この記事を読むのに必要な時間は約 15 分です。

日本にはあまり輸入されないため、意外と知られていませんが、中国国内には900余りのワイナリーがあり、実はワインの生産量は2022年の統計で、世界第3位とかなりのワイン大国なんです。
人口の多さからも消費量も2022年の統計では世界9位。
そんな中国では、中華料理とワインのペアリングがたくさん生まれています。
そこで、本日は中華料理とワインの合わせ方についてお話します。
中華料理とワインの相性とは
中国でのワインブームは年々加速しており、代表的な産地としては、雲南省、新疆(しんきょう)ウイグル地区、山東省、寧夏回族自治区の4つの地域で、カベルネソーヴィニヨンやメルロなどのヨーロッパ系品種をおもに栽培しています。
中でも、雲南省はブドウ栽培に理想的なテロワールをモエ・ヘネシー・ディアジオ社がみつけ、「全く新しいワイナリーを作る」とプロジェクトをスタートさせ、2013年に高級ワインをリリースしたことで、注目を集めました。
そんな、中国のワインは、国内でさまざまな中華料理と合わせて飲まれています。
中華料理の一番の特徴は何といっても、その国土の広さと多様な種族からなる多種多様な味わいの料理です。
中華料理と一口に言っても、東西南北それぞれの地域で作られる料理は、食材、調味料、調理方法どれも千差万別です。
大きく分けると、上海料理、広東料理、北京料理、四川料理の4種類に分けられ、これらが四大中華と呼ばれています。
ですが中国国内では、広東料理、四川料理、山東料理、江蘇料理、安徽料理、浙江料理、福建料理・湖南料理の8つの地域からなる八大中華が最も有名です。
ここでは、大きく分けた四大中華の特徴を簡単にご紹介します。
中国東部の上海は、海外からの移住者も多く、さまざまな食文化が組み合わさった上海料理は、上海蟹、八宝菜、小籠包などの魚介を中心とした食材をつかった淡白な味付けの料理が特徴です。
中国南部の広東省は、シュウマイ、酢豚、フカヒレスープなど日本でおなじみの中華料理が多く、さまざまな味わいの点心を楽しむ飲茶という文化もあります。
中国の北部で首都がある北京の北京料理は、家庭料理から宮廷料理まで幅広い料理があり、北京ダック、ジャージャー麺、刀削麺など、しっかりとしたコクのある濃厚な味わいの料理が多いのが特徴です。
中国西部の四川省は高温多湿な気候もあり、料理は、日本でもおなじみの麻婆豆腐や海老のチリソース、担々麺、酸辣湯麵といった
香辛料をたっぷり使ったスパイシーなものが多いのが特徴です。
このように、使われる食材から調味料、調理方法まで多種多様な中華料理は、さまざまな産地、多様なブドウ品種で造られる多種多様な味わいを持つワインと相性が抜群です。
また、中華料理はワインの風味を表現する言葉に使われる香辛料を多く使う料理でもあります。
たとえば、胡椒、アニス、シナモン、クローブ、しょうが、ナツメグ、甘草、コリアンダーなど、これほど多くの香辛料が料理に使われているため、ワインと同様幾重にも折り重なったテクスチャーを感じられる複雑な味わいが共通しています。
中華料理には赤・白よりもロゼワインが合わせやすい?!
さて、ここからは中華料理とワインのペアリングについてご紹介していきます。
あまりに幅広い味わいを持つ中華料理、一体どんなワインと相性がいいのか悩みますよね。
もし、手っ取り早くどんな中華にでも合うワインが知りたいという方には、赤ワインや白ワインよりも、ロゼワインをオススメします。
というのも、ロゼワインは、赤ワインと白ワインのちょうど中間的な味わいを持っており、赤ワイン白ワインのどちらの要素もあるため、味わいのレパートリーが豊富な中華にはとても合わせやすいです。
例えば、魚介中心のあっさり味の八宝菜や、スパイシーな味わいの四川風麻婆豆腐、こってりとした味わいの回鍋肉に、酸味が感じられる酸辣湯麵が並んだら、それぞれに合うワインを用意するとなると、赤白何本もワインが必要になりますが、これらに一気に合わせられるのが、ロゼワイン。
中でも、すっきりな辛口のロゼワインよりも、ほのかに甘味を感じるロゼワインの方がワインにコクと厚みが感じられて、中華料理との相性はより良いです。
代表的な中華料理とワインのペアリング
ここからは料理別に、それぞれの料理に合うワインを簡単にご紹介していきましょう。
餃子
焼き餃子、水餃子、蒸し餃子、揚げ餃子とさまざまな調理方法で楽しめる餃子は、中の具材によってもいろいろな味が楽しめるので、オールマイティに楽しむなら、ロゼワインがおすすめですが、もっともオーソドックスな豚肉たっぷりの焼き餃子なら、辛口のスパークリングワインがおすすめ。
皮からあふれ出すジューシーな肉汁とニラやニンニクといった香味野菜のボリュームのある風味を、スパークリングワインの泡がすっきりと流してくれます。
スペインのカヴァ、イタリアのプロセッコ、チリのロゼスパークリングがとくに相性いいです。
八宝菜
豚肉やエビに、白菜、ニンジン、シイタケ、ネギ、たけのこなどの野菜の旨みが、とろみのあるあんにしっかりと溶け込んだ八宝菜には、しっかりとした果実味とコクのある白ワインが抜群に合います。
カリフォルニアのシャルドネ、フランス・ラングドック=ルーションのヴィオニエなどオススメです。
青椒肉絲
オイスターソース、豆板醤、甜麺醤でしっかりと味付けされたソースに、お肉の旨味とピーマンのほろ苦さが溶け込んだ青椒肉絲には、しっかりとしたコクとフルーティーさも感じられる赤ワインがおすすめです。
チリのカベルネソーヴィニヨン、アルゼンチンのマルベックがよく合います。
ご紹介した中華料理に合うワインはこちら
餃子には
リクオ・ロス ロサード・ブリュット ボデガス・エスクデロ
ボデガス・エスクデロは、スペインで最も名高い赤ワイン産地リオハ地方で150年以上の歴史を持つボデガ(醸造所)です。
高貴品種のテンプラニーリョを使い、高品質な赤ワインを造り続けています。
標高の高いリオハの気候を活かし、高品質なカヴァを作る「ボデガス・エスクデロ」では、それぞれのカヴァをしっかり熟成させることに強いこだわりを持っており、DOカヴァの法定熟成期間は9カ月とされますが、リクオ・ロスでは、ROSADOが24カ月、Brutに至っては36カ月という、シャンパーニュのプレステージクラスに要求されるのと同等の熟成期間で熟成されます。
このリクオ・ロスは、地元の祭事などでも出す特別なカヴァのため、熟成期間も他のカヴァに比べて高いのです。
ヴィウラ50% ガルナッチャ50%のカヴァは、ベリー系の香りと、爽やかなキリッとした酸味が心地よいブリュット。
グラスから広がるチャーミングな香りと、バランスに優れた優しい味わいで和洋中、どんなお食事とも相性がよく、味わいの幅が広い中華料理ともよくマッチングします。
リクオ・ロス ロサード・ブリュット ボデガス・エスクデロのご注文はこちら
プロセッコ・フリッツァンテ・コル・フォンド・ビオ フィドーラ
フィドーラは、イタリア・ヴェネト州にある、ビオディナミ農法を約40年前から実践している州内で最古の自然派ワイナリーです。
自社畑の土壌は、ヴェネトに特徴的なカラントと言われる石灰質を多く含む粘土質で、様々なミネラルを含んでおり、海から吹く潮風の影響、寒暖差の影響から、ブドウは香り高く、甘みと酸味のメリハリの効いた凝縮した味わいに育ちます。
そんなテロワールで育ったグレラ種を100%使用し、無濾過で微発泡のワインを造る技法は、実はこの地でははるか昔から伝わる伝統的な技法で、泡は人為的に作るのではなく、ボトルの中で、シャンパン製法のように自然に起こり澱が生まれます。
こうして生まれたフリッツァンテは、泡のさわやかさと、シュールリーの白ワインのコクを併せ持っており、アプリコット、ライチ、カモミール、トロピカルフルーツのようなアロマがあり、酸味は穏やかで、フルーティーさがあります。
スパークリングのような味わいから白ワインの味わいまで、重層的に楽しめる1本です。
プロセッコ・フリッツァンテ・コル・フォンド・ビオ フィドーラのご注文はこちら
八宝菜には
ラピス・ルナ・シャルドネ
神秘的なラベルが印象的なこのワインは、Once in a Blue Moonという「ごく稀なこと」「滅多に起こらないこと」を 意味する青い月(憧れ、理想、チャンス)を手に入れようと手を延ばす人物たちが描かれており、ラピス・ルナのワインシリーズは、7つのストーリーで構成されています。
ラピス・ルナ・ワインズのワインは、カリフォルニア州メンドシーノにあるUkiah(ユカイア)にてワイン造りがおこなわれており、ラピス・ルナシリーズのワインメーカーはDave Rosenthal氏が務めています。
彼はロバート・モンダヴィや、スタッグス・リープ・ワインセラーズをはじめ、多くの著名な醸造家やワイナリーが師と仰ぐAndre Tchelistcheff氏のチームで働いたという特筆すべきキャリアを持つカリフォルニアワインを表現する術を身に着けた優れた醸造家です。
ラピス・ルナのシャルドネは、オレンジゼストや完熟パイナップルを思わせる華やかな果実味に続いてトーストやバニラの香ばしい樽香が感じられ、完熟リンゴや白桃を思わせるフレッシュで活き活きとした果実味に、僅かにアクセントを添える風味の良いバターのような余韻があり、厚みのあるしっかりとしたコクの奥深い味わいのワインです。
ヴィオニエ セリエ・デ・シャルトリュ
プロヴァンスとラングドックの間、コート・デュ・ローヌの首都コート・ダヴィニョンにあるセリエ・デ・シャルトリュ。
石灰質の畑で生まれるワインは、ミネラル分豊富で舌触りが良く、香り高く仕上がります。
そんな土を守るためにも、農薬や化学肥料は基本的に使用せず、リュット・レゾネと呼ばれる農法で栽培しています。
もともとは自分たちのテロワールを表現するという思いでワイン造りをしていましたが、よりシンプルに、ワイン好きのため、素直に美味しいと思えるワインを造りたいという思いのもと再出発し、プロからワインを熱烈に愛するアマチュアまで、いろんなタイプの人々が情熱を持って運営しています。
セリエ・デ・シャルトリュが手掛けるヴァラエタルシリーズは、一つの品種を100%使い、各品種の特徴を最大限に引き出したソムリエ一押しのワインです。
ヴィオニエは、桃やアプリコットなどの果実のヴォリューム感のある香りと味わいをもつ個性的なブドウで、複雑味と凝縮感のある味わいに仕上がっています。
青椒肉絲には
カサ・デル・セロ・レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニョン
五大シャトー「ムートン」、カリフォルニアの「オーパス・ワン」、チリを代表するプレミアムワインの「アルマヴィーヴァ」を手掛けた天才醸造家の造る最高のデイリーワイン!
デイリーワインのこのくらいの価格帯のものだと、さまざまな地域から集めたブドウをまとめて大きなタンクに入れ、一気にワインに仕上げるのが一般的ですが、ヴィニャ・マーティでは、まずそれぞれの産地や畑の特徴ごとにタンクを分けて別々に醸造します。
そして同じブドウ品種同士のワインをアッサンブラージュ(ブレンド)し、プロポーションを整えるのです。
ヴィニャ・マーティのカベルネ・ソーヴィニョンは広域セントラル・ヴァレーに分類されていますが、いくつかの指定された畑のブドウを使用します。
有名なマイポはもちろん、コルチャグアや、パタグアという、あまり知られていない産地にも畑を所有しています。
どの産地にも共通するのは、「カベルネ・ソーヴィニョンに適したテロワールを持つ」ということ。
それぞれの産地の特徴を出しつつワインを仕立て、最後にアッサンブラージュする技はまさにカベルネを知り尽くしたボルドーの匠の技です。
黒系果実のアロマと濃密で凝縮した味わいが楽しめるやや重いワインです。
カサ・デル・セロ・レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニョンのご注文はこちら
クラロスクーロ グラン・マルベック
クラロスクーロのワインは、個々のワインの違いをいかに表現するかに重きを置きます。その違いとは、原料となるブドウの差であり、そのブドウが植えられている土地の特徴です。この特徴が失われることがないように醸造を行うというのが、クラロスクーロの基本的なアプローチです。
クラロスクーロのグラン・マルベックは、ウコ・ヴァレーの中でも高地に位置するVista Flores、Gualtallary、Paraje Altamiraの畑から採れた、これらの異なるテロワールのマルベックのブドウをブレンドして造られています。
フレンチオークの新樽で12ヶ月間熟成させたこのワインは、プルーンやドライフルーツのような濃密で凝縮した味わいに胡椒のスパイシーなニュアンスも加わり、しっかりとしたコクを楽しめるやや重厚な味わいです。
















