オーパス・ワンを手掛けたカリスマ醸造家の「日本の好きなものベスト3」

オーパス・ワンを手掛けたカリスマ醸造家の「日本の好きなものベスト3」
初夏のシュワっと爽快なワインが続々登場!

オーパス・ワンを手掛けたカリスマ醸造家の「日本の好きなものベスト3」

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当ワインショップソムリエの一番人気の醸造家である
パスカル・マーティ氏をお迎えした際に
インタビューした「日本の好きなもの」についてご紹介しましょう。

醸造家パスカル・マーティ

「オーパス・ワン」「アルマヴィーヴァ」、世界に名高い有名ワインを手掛けた醸造家

まずは、パスカル・マーティ氏について少しご紹介します。
当店をご利用のお客様は、ご存知の方も多いと思いますが、

パスカル・マーティ氏は、シャトー・ムートン・ロートシルトや
ダルマイヤックなど有名ワインを所有する
「バロン・フィリップ・ド・ロッチルド社」の醸造家
(昔はクオリティコントロールと呼ばれていたそうです)で、
オーパス・ワンやアルマヴィーヴァといった、
世界に名高い有名ワインを手掛けた人物です。

■パスカル・マーティ氏プロフィール
フランスのカタルーニャ地方出身。
1982年、ボルドー大学醸造学科を卒業。その後カリフォルニアでの研修を経てバロン・フィリップ・ド・ロッチルドに入社。
1983年から96年の間、ジョイント・ベンチャーである「オーパス・ワン」を造り上げるため、彼は1週間ムートンで働き、その後3週間をナパヴァレーで過ごす、という生活を繰り返すようになる。
1996年に、コンチャ・イ・トロ社とのジョイントベンチャー「アルマヴィーヴァ」のコー・ジェネラル・マネージャー兼醸造家として赴任を求められた。
それを受け、同年からアルマヴィーヴァの制作に取り掛かる。同ワインを造り上げた事とともに、畑、醸造所を整備し、必要な物を造り上げ、チリに本格的なワイン造りのシステムをもたらしたことも高く評価されている。

オーパス・ワンを手掛けたマーティ氏の日本の好きなもの第3位:車

日本はテクノロジーの国ですね。特に車、さすが世界最高峰の技術!
タクシーに乗るのは大好きです。
車内は静か、エンジン音もうるさくありません。
でも加速がスムースで驚きます。
仕事で一日に何か所も移動するのですが、
日本だとタクシーにのれば、一時リラックスし、心地よい時間を過ごせます」

毎回、取材やお得意様先回りなど過密スケジュール
になってしまい申し訳ない限りですが、
いつも積極的に応えていただき本当にありがたいです。

オーパス・ワンを手掛けたマーティ氏の日本の好きなもの第2位:和牛

やはりフランス人、牛肉は外しません。

ワギュウ、コーベギュウは世界最高の肉だ!
私は脂が多い部分よりも、赤身が多い方が好きです。
非常に柔らかく、口の中でとろけるよう。
こんな牛肉を届ける酪農家の人を、心から尊敬します」

和牛の料理を見ると、鋭い質問を浴びせてきます。
(おかげで、作り方や歴史などを調べ勉強になりました。)
そして、未知の料理に対しても果敢にチャレンジしていきます。

例えば「すきやき」
え、普通じゃないの?と思われたと思いますが、
実は海外の人は我々ほど生卵を食べません。

衛生面からも、日本は生卵が食べられる稀有な国。
だから私たちは卵かけご飯をいとも普通に口にいれますが
フランスで育ち、アメリカ、チリと赴任したマーティ氏にとって、
それは大いなる挑戦でしかありません。

割入れたばかりの卵に、牛肉をくぐらせ、そして…
彼は周囲を見渡してから、意を決め、ひるまず口にしました。
この年齢でも冒険を恐れない姿。
やはり、世界を股にかけて活動する醸造家という肩書は伊達ではありません!

(余談!)牛肉をこよなく愛するマーティ氏の肉とワインの合わせ方

第1位の前にちょっと余談を…
牛肉をこよなく愛するマーティさんに、ワインとの合わせ方を聞きました。
氏曰く「タンニンと牛肉の質感(噛み応え)に注目してください」との事。
タンニンとは渋みですが、
牛肉の肉質の柔らかさとタンニンを合わせるのが相性を考える上で大切だそうです。

赤身であれば重厚な左岸の若めのヴィンテージ。
サシのある肉ならば、ポムロールなどリッチな右岸。
また、ワインに合わせて肉を加工して合わせることもあるそうです。
カベルネ主体の重厚タイプなら、BBQも厚切りに。
反対に果実味たっぷりの味わいならば、
お肉はやや薄めにスライスするのが良いそうです。

お待たせしました。
それでは、パスカル・マーティ氏の日本の好きなもの第1位は…

オーパス・ワンを手掛けたマーティ氏の日本の好きなもの第1位:日本酒(純米大吟醸)

醸造家だけあって、未知のお酒に対する情熱はハンパではありません。

「ブラボー!!まるで高級白ワインのようなアロマ…
 いや、それ以上にピュアでボリューム感がある香り!
 ボディも素晴らしい!
全部お米から作っている?!信じられない!
魔法のようだ、蔵元に行きたい!」

とすごいはしゃぎよう。
料理を作る板長にまで、どんどん質問していきます。
「香りはエチル系だね?」なんていう専門用語まで出てきますから、
日本人だからといって、大きな顔をしてはいられません。

やはり酒造りは種類を問わず理解しあえる、学問なんですね。
負けないように勉強したいと思います。

作り方や酵母など、来るたびに勉強しているようで、
将来的には酒造りにも興味があるようです。
マーティさんがハチマキ巻いて酒造りしてる姿は、
なかなか様になると思います。

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