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オランダのチーズ生産量のじつに60%を占めるオランダを代表するセミハードタイプのチーズ、ゴーダチーズ。
1~48ヶ月までと幅広い熟成期間があり、熟成の度合いにより味わいが異なるのもゴーダチーズの魅力。
そこで、本日は世界で広く愛されるゴーダチーズとワインのペアリングについてお話します。
ゴーダチーズの特徴
ゴーダチーズは、オランダ語では「ハウダ」と発音し、13世紀にオランダ南部の街ゴーダで生まれ、現在では、オランダのチーズ生産量の60%を占めるオランダを代表するセミハードタイプのチーズです。
温めたミルクに乳酸菌を添加し、凝乳酵素で凝固させて作られるゴーダチーズは、クセのないマイルドな味わいなので、サンドイッチやなど、幅広い料理に利用できます。
ゴーダチーズは、1~48ヶ月までと熟成期間にかなりの幅があるため、熟成の度合いにより味わいが異なるのもゴーダチーズの魅力です。
熟成の若いものは、みずみずしいフレッシュなクリーミーさがあり、しっとりした食感にマイルドな味わいでとても食べやすいチーズです。
熟成が進むにつれて、色が茶色っぽくなり、芳醇な香りと旨みとコクが増し、香ばしい風味が出てきて、よりミルクの甘味が感じられます。
また、ゴーダチーズはプロセスチーズの原料としても生産されています。
ゴーダチーズを使ったワインに合わせる料理
ゴーダチーズはミルクのコクと甘みがしっかりしたチーズなので、料理に使うと旨みが増しリッチな味わいになります。
そのため、サンドイッチやカナッペとして食べるのもいいですが、グラタンやラザニア、ピザといった熱を加える料理にも適しています。
コクのあるチーズの旨味がおいしいゴーダチーズのグラタンは、コクのある樽由来のナッツの風味が感じられる白ワインとよく合います。
ゴーダチーズに合わせるおすすめのワイン
ゴーダチーズのミルクのコクと甘みに、香ばしいナッツのような風味は、樽熟成をしたシャルドネによく合います。
また、熟成をするごとに深みが増してくるゴーダチーズは、旨味と香ばしさを伴った余韻があるので、しっかりとしたコクのあるフルーティーな赤ワインと合わせるのもおすすめです。
フォグ・マウンテン・シャルドネ ジャン・クロード・ボワセ
ブルゴーニュのワイン界の代表的な生産者でもあるボワセ・グループが、カリフォルニアで立ち上げた新ブランド「フォグ・マウンテン」環境問題を一番に意識したワイン造りの理念を持ち、所有するすべてのワイナリーがオーガニック栽培とビオディナミ栽培を実践。
ネイティブアメリカンに伝わる「大地は借り物である」という言葉に感銘を受け、サスティナブルなワイン造りをアメリカで実践したいと思い、フランス・ブルゴーニュの技術とカリフォルニアのテロワールが生み出す極上ワイン。
トロピカルフルーツのアロマ、レモンなどの柑橘類、完熟したリンゴ、アーモンドなどナッツを思わせる香ばしい香りも後から感じられ、口に含むと、アロマ同様に華やかなパイナップルなどの果実味にナッツの香ばしいニュアンス、そして滑らかな質感が感じられます。
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ヴィーニャ・マグナ・クリアンサ ドミニオ・バスコンシリョス
ドミニオ・バスコンシリョスは、2000年に高級車の部品を製造する企業のオーナーを務めるホセ・マリア・バスコンシリョスによって設立されたワイナリーです。
ワインへの情熱も熱く、コンサルタントにスペインで有名なトマス・ポスティゴを起用し、ワイナリーは海抜1000メートルの場所に位置し、栽培からワイン醸造に至る過程は極力自然の力を活かしたワイン造りを理念に、区画にごとに管理されたブドウ畑は、全て手作業で行われ、100%オーガニックの高品質なワインを生み出しています。
当たり年の2005年のヴィニャ・マグナ クリアンサは、ロバート・パーカー氏も93点の高得点を出し、ワインスペクテーター誌では95点を獲得しました。
チェリー、ラズベリー、スグリといった熟した赤い果実のクリーンでしっかりとしたアロマに、ココア、コーヒーといったスパイシーなノートも混じり合います。
よく溶け込んだタンニンとフレッシュな酸が感じられ、バニラとシナモンのほのかな香りをまとったミネラルがボリューム感のあるテクスチャーとなって、ジューシーで甘い風味のある魅力的な味わいです。
今後 5~10 年の熟成が期待できるほどよい重厚感のある赤ワインです。











