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山派か、海派かと聞かれたら、私は断然山派‼
今年はぜひ北アルプスの方へ行きたいと思っています。
山で飲むワインは本当に気持ちよく、美味しく飲めますよ。
チリワインの生産者も推奨するパタゴニア
山好きの聖地と言えばスイス、グリンデルヴァルト(まるでアルプスの少女ハイジの世界です)が真っ先に上がりますが、最近絶景本などで見て、気になっている場所が南米のパタゴニア。
(アウトドアメーカーのパタゴニアはアメリカの会社ですが、地理的なパタゴニアは南米、アルゼンチンとチリの南端部にあります。)
南端部はほとんど南極。
うっかり旅行気分で出かけてはいけない場所です。
チリのワインの作り手に、「チリに行ったら必ず行くべき場所は?」と聞くと、必ず上がるのがこのパタゴニア。
皆この地域の素晴らしさを手振りを交えて興奮しながら話してくれます。
「道路がないから、馬で行かなければいけないんだ。そこで鹿を撃つ。」
「電気もなく、耳が痛くなるくらい静かで、星明かりで手元が見える。」
「ヴィンテージ100万年以上前(測定不可)の氷でウィスキーを飲むことができる。」
こんな風に、アウトドア好きな南米男が熱く語るので、いつか行ってみたい!と思うようになりました。
地球の反対側、遥か遠くなので、行く機会は一生で一度あるかないか・・・かもしれません。
でもまだ未開の地がある、というのはなんだかワクワクして楽しくなりませんか?
ワインに合う山ごはん
ワインに合う山ごはんでおすすめなのがアヒージョ!
「ワインに合うのはわかっているけど登山では大変じゃない?」と思われかもしれませんが、意外にもとっても簡単なんです!
エビやタコ、マッシュルームなどのきのこ類とニンンク、お好みでハーブなどをあらかじめ切ってすべてジップ付きの袋に入れておきます。
あとは現地で具材とオリーブオイルを鍋に入れてぐつぐつ煮込むだけ。
塩で味をととのえて、バゲットを添えたら完成です。
簡単ですが、見た目にもおしゃれで赤ワインにばっちり合います。
山の新鮮な空気にガーリックのきいたオリーブオイルの香りが食欲をそそります。
ぜひ、登山でワインのおともに。

おすすめのパタゴニアワイン
シャルドネ・シングル・ヴィンヤード フィンカ・パタゴニア
「地球で最も過酷な辺境の一つ」と呼ばれる南米最南端エリアで、その自然環境から農業には不向きな土地ですが、一部地域はぶどう造り、ワイン造りにとても適した条件を備えたワイン造りの新天地ともいうべき場所。
チリワインと言えば、ボリューム感のあるフルボディの旨安ワインという印象が強いですが、冷涼な南部のワインはフランス北部、ボルドーやブルゴーニュを彷彿とさせる緻密でエレガントなスタイル。
フィンカ・パタゴニアは、ブドウ栽培からワイン造りまで一貫して行うワイナリーで、サンティアゴより南に位置するクリコ県、サグラダ・ファミリアという町にあります。
畑は、農薬、化学肥料などを使わない極力自然なままの栽培「リュット・レゾネ」を行います。
醸造設備はもちろん、使用する樽にも拘り、フレンチオークはフランスのものを取り寄せて使用し、バニラ香が強いリッチな味わいを醸すアメリカンオーク樽も使用し、ワインに合わせて使い分けています。
フィンカ・パタゴニアのシングル・ヴィンヤードは、単一畑から取れるブドウを厳選して、その土地の特徴を表現する為に造られたシリーズで、果実の味わいをストレートに表現するため、 あえて樽は使いません。
そんなシングル・ヴィンヤードのシャルドネは、果汁をたっぷり含んだ採れたてのトロピカルフルーツやバナナの香りがあり、口に含んだ瞬間はすっきりコンパクトですがアルコールがやや高めなのでボディはしっかりしており、アフターはキャンディーのようなポップな芳香が口のなかに広がります。
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カベルネ・ソーヴィニョン・シングル・ヴィンヤード フィンカ・パタゴニア
シングル・ヴィンヤードは、単一畑から取れるブドウを厳選して、その土地の特徴を表現する為に造られたシリーズです。
果実の味わいをストレートに表現する為、あえて樽は使いません。
そんなシングル・ヴィンヤードのカベルネ・ソーヴィニョンは、カシスやブラックベリー、プラム、黒糖のような親しみやすい香りと、シダーウッド、ユーカリのような清涼感のある香り。
渋みは穏やかで、コクが感じられ、飲みごたえがある1本。
肉料理全般にお薦めですが、ワイン単体で飲んでもカベルネ種の特徴が感じられて美味しく飲めます。
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カベルネ・ソーヴィニョン・レゼルヴ フィンカ・パタゴニア
そんなフィンカ・パタゴニアが手掛けるカベルネ・ソーヴィニョンは、ブラックベリー、黒いイチジクの香りに、カベルネ種特有のカシスの芽の香り、シダーウッドの香り。
味わいには厚みがあり、果実の甘み、酸味、タンニンのバランスがとても良くスムースな口当たり。
滑らかな乳酸が感じられるので、赤身のお肉はもちろん、料理にもバターでコクを出したものや、チーズをたっぷり振りかけたミートソースなどもお薦めです。
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シャルドネ・グラン・レゼルヴ フィンカ・パタゴニア
シリーズ中最高の品質を目指して作る、特別なワイン。
16度以下の温度で澱と共にアルコール発酵から熟成までを一貫して行い、全ての工程は、フレンチオークの新樽の中で行います。
ナッツやカスタードクリームのような香ばしい樽香に、柑橘系、オレンジの花の蜜、パイナップル、リンゴ、パパイヤ、サンザシのような華やかで複雑な香り。
味わいにはボリューム感があり、最初やや強いと感じるも、徐々に落ち着き滑らかな口当たりになりました。
ほのかに樽や果実のタンニンを感じるので、火を通した魚介料理、エビやカニといった甲殻類の料理、鳥肉や豚肉など白身の肉料理などメインの食材と合わせたい1本です。














