフレッシュな味わいを表現しますが、全体のうち僅かな量だけ、フレンチオーク樽を使って複雑味を与えます。
ミネラル豊かでシルキーなテクスチュアを持つ、辛口の白ワインで、ソフトシェルクラブや、エビなど甲殻類を使ったアジア料理によく合います。
また、ポルチーニを使ったパスタ、スパイシーな料理、パッションフルーツアイスクリームや季節の果実を使ったデザートとの相性も抜群です。

シドニー・ウィルコックス・オールドヴァイン・ジビッボ

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バルフォア ブラン・ド・ブラン
ハッシュ・ヒース・エステートは、2002年ワインを愛する当主リチャード・バルフォア・リンと、妻レスリーによって設立され、設立間もなくして、「バルフォア・ブリュット・ロゼ」が大成功し、イングランドを代表するワイナリーの1つとして瞬く間に知名度を高めました。
2006年にインターナショナル・ワイン・チャレンジでの金メダルとトロフィーを受賞。
ブリティッシュ・エアウェイズで初めてファーストクラスでサーヴされたイングランド・スパークリングとしての栄誉を受け、世界的に有名なオリエント・エクスプレス内で、ヴェニスまでの旅の途中に楽しまれています。
ハッシュ・ヒース・エステートのフラッグシップであるロゼと対になる、白のプレステージキュヴェとなるのが、このブラン・ド・ブランです。
単一畑のシャルドネ100%を使用し、瓶内熟成期間は30か月で優れた品質の年にのみ造られます。2010年に初めて作られ、その次が2014年です。2018年のインターナショナル・ワイン・チャレンジでは95点を獲得しました。
白桃やパイナップルなどの果実のアロマに、ハチミツの芳醇なアロマが加わり、酵母由来のイースト香も強く感じられる深みと複雑味が楽しめるリッチな口当たりの1本です。

バルフォア ブラン・ド・ブラン

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キャンティ ヴォルペット
イタリアで唯一人パーカーポイント100点を2度獲得した凄腕の醸造家
ステファノ・キオッチョリ氏がコンサルタントを務めるキャンティ ヴォルペット。
フィレンツェ近くの海抜200~400メートルの地域の畑で造られたブドウを、
サンジョベーゼ95%、カナイオーロ5%のブレンド比率で、
25度にコントロールされたステンレスタンクに入れ、酸素を供給しながら12日間おきます。この間果汁を循環させることで、果皮に含まれる色素などの成分をしっかり抽出し、
タンニンをまろやかにしたりします。
マロラクティック発酵で酸味を和らげ、香りと味わいに複雑さを加えました。
このキャンティは黒ブドウ主体のため、一般的なキャンティより、
味わいにもより厚みが出ており、構造のしっかりとしたボディの肉厚なタイプです。
活き活きとした果実味のパワフルな味わいで、合わせる料理も牛の赤身肉など、
肉料理との相性が抜群です。

キャンティ ヴォルペット

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