ワイン発祥の国の1つであるアゼルバイジャンワインの特徴とは

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ワイン発祥の国の1つであるアゼルバイジャンワインの特徴とは

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アゼルバイジャンワインとは

ワイン発祥の地とされるコーカサス地方に位置するアゼルバイジャン。
以前、このソムリエ手帳でもご紹介したジョージア(グルジア)と隣接しており、
紀元前7,000〜6,000前からワインが造られ始めたと言わています。
シルクロードの中継地としても栄え、ワイン造りが盛んにおこなわれていました。
1980年代の旧ソビエト連邦時代には、一時ワイン造りが禁止され、
隣国であるアルメニアとの戦争も勃発し、長い間インフラが続き、
ワイン産業も衰退していきましたが、
独立後再びブドウ栽培に力を入れ、ワイン造りも再開しました。
まだ、ジョージアの生産量には追い付きませんが、
品質の高さに定評があり、これからますます世界に広がっていきそうです。
そこで、本日はアゼルバイジャンのワインについてお話します。

アゼルバイジャンワインの歴史

アゼルバイジャンは、アルメニアやジョージアと並び、
ワイン発祥の地とされるコーカサス地方に位置しています。
アゼルバイジャンでは紀元前7,000〜6,000前からワインが造られ始めたと言われており、
クヴェヴリと呼ばれる土器のカメなどが発見されています。
また、紀元前7000~5000年にはワイン用ブドウの原種で、世界最古のブドウとされる
ヴィティス・ヴィニフェラの変種の種子が発見されています。
そんなワイン発祥の地の1つでもあるアゼルバイジャンは、
シルクロードの中継地としても栄え、ワイン造りも盛んにおこなわれていました。
しかし、1980年代の旧ソビエト連邦時代には、ゴルバチョフ共産党書記長による
反アルコールキャンペーンにより、年間200万トン造られていた
ワイン用のブドウ栽培が停止となり、1991年には隣国であるアルメニアとの戦争も勃発し、
長い間インフラが続き、ワイン産業も低迷していました。
独立後少しずつ国の活気が戻りはじめ、ワイン造りも再開され、
ワインが盛んに造られていた頃に比べると、10分の1以下ほどですが、
現在は、年間15万トンほどのブドウが生産されています。

アゼルバイジャンワインの特徴

アゼルバイジャンは歴史の中で、イランとの結びつきが強く、
食文化に関しても、イランからの影響を強く受けていたため、
スパイスやハーブを使った料理が多いのが特徴です。
そのため、アゼルバイジャンのワインはすっきりとした酸味が特徴のワインが多く、
リーズナブルで高品質な仕上がりとなっています。
また、過去にはソビエト連邦に統治されていた時代は、
ポートワインのような甘口ワインの需要が高かったため、
甘口のワインも多く造られていました。
近年は辛口ワインが多く生産されるようになってきましたが、
アゼルバイジャンのワインは甘口や、やや甘口も豊富です。

産地・ブドウ品種

アゼルバイジャンの主な産地は、シャマキ、イスマユル、ガバラ、ガンジャ、
トブズでワインが造られています。
栽培されているブドウ品種は、アゼルバイジャン固有品種のバヤン シラをはじめ、
コーカサス地方の品種であるルカツィテリ、サペラヴィの他、
シャルドネ、メルロ、シラー、カベルネソービニヨン、リースリングといった
国際品種など、200〜300種類のブドウが栽培されています。

・バヤン シラ
アゼルバイジャン固有品種で、白ワイン用の品種です。
房は中くらいからやや大きめで、
粒は丸くて大きく、果皮は緑がかった黄色で、厚みがあります。
麦わら色をした濃い色調をしていて、爽やかなシトラスと樹脂の香りで
すっきりとした酸味を持っていて、透明感のある軽やかな味わいに仕上がります。

・ルカツィテリ
コーカサス地方の品種で、白ワイン用の品種です。
アゼルバイジャンのみならず、ジョージア、モルドヴァ、ウクライナ、
アルメニア、ブルガリア等でも広く栽培されています。
湿度が高く、暖かい気候には適していません。
香りが控えめなため、華やかな香りの特長を持つ
ムツヴァネ・カフリとブレンドされることが多いです。

・サペラヴィ
こちらもアゼルバイジャンのみならず、ジョージアなどコーカサス地方で
広く栽培されている赤ワイン用の品種です。
「染料」という意味があり、果肉まで赤いのが特徴。
強いタンニンと酸がしっかりとしていて、熟成能力が高く、
辛口や甘口の赤ワイン、ロゼなど様々な味わいを造り出します。

おすすめワイン

シェルグ・ウルドゥズ バヤン・シラ
シェルグ ウルドゥズ社は首都バクーより北西約400kmに位置する町
シャムキルにあります。
ワインとコニャックの生産を目的として2002年に設立されました。
アゼルバイジャン最大規模の110ヘクタールの自社ブドウ園で、
年間約3千トンのブドウを栽培しており、
「ブドウ品種を活かした高品質なワインを造る」ことを目指し、
病害に対する薬剤も最低限に抑え、できる限り自然に近い形で栽培しています。
栽培しているブドウ品種は、バヤン・シラ、ルカツィテリ、サペラビなどの
コーカサス品種や、シャルドネ、メルロ、シラー、カベルネソービニヨンなど
の国際品種も栽培されています。
ワインコンクールにて数々の受賞歴がある実力派ワイナリーです。
そんなシェルグ ウルドゥズ社が手掛ける、アゼルバイジャン固有品種の
バヤン・シラを100%使用したこのワインは、
淡いグリーンを含んだイエローで、柑橘系のフレッシュなアロマに、
チェリーやミネラル、バニラの甘さなどの香りを持ちます。
ドライな飲み口で切れのある酸が特徴で、
瑞々しい果実味とミネラル感のバランスが絶妙です。

シェルグ・ウルドゥズ バヤン・シラ

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