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夏バテ対策に様々なお料理がありますが、本日はそんなお料理をするときに欠かせない「オリーブオイル」の話。
若返り効果や悪玉コレステロールも減らしてくれる!オリーブオイルが体にいい理由
オリーブオイルは、植物油の中では体にいいという話を聞いたこともあるかと思いますが、何がいいのか具体的に知っている方はそう多くはないと思います。
植物油といってもかなりの種類があります。
ココナッツオイル、コーン油、パーム油、紅花油、ごま油など…
植物油はほとんどの場合、植物組織から油を分離するのに加熱工程が不可欠ですが、オリーブオイルは生の果肉から果汁を絞って放置しておくだけで、自然に果汁の表面に油が浮かび上がりオイルを抽出することができます。
加熱することなく油を取り出せるので、素材本来の香りや風味がそのまま味わうことができ、栄養素もそのまま保つことができるのです。
ただ世界中でオリーブオイルの生産量は植物油全体のわずか5%ほど。
それは精製するまでの工程に時間と手間がかかることと、またオリーブの栽培自体も広く行われているわけではないという点にあります。
オリーブオイルの成分は大きく分けて、脂肪酸、ミネラル、ビタミンの3種類に分けられますが、脂肪酸の中でも特にオレイン酸の含有量がどの植物油よりも豊富です。
オイルは体内で酸化することにより脂質を溜める成分をもっていますが、このオレイン酸はその酸化が最もしにくく、脂質の代謝を活性化させる働きがあり中性脂肪を付きにくくし、健康的なダイエットに効果があるとも言われています。
オリーブオイルで美味しくヘルシーに料理しよう
オリーブオイルが体にいいということが分かったところで、肝心のお味はというと…
瑞々しくフルーティで香り高く、ほんのりピリッとした後味が、パスタやピザなどのイタリアンには最高にマッチします。
また、ワインのように産地や栽培方法、収穫時期、品種によって異なる個性を味わうことが出来るので、お料理に合わせてオリーブオイルを選ぶのもおすすめです。
食べ方は、炒め物はもちろんこと、加熱せずにサラダのドレッシングとして、またパンの調味料として生で食べるとオリーブオイル本来の味わいがよりはっきりします。
エクストラ・ヴァージンオリーブオイルのような特に香り高いタイプはこの食べ方がおすすめです。
ちょっと贅沢ですが、オリーブオイルで揚げ物をすると、部屋中にオリーブオイルのまろやかな香りが広がります。
夏が旬のナスやピーマン、ししとう、オクラやトマトなどをオリーブオイルでからっと素揚げにすると、オリーブオイルが野菜にしみこみ、野菜の甘味やうまみを引き出してくれます。
ヘルシーな野菜をオイルで揚げるのはカロリーが…と思われ方もいらっしゃると思いますが、先ほどお話したオレイン酸は熱にも強いので、酸化しにくく脂肪がつきにくいので、むしろ他にオイルで揚げ物をするよりおすすめです。
さらに、トマトはリコピンという抗酸化作用がある成分が、オリーブオイルのビタミンEによってさらに高まり、老化予防、悪玉コレステロールの防止に効果があります。
夏野菜と爽やかな白ワイン、トマトを入れたお料理にはいつもより少し冷やして飲む果実味豊富な赤ワインなど。
夏のお料理には、たっぷりのオリーブオイルを使って、熱い夏を健康的に過ごしましょう。
おすすめのオリーブオイル
アルヴァ・オリーヴァ・ドリカ オレイコラ・アルヴァレス
アルバレス家は3代続くオリーブ農園で、ずっと女性が当主です。
3代目のインマ・クラーラさんは、オリーブ鑑定士カタドール(女性はカタドーラ)で、オリーブの栽培から加工、そして品質までオリーブのすべてに精通した職人。
そんなインマ・クラーラさんが造るオリーブは、農薬等化学性物質は一切使用しないオーガニック。
鮮度最優先で収穫した果実は、本当にすぐ絞るので、非常にフレッシュで高品質なオリーブオイルです。