新品種の中でもっとも成功した品種ミュラー・トゥルガウの特徴とは

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新品種の中でもっとも成功した品種ミュラー・トゥルガウの特徴とは

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ミュラー・トゥルガウのおもな産地ドイツ

19世紀後期以降に造られた新品種の中で最も広く栽培されている品種
ミュラー・トゥルガウ。
1882年にトゥルガウ出身のスイス人の植物学者である
ヘルマン・ミュラー氏によって開発された白ワイン用ブドウ品種で、
気候や土壌に対する順応性が高いため、世界のさまざまな産地で栽培されています。
本日は、ミュラー・トゥルガウについてお話します。

ミュラー・トゥルガウの特徴と造られるワインの特徴

ミュラー・トゥルガウは、1882年にトゥルガウ出身のスイス人の植物学者である
ヘルマン・ミュラー氏によってドイツのガイゼンハイム研究所で開発された
白ワイン用ブドウ品種です。
19世紀後期から造られた新品種の中で最も広く栽培されている品種で、
植え付けは1980年代から大幅に減少しましたが、
ドイツでは、3番目に多く栽培されている品種です。
ミュラー・トゥルガウは、気候や土壌に対する順応性が非常に高いこともあり、
通常ブドウは平地での栽培には適しませんが、この種の多くは平地で栽培でき、
安定的に早熟で生産量が高いことから世界的に普及し、
日本でも北海道を中心とした寒冷地で栽培されています。
ミュラー・トゥルガウは長い間リースリングとシルヴァーナーの交配によって
造られたと信じられていましたが、DNA調査によりリースリングと
シャスラ・ド・クルティリエール(別名マドレイヌ・ロイヤーレ)との
交配であることが判明しました。

ミュラー・トゥルガウから造られるワインは、少し緑がかかった淡い色調で、
青リンゴやマスカットにトロピカル系の香りを感じさせる
軽やかでフルーティなものが多いです。
辛口から中甘口でニュートラルな味わいが食事に合わせやすく、
比較的若いうちに飲まれ、一部の例外を除いて熟成には不向きのため、
デイリーワインとして人気です。
甘口タイプの場合は、黄色みが強い色調になり、
青リンゴ、マスカット、柑橘などの香りがより華やかで、
さわやかな甘口ワインになります。

おもな産地と特徴

■ドイツ
世界的にもドイツがミュラー・トゥルガウの栽培面積が一番広く、
以前はドイツ国内で一番栽培されている品種でしたが、
現在、栽培面積は減少傾向にあり、リースリング、ピノ ノワールに次いで
3番目の栽培面積です。
今でも主要品種であることに変わりはなく、ラインヘッセン、バーデン、
プファルツで栽培され、特にラインヘッセンでは4,213haと広大な面積で
栽培されています。
ミュラートゥルガウは、酸とストラクチャーに少し欠けますが、
香り高い品種のため、単一のワインよりも他の品種とブレンドされることが多く
甘口から辛口までさまざまなタイプが造られ、早飲みタイプのデイリーワインが主流です。

■オーストリア
ドイツに次いで広く栽培されているのがオーストリアで、
国内全土でミュラー・トゥルガウが栽培されています。
しかし2000年に入ってから栽培面積を徐々に減らしており縮小傾向にあります。
他の品種とブレンドしたカジュアルなタイプのワインが多く、
新酒のシュトゥルムとしても楽しまれています。

■日本
日本では、北海道、山形県、山梨県、岩手県で栽培されていますが、
特に北海道で広く栽培され、北海道の冷涼な気候を生かしたミュラー・トゥルガウは、
高品質なものが多く、高い評価を得ています。

その他、北イタリア、ハンガリー、イギリス、チェコ、スロバキア、
スロベニアで広く栽培され、ニューワールドでは、ニュージーランド、
オーストラリア、アメリカなどでも人気の品種です。

ミュラー・トゥルガウから造られるおすすめワイン

ニアシュタイナーWG 3タレンテ・ビオ&ヴィーガン・ミュラートゥルガウ
こだわりのビオロジック栽培、さらに堆肥にこだわり、
さらに卵白などの動物性の添加物なども一切使用せずに作ったヴィーガン認定ワイン。
マスカットのスパイシーさを思わせるジューシーな甘みが心地よい爽やかな味わいです。
産地:ドイツ/ラインヘッセン

ニアシュタイナーWG3タランテビオ&ヴィーガン ミュラートゥルガウ

リンクリン ミュラー・トゥルガウ ロー・サルファー
フランスのアルザス地方に隣接するバーデン地方のミュラー・トゥルガウ。
リンクリンはビオディナミ農法でブドウを栽培する生産者で、
このミュラー・トゥルガウもビオディナミです。
フルーティでフレッシュですが、食事と合わせても味がぶれない芯の強さがあり、
お肉料理などしっかりした食事にもおススメです。
産地:ドイツ/バーデン

リンクリン ミュラー・トゥルガウ ロー・サルファー

グラン ポレール 余市 ミュラートゥルガウ
ドイツの銘醸地に似た冷涼かつ少雨気候をもつ北海道随一のワインの銘醸地、
余市の大自然が育んだミュラートゥルガウ100%で造られた甘口白ワイン。
グランポレールは、フランス語で偉大さを表す「グラン」と、
北極星を意味する「ポレール」から名づけられました。
ブドウの果皮からの香味成分を引き出す為、
果皮と果汁を低温で接触させるスキンコンタクトを行っています。
若草や柑橘を想わせる爽やかな香りと柔らかな甘みが特長のワインです。
産地:日本/北海道

グランポレール余市ミュラートゥルガウ

洞爺湖農産 月浦ワイン ミュラー・トゥルガウ
北海道月浦を舞台にした映画「しあわせのパン」で登場!
大泉洋と原田知世が演ずるパンカフェ「マーニ」で使われたワイン。
洞爺湖畔月浦の自社農園産ミュラー・トゥルガウ100%使用。
選果を徹底し低圧搾にて得られた高品質な果汁を低温にて
ゆっくりと醗酵させた上品な果実味溢れる香り。
産地:日本/北海道

洞爺湖農産 月浦ワイン ミュラー・トゥルガウ

ミュラー・トゥルガウ ケットマイヤー
イタリアのワイン産地の最北に位置するアルトアディジェ州の
オーストリアとの国境近くのカルダーロ湖を見下ろす美しい丘の上に
位置するケットマイヤー社は、1919年に創立されました。
ケットマイヤーの哲学は、けがれ無きワイン造り、土地に根ざした品種、
製品毎の個性に重きを置く事です。
クルミや白桃を思わせる程良いアロマと濃厚な香り。
フレッシュで、豊かな心地良い味わいと、余韻の長さがあり食前酒に最適です。
シーフードのリゾットや魚のグリル、揚げ物全般にも良く合います。
産地:イタリア/トレンティーノ・アルト・アディジェ州

ミュラー・トゥルガウ ケットマイヤー

おすすめワインに合う料理

青リンゴやマスカットにトロピカル系の香りを感じさせる
軽やかでフルーティでニュートラルな味わいのミュラー・トゥルガウは、
さまざまな料理に合わせやすく、家庭料理全般と一緒に楽しめます。
特に魚介との相性が良いので、焼き魚、あさりの酒蒸し、イカの煮物、あじの南蛮漬けど、
価格がリーズナブルなものならデイリーワインとして食卓におすすめです。

ミュラー・トゥルガウに合う料理

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