- 2020.08.10
世界のワイン産地を危機に晒したフィロキセラとは
19世紀後半、ヨーロッパのワイン産地を壊滅的な状態に陥れたフィロキセラ禍。当時、フランスワインの生産量のじつに3分の2が、このフィロキセラによって失われ、多くのワイナリーが廃業においこまれました。そこで、本日はフィロキセラについてお話します。
ワインショップソムリエ ソムリエ手帳~ワインのおすすめ知識~
19世紀後半、ヨーロッパのワイン産地を壊滅的な状態に陥れたフィロキセラ禍。当時、フランスワインの生産量のじつに3分の2が、このフィロキセラによって失われ、多くのワイナリーが廃業においこまれました。そこで、本日はフィロキセラについてお話します。
ラベルに「Vieille Vigne(ヴィエイユ・ヴィーニュ)」という表記がされたワインを見たことはありますか?「樹齢の高いブドウ樹」という意味のこの言葉、なぜ、そんな言葉をラベルに書くのか?そのメリットとは何か?そこで、本日はヴィエイユ・ヴィーニュについてお話します。
ワインは、ブドウの糖分が発酵によってアルコールに変わるとてもシンプルなお酒。でも、同じワインでも赤ワインと白ワインではなぜ色が違うのか、それは、使われるブドウの品種と醸造法の違いによるもの。そこで本日は、ワインの醸造方法についてお話します。
「フランチャコルタ」というスパークリングワインをご存知ですか?日本ではあまり知られていないかもしれませんが、フランスのシャンパン、スペインのカヴァと並ぶイタリアの高級スパークリングワインなんです。本日は、イタリアの奇跡とよばれるフランチャコルタについてお話します。
ワインを飲むときに合わせる定番のおつまみといえば、チーズ、生ハム、ドライフルーツ…そんなおつまみと並んで、絶対に欠かせないのが、ナッツ類。さっと簡単に出せてコンビニでも購入できる一番お手軽なおつまみ。そこで、本日はあらゆるお酒のおつまみとも言えるナッツに合わせるワインをご紹介します。
残りのもののワインや、開けたものの自分の好みの味ではなかったワインなど、捨てるには惜しいし、料理に使うよりやっぱり飲みたいというとき、ベストな飲み方は、ジュースなどで割ってカクテルとして楽しむ方法。そこで、本日は本格的なワインカクテル、シンフォニーをご紹介します。
古代から現在に至るまでブドウとオリーブの産地として、ワイン造りに歴史のあるパレスチナ。イエス・キリストも飲んだとされるワインを復活させようと、古代からある固有品種でワインが造られています。そこで、本日はパレスチナワインについてお話します。
ウズベキスタンは、国民のほとんどがイスラム教徒ですが、飲酒に関しては比較的ゆるく、古くからワインは造られており、1860年代にウズベキスタンで初めてワイン造りが商業化され、パリとアントワープのワインの国際大会で賞を獲るほどウズベキスタンのワインは世界からも評価を得ていました。しかしながら、一時ワイン産業が衰退したことで、現在ではあまりワインの産地として知られることのないウズベキスタン。
フランス統治領時代にフランスの影響を強く受けたことで、ワイン文化としても強く残っており、カベルネソーヴィニヨン、シラーといったフランスでよく使われる品種が中心に栽培されてます。また、大きな山脈2つに挟まれた特有の地形で、乾燥した気候ながら、豊富な地下水がありブドウ栽培に最適な環境が揃っており、有機栽培の良質なワインが生み出されています。
北は北極圏と重なり寒い国というイメージも強いカナダですが、カナダワインの生産の中心地であるオンタリオ州は、北イタリアのトスカーナやフランスのブルゴーニュと同じくらいの北緯で、恵まれたテロワールがあり、ヨーロッパをはじめ世界中からワイン醸造家が移住してくるほどの人気の産地です。そこで、本日はアイスワインで有名なカナダワインについてお話します。